施設園芸と植物工場のいまとこれから
「施設園芸・植物工場展(GPEC)」は2010年の初開催以来、隔年で実施し、今回で5回目を迎えます。前回(2016年)は、国内外から215の企業・団体が出展。農業生産者を中心に40,424人が来場し、活発な情報交換・商談が行われました。
施設園芸や植物工場は、農業分野の中でも技術革新・新規参入が進む分野。その速度はまさに日進月歩です。
我が国の施設園芸の設置面積は、1999年をピークに、2014年までに約20%も減少しています。経営者の老齢化や災害を機に退く生産者の増加などが原因として挙げられますが、この間の生産量は減少していません。その理由は、単位面積あたりの生産量が20%以上増加しているためです。これは、各種センサーの低コスト化を受け、生産環境の見える化・データ化に基づく、よりよい栽培環境が構築できるようになった結果でもあります。
今後は、AI等を利用することで、統合環境制御技術がさらに進歩し、栽培環境の制御が自動化されれば、よりいっそう面積当たりの生産量が増加することが見込まれています。
施設園芸・植物工場の現在と、これからの姿を確認できるのが「施設園芸・植物工場展2018(GPEC)」です。
「施設園芸・植物工場展2018(GPEC)」
■会期:2018年7月11日(水)~同7月13日(金)
■開場時間:10:00~17:00
■会場:東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)
■主催:一般社団法人 日本施設園芸協会
■後援:農林水産省、経済産業省、全国農業協同組合中央会、全国農業協同組合連合会、農林中央金庫、(一社)全国農業会議所、(公社)全国農業共済協会、(株)日本政策金融公庫(順不同、一部申請中)
■共催:アテックス株式会社