店舗販売と通販 両方の良さを取り入れたスタイル

株式会社ベジオベジコは、デリバリーサービスのアプリ「ベジリー」と、東京都文京区根津にある八百屋「ベジオベジコ」2つの方法で野菜の販売を行っています。
「八百屋で直接お客さんとコミュニケーションを取りながら行う販売は、私たちが実現したかったことの一つです。一方でお子さんが小さくて出かけられない、足が不自由な方がいたりと、何かしらの理由があって『買いに行きたくても行けない』『もっと食にこだわりたいのにできない』という方にはアプローチできないのが課題でした。
今まで店舗販売だけでは対応できなかったもっと幅広い方々に、私たちのセレクトした青果や加工品を届けようと考えました。そして、八百屋とは異なるスタイルの『ベジリー』をスタートしました」。
デリバリーサービス「ベジリー」と、八百屋「ベジオベジコ」は、2017年1月から同時にスタートしています。「ベジリー」を運営するにあたって大切にしたのが、デリバリーサービスにおいても八百屋での対面販売と同じように、自分たちで直接お客さんの元へお届けできることです。そのためベジリーでは東京都内の一部地域に限ってですが、宅配業者は使わずにベジリーのスタッフが直接商品をお届けします。
店舗での対面販売と宅配サービスの良いところを取り入れながら、アプリを使って簡単に野菜が購入できる、新たなサービスが誕生しました。毎月、順調に利用者数は増加していて、その中でも小さなお子さんがいる家庭からの注文が多いと杉本さんはいいます。

「お母さんたちは、小さなお子さんが一緒だとなかなか外出できない事情があります。これまではあまり気にしていなかったけれど、子供が産まれてから食の意識が変わった方が多いようです。また、ママ友同士の口コミによるネットワークが広がって紹介されることが大きいです」。














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