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生産者の試み

“D (旦那都合)ターン”でも自分らしく 新天地で輝く農家の嫁の生き様

連載企画:宮崎に移住した農家の嫁日記

“D (旦那都合)ターン”でも自分らしく 新天地で輝く農家の嫁の生き様

最終更新日:2018年09月05日

UターンでもIターンでもなく、配偶者である夫の都合で、身寄りの少ない地域に移住する「D(旦那都合)ターン」。新規就農者の妻などが該当し、住み慣れた土地を離れ、新しいコミュニティに溶け込むことへの苦労も少なくありません。
夫がイチゴ農家として宮崎県日南市で新規就農した、渡辺茜(わたなべ・あかね)さんは、昨年7月に移住。イラスト制作やライティングの特技を活かして夫の農園を支えつつ、新天地で活躍の場を広げています。神奈川育ちの茜さんに、“Dターン”で輝く秘訣を聞きました。

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4コマ漫画で農家の日常を発信

旬を迎え、瑞々しく輝く「くらうんべりー」。パッケージのイラストと、通販時に同封する漫画は茜さん作

イチゴの旬真っ盛り。大きな粒が特徴の「くらうんふぁーむ」(=日南市北郷町)のイチゴも、市内のスーパーや直売所で、瑞々しく輝いています。独自ブランドイチゴ「くらうんべりー」のパッケージや、商品紹介のポップには、パステルカラーが目を引く可愛らしいイラストが描かれています。

「農産物の背後にあるストーリーを知ってもらいたい」と、収穫までの栽培の過程を漫画化し、インターネット通販時に同封して送るなど、親しみやすいイラストをツールに、農園のPRを行っています。

イラストと漫画を手掛けるのは、同園の渡辺茜さん。23歳で日南市北郷町へIターン就農した、夫・渡邉泰典(わたなべ・たいすけ)さんとの結婚を機に、昨年関東から北郷町へ移住しました。

【関連記事】軍資金20万円、無借金でIターン就農 若きイチゴ農家の名案とは

移住翌月、農家の日常をテーマに4コマ漫画を描き、ウェブサイト上で公開したところ、わずか2週間で2万PVを集めるなど反響を得ました。ほかにも、自園のウェブサイト制作・運営、看板の制作、動画編集・制作、PR用のLINEスタンプ制作…と、漫画やイラストのアウトプットは多岐にわたります。

4コマ漫画『初収穫編』

宮崎に移住した農家の嫁日記

最近は農園のサポートに留まらず、外部から制作依頼も受けるようになりました。

実は茜さん、宮崎県内でただ一人の「チョークアーティスト」プロ資格保持者でもあります。チョークアートとは、黒い板に載せた画材を指でぼかしながら少しずつ色を重ねることで、立体的で温かみのあるイラストを描く技法で、カフェの看板などに添えられています。

初めは泰典さんの知人経由で、県内の飲食店の看板やメニューボードの制作を受注していました。次第に、「店頭で見て気に入ったので、うちにも作って欲しい」と、別の飲食店からも注文が入るようになりました。

そのほか、都内の大手求人広告会社での勤務経験を活かし、ライターやディレクターとして日南市などから仕事を請け負うなど、活躍の場を広げています。

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