バラを栽培する上での注意点
バラは寄生する病害虫や病気が、季節によって異なることが特徴として挙げられます。葉裏から感染することが多く、黒星病やべと病は早期の発生を見落とすと、水や風を伝って胞子を飛ばし感染を広げていくため十分な対策が必要になります。
薬剤を使用する際は、葉裏を重点的に散布することが重要ですが、病気や虫によって適した薬剤が違うので注意が必要です。
バラがかかりやすい病気
黒星病(くろぼしびょう)
水ジミのような斑点状の病班が発生し、次々に落葉させてしまうバラの代表的な病気。病班は雨や風を伝って胞子を飛ばし感染していくので見落とすと被害が拡大します。
20℃を超える暖かい季節は病原菌が蔓延しやすいため、こまめに観察し、被害部分を見つけた場合すぐに取り除くことがポイントになります。また、定期的に薬剤を散布し、症状の拡大を抑えましょう。冬季はバラの落ち葉や残渣(ざんさ※)を好むため、土に置かず焼却処分してください。
※残渣 溶解・ろかなどのあとに残った不溶物
べと病

べと病の症状が出ているキュウリの葉
葉の表面に黄色い病班があらわれ、裏面には白いかびを生じさせる病気。朝になると葉裏から胞子を飛ばすことも特徴の一つです。結露などにより湿度が高いとバラの組織に病原菌が入り込みやすくなり、さらに被害を拡大させるため注意が必要です。
枯れた葉の中では生息できませんが、土中では卵胞子の形で10年以上も生き残るため多発するようになります。発生が広がらないうちに、定期的に薬剤を散布し未然の対策を取るようにしましょう。