珍しい野菜や、産学連携商品も豊富に
商談展示会として、まだ見慣れない新しい商品も多くPRされていました。
皮が茶とオレンジのストライプ模様のペポカボチャもその一つ。「北海道和寒町で町をあげて作っていますよ」と展示の男性。実ではなく種を食べるタイプのカボチャです。種を形そのままに混ぜて焼き上げられたクッキーは香ばしい味わい。種そのままでも、おつまみのナッツのように美味しくいただけます。
また、野菜だけで作られた出汁をPRしていたブースも。「女子栄養大学との産学連携で生まれたのですよ」と展示企業の女性が教えてくれました。
他にも、種苗メーカーが新たに開発した野菜を紹介していたり、食品加工会社が取り扱う鮫を目の前で解体しながら紹介したりと、一次産業的な面白みを工夫しながらPRしていました。業界関係者を対象としていますが、きっと一般の消費者にも楽しめるはずの展示となっていました。
セミナーステージやバイヤー大学で知識習得も
さらに「FOOD TABLE in JAPAN 2018」は、業界企業や業界団体、大学教授などによるセミナーステージに加え、食品バイヤーに向けたチーズの見分け方や食肉の知識を伝えるバイヤー大学など、知識を得られる場でもあります。
ディスカッションは進行と同時に、話した内容とその英訳がスクリーンに映し出されていくなど、バリアフリーなセミナーになっていました。
美味しさに込められた想いを伝える場として
食にまつわる国内最大級の商談展示会として、食べ物の美味しさを伝えることに力を入れ、その美味しさを支えるための商品ラインアップは当たり前。味覚以上に、その安全性やストーリーを訴える企業や団体が数多く出店していたのが印象的でした。日々活動する中で培った物事との出会いの場として、「FOOD TABLE in JAPAN 2018」は盛況に幕を閉じました。
次回は2019年2月13~15日に、同じく幕張メッセでの開催が予定されています。
FOOD TABLE in JAPAN 2018