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新宿の舞台で農業の魅力をPR 噂のイベントスペース JA東京アグリパーク(2/2)

新宿の舞台で農業の魅力をPR 噂のイベントスペース JA東京アグリパーク

「こんなイベントスペースができるのを待っていた」。
全国各地のJAや食品関連団体が、あったらいいなと思い描いた理想の舞台が、2017年4月、日本最大のターミナル新宿にオープンしました。その名もJA東京アグリパーク。週替わりで「農」や「食」に関するイベントを開催し、毎日平均1,000人が来場。2017年はのべ20万人が訪れました。
心を込めて育てた農産物や、わが町の農業の魅力を、よりたくさんの人たちへPRするのに、これほどぴったりの場所はありません。農や食に携わる人ならぜひ活用してみたいJA東京アグリパークのバックステージを紹介します。

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いろいろ使えるイベント空間

JA東京

JA東京グループ共有の広場

JA東京アグリパークはJA東京グループ共有の広場であり、年間を通じて都内のJAのイベントを定期的に行っています。
それと共に農産物の試食や販売を通して、東京の農業(都市農業)の重要性について情報を発信する役割を担っています。具体的には農地の有効活用などの課題を取り上げ、提示することで、入場者に農業への理解と支援を求めています。

出店団体の目的・企画に合わせて自由に活用

もちろん東京以外のJAも利用可能です。それだけでなく、自治体が主体となって観光PRを行ったり、JAの活動に理解と共感を示す各種食品関連団体が出店者になるなど、その団体の目的・企画に合わせて自由度の高い活用ができます。

農・食ビギナーの貴重な実践の舞台

「調理学校の生徒さんのいちごドレッシング、いちごソースが新鮮な驚き。一種の職場体験にもなったようです」。
同じく広報担当の奥田康穂(おくだやすほ)さんが挙げてくれた印象的なイベントは、2018年最初の企画だったJA東京中央会主催の「いちごフェア」。前述の学校の生徒たちが参加し、いちごの調味料を使った料理を披露して来場者も大喜び。
また、東京の新規農業者のグループ「ネオファーマーズ」も自分たちの作った野菜をここで販売するなど、若い人たち・新しく農・食の仕事に取り組むビギナーにとって、自分の力を試す貴重な実践の舞台になっています。

精鋭スタッフ5名で運営

この週替わりイベントスペースを運営するスタッフはわずか5人。年間50種近いイベントの企画・管理・運営・広報に携わり、現場のサポートまでこなします。
今日の現場の雑事をやりつつ、メディアの取材に対応し、ホームページやブログを更新。来週の準備をしながら、数カ月先の企画を練るといった具合で、常に仕事に追われる日々ですが、彼らは「もっと認知度を上げて、ぜひここを新宿の新しいランドマークにしたい」と元気に語っています。

身近な場所で、食と農に触れられる価値

新宿には仕事で来ている人、あるいは遊びに来ている人が圧倒的多数派ですが、自宅へ戻れば彼ら・彼女らの大半は一介の生活者。
「私の地元は〇〇だけど、こういう野菜はどこで売っているの?」。
そうした質問は毎日のようにスタッフに寄せられます。
「JA東京アグリパークで初めてJAの直売所があるのを知った」。
そうした声もこれから増えていくことでしょう。
身近な場所で、食と農に触れられるJA東京アグリパーク。インターネット経由であらゆる情報が手に入る時代。だからこそリアルに見て、触って、味わえるイベントの価値が上がっています。農業に興味を持つなら、ぜひこの新しい情報発信拠点に注目し、より有効な活用法を見出してほしいと思います。
 
JA東京アグリパーク
写真提供:JA東京中央会

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