スマホで一瞬に計測!養豚家の負担を減らす「ブタの体重推定アプリ」 – マイナビ農業

マイナビ農業TOP > アグリテック > スマホで一瞬に計測!養豚家の負担を減らす「ブタの体重推定アプリ」

アグリテック

スマホで一瞬に計測!養豚家の負担を減らす「ブタの体重推定アプリ」

スマホで一瞬に計測!養豚家の負担を減らす「ブタの体重推定アプリ」

2018年04月02日

伊藤忠飼料株式会社は、ブタの体重を外見から推測する「目勘(めかん)」の技術をアプリ化した『デジタル目勘』を、NTTテクノクロス株式会社と共同で開発しました。測定方法は、ブタをスマートフォンのカメラで撮影するだけ。誰でも熟練者レベルの目勘ができるといい、ブタの体重測定の労力軽減が期待されています。伊藤忠飼料株式会社の福永和弘(ふくながかずひろ)さんに話をうかがいました。

  • LINE
  • twitter
  • facebook
  • Google+
  • Hatena
  • Pocket

熟練者の目勘をアプリ化した『デジタル目勘』

ブタ

目勘とは、業界用語でブタの外観から体重を推測すること。一頭ずつ体重計に乗せて測定する方法と比べると労力や時間がかかりませんが、長年の経験と熟練した技術が必要とされています。加えて、人によって測定値が異なるため、正確な体重を安定して割り出すことが困難です。

しかし『デジタル目勘』なら、スマートフォンのカメラでブタを撮影するだけで、誰でも簡単に熟練者レベルの目勘ができるのです。

「開発のきっかけは、入社後の研修でブタの体重測定を行ったことでした」と福永さん。100キロを超えるブタを体重計に誘導するのは容易ではなかったため、福永さんは、まずはブタの体重を測定する必要があるのかを調べました。

「日本では、食肉を出荷する際、枝肉重量・背脂肪の厚さ・外観・肉質などによって、極上・上・中・並・等外の5等級の格を付ける『格付』が存在します。そこで一定の体重範囲に収まらない食肉は、価値が下がってしまいます。

ですが、大規模な農家さんだと飼育数も多いため、1頭ずつ測定する時間がありません。そこで、どのように測定しているのか調べたところ、目勘で体重を推定し、出荷していると分かったのです。

目勘なら、ブタを体重計に乗せる必要もありません。そしてIT技術で実現すれば、農家の省力化や経済性の向上に繋がると考え、『デジタル目勘』の開発を企画しました」。

その後、伊藤忠飼料株式会社は、ITの農業活用に積極的で画像解析技術に強い、NTTテクノクロス株式会社を開発パートナーに迎え、本格的に『デジタル目勘』の開発に乗り出したのです。

1 2 3

  • LINE
  • twitter
  • facebook
  • Google+
  • Hatena
  • Pocket

関連記事

カテゴリー一覧