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意欲ある農業者が語り合う「次世代農業サミット」開催

意欲ある農業者が語り合う「次世代農業サミット」開催

2018年04月16日

公益社団法人日本農業法人協会が主催する「第3回次世代農業サミット 集まれ!ニッポンの次世代農業者たち」がこのほど、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催され、全国各地から160人を超える法人経営者、法人化を目指す農業者などが集いました。若手農業者のネットワーク構築や次世代農業の創造・発展を目的に、2日間にわたって行われたサミット。初日は「販売戦略」、2日目は「農業生産」をテーマに、基調講演とパネルディスカッション、グループディスカッションを実施。参加者それぞれが抱える課題の解決や将来展望について、白熱の議論が展開されました。

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経営発展を目指す農業者の交流機会

公益社団法人日本農業法人協会(山田敏之会長)が主催する「次世代農業サミット」は、協会に属する法人に限らず、経営者や法人化を目指す農業者の情報交換、交流の機会として企画され、2017年春、夏に続き、2018年春に3度目を開催。2日間のスケジュールの中で、「販売戦略」と「農業生産」の2つのテーマについて、それぞれ基調講演とパネルディスカッションを行ったほか、5、6人規模のグループ討議や意見交換の時間を設け、参加者同士が発言しあうプログラム。

聴講するだけでなく、自らも発言することで、様々なアイデアや考え方、課題の捉え方などに触れ、参加者それぞれが視野を拡げる機会となるサミットは、回を重ねるごとに参加者が増え、今回は137名の農業者と29名の農業関連団体・企業関係者、併せて166名が、会場となった東京ビッグサイトに集合しました。

先輩農業者から聞く経営体験談

1日目のテーマは「販売戦略」。

石川県白山市で米の生産・加工・販売を行う株式会社六星の輕部英俊(かるべ ひでとし)社長が基調講演に登壇。「六星の販売戦略のポイント」と題した講演は、稲作が中心だった同社が、なぜ、六次産業化を推進し、加工品の製造・販売に至ったのか。米産地としてのブランド力が弱い石川県の強みを「独特の食文化」と捉え、モチを中心にした加工品や、和菓子、弁当の製造・販売に舵を切ったターニングポイント、地域との連携や今後の海外展開など、幅広い話題を提供しました。
その後は、輕部氏、山田会長と、茨城県稲敷市でレンコンを生産する株式会社れんこん三兄弟の宮本貴夫(みやもと たかお)社長によるパネルディスカッション。販路拡大にともなって、煩雑化する受発注や在庫管理業務への対応も販売戦略の一側面。膨らむ業務量への対策として、宮本氏が自社で導入したWEBシステムを紹介しました。受注や在庫管理、発送の管理はもちろん、請求書の発行までを一貫して行うシステムを導入した際のメリットは会場中の共感を得た様子。さらに利用価値を高めるための改善点などのアイデア、取り扱い作物や経営規模によるシステム導入の向き、不向きなどの議論が交わされました。

2日目のテーマ「農業生産」。

基調講演は、鹿児島県志布志市で契約栽培農産物や飼料の生産、農業コンサルティングを行う株式会社さかうえの坂上隆(さかうえ たかし)社長が登壇し、自身の体験に基づく生産性の向上に対する考えを披露。今取り組むべきシステムや作業の効率化と、将来を見据えた人材や情報のマネジメントの重要性など、農業経営者が考慮すべきポイントを、先輩経営者の立場で参加者に伝えました。
坂上氏に山田会長、長野県南牧村でホウレンソウ生産する株式会社アグレスの土屋梓(つちや あずさ)代表が加わったパネルディスカッションは、人材の登用の仕方や、業務規模拡大への対応など、参加者にとって身近な課題に。会場からの質問も多く、関心の高さがうかがえました。

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