農業人志望、料理人志望の若者を繋ぐイベント
農業者と料理人。どちらも美味しい料理を作り上げるために欠かせない存在です。
両者を将来の職として志望する学生が集まり、水田を舞台として調理と田植え体験を行うイベント「水田レストラン」が行われます。両者が意見交換をする場を作ろうと、地元の農園「どろんこやさい」と全日本学生料理協会が主催し、参加者を募集しています(2018年4月17日現在)。
開催のきっかけは、農業を志す若者と調理を学ぶ若者の交流が皆無に等しいという課題を越えて、切磋琢磨する同業種志望の仲間だけでなく、将来的に協働事業を行う仲間を早期から見つけて欲しい、という主催者の思いでした。
同イベントでは、主催する若手新規就農者・大坂宇津実(おおさか・うつみ)さんの水田で地元食材を使った調理、収穫などの農作業、就農者による講演などを泊まりがけで行います。講師を務めるのは、2017年から篠山の特産品を含めた多品目野菜を栽培する大坂さんと、全日本学生料理協会の代表で、テーブルウェアやキッチンウェアから作れる料理人を目指し、京都造形芸術大学でデザイン学、芸術哲学を学ぶ三木俊輝(みき・としき)さん。農家のこだわりを料理に盛り込む方法を学び実践する、というユニークなワークショップもあります。