創業381年!歴史ある月桂冠に学ぶ高品質な日本酒の造り方 – マイナビ農業

マイナビ農業TOP > マーケティング > 創業381年!歴史ある月桂冠に学ぶ高品質な日本酒の造り方

マーケティング

東京

創業381年!歴史ある月桂冠に学ぶ高品質な日本酒の造り方

創業381年!歴史ある月桂冠に学ぶ高品質な日本酒の造り方

最終更新日:2018年09月25日

2013年12月、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことは記憶に新しいところです。そんな和食の魅力をいっそう引き立てる酒として、日本酒の存在は世界中で認知されるようになりました。数々の酒蔵が酒造りに取り組むなか、寛永14(1637)年創業、京都市伏見区に本社を構える月桂冠株式会社は品質第一を掲げて全国の消費者へ高品質な酒を供給しています。今回は、月桂冠 総務部広報課の田中伸治(たなかしんじ)さんに、酒造りにおける品質向上のための取り組みについて話を伺いました。

  • twitter
  • facebook
  • LINE

多くの「日本初」を生み出した月桂冠の酒造りとは?

月桂冠

寛永14(1637)年。後に月桂冠となる酒屋「笠置屋」は、初代 大倉治右衛門(おおくらじえもん)の手によって京都伏見で創業されました。江戸時代のなかば頃からは、米の不作や飢饉により、米を使う酒造りが冬場に制限されるようになりました。また、酒造りに科学技術が導入されていなかったため、全国の蔵で乳酸菌の混入による酒の腐造が相次いでいました。

一代で事業規模を100倍に。日本の酒造りにおける大倉恒吉の活躍

11代目当主 大倉恒吉(おおくらつねきち)が酒蔵を継いだ明治時代。東京を中心とした人口増加や高度経済成長に伴い、高まる酒の需要に対応するため蔵の数を増やした恒吉は、洋式帳簿への記帳を試行し、経費の管理や投資の効率化を図りました。酒の取引量はみるみる膨れ上がり、恒吉は事業規模を一代で100倍にまで拡大することに成功しました。その背景には、酒造りの品質向上のための科学技術の導入がありました。

日本酒メーカー初の研究所を創設

酒造りにおける技術改良の必要性を痛感していた恒吉は、大蔵省醸造試験所の鹿又親(かのまたちかし)技師から教えを仰ぎ、最新の研究や分析の手法を学びました。そして、明治42(1909)年1月10日、日本酒メーカー初の研究所「大倉酒造研究所」を設立し、酒を腐らせる乳酸菌の抑制、また加熱殺菌の条件を科学的に確立しました。

さらに、明治44(1911)年には、日本で初めての「防腐剤なしの壜詰(びんづめ)酒」を商品化することに成功しました。その後も数々の科学技術を酒造りに導入することにより、月桂冠の酒の品質は飛躍的に向上。伏見の地の酒としての評価しかなかった月桂冠は、一躍、銘酒として全国に知れ渡るようになりました。

1 2 3

関連キーワード

シェアする

  • twitter
  • facebook
  • LINE

あなたにおススメ

タイアップ企画

関連記事

カテゴリー一覧