米作り体験スポットで体験できること
最近の子どもは、お米がどうやって作られているのか知らないことが多いそうです。「玄米ってなに?」「お米は収穫してもすぐ食べられないの?」「田んぼに水を張るのはなぜ?」こういった子どもたちの質問に、正確に答えられる大人は果たしてどれくらいいるでしょうか。
米作り体験では、お米のできる工程を学ぶことができると同時に、生産者と触れ合い、土を触り、自分の手で作物を育てることで、食の大切さを身をもって経験することができます。農林水産省も推奨しており、小学校や中学校の課外授業に採用されることもあります。
食育を考える家族や、お米がどうやって作られているのか改めて学びたい大人に、日々の仕事の疲れを癒やす効果も期待できる関西の米作り体験スポットを紹介します。
関西近辺の米作り体験スポットまとめ
アグリパーク竜王(滋賀県)
アグリパーク竜王では、滋賀県蒲生郡竜王町の美しい空気と自然の恵みに触れながら、米作りを体験することができます。
5月に田植え、9月に稲刈りの体験教室があり、両方でも稲刈りのみでも、都合に合わせて参加することができます。どちらも土に触れて食べ物を育てる喜びを実感した後、おにぎりと豚汁、お茶でホッと一息つける嬉しい特典があります。
アグリパーク竜王
住所:滋賀県蒲生郡竜王町山之上6526
TEL:0748-57-1311
URL:http://www.biwa.ne.jp/~aguri-p/taiken.html
利用料金:
田植え・稲刈り両方体験:大人3,500円、小中学生2,000円、幼児1,000円
※大人の方のみ1名につき新米2kgプレゼント(稲刈り時にお渡しします)
稲刈り体験:大人2,500円、小中学生1,000円、幼児500円
※大人の方のみ1名につき新米2kgプレゼント
信貴山のどか村(奈良県)
信貴山のどか村では、古代米を使った昔ながらの手作業の田植えが経験できます。土に触れて、昔の人がどのような手間をかけてお米を作っていたかを知ることは、子どもの食育にも、大人の知見を広げるためにも役立ちます。
のどか村ではニワトリ・イヌ・ヤギもおり、動物好きのお子さんにもぴったりの農場です。
信貴山のどか村
住所:奈良県生駒郡三郷町信貴南畑1-7-1
TEL:0745-73-8203
URL:http://www.sigisan-nodokamura.com/
利用料金:入園料:大人(中学生以上)600円(12~2月は300円)、子ども(4歳~中学生)350円(12~2月は100円)
※田植え体験はお問い合わせください
サイバータウン仰木の里(滋賀県)
サイバータウン仰木の里では、「もち米プロジェクト」という活動を行っています。もち米プロジェクトは、棚田の遊休田の活用や、仰木地区の地域のふれあいの輪を広げることを目的に2004年に発足しました。
田植え・稲刈り・しめ縄作り・餅つきやそば打ちなど、子どもから熟年層まで楽しめる様々な活動を年間を通して行っています。
サイバータウン仰木の里
住所:滋賀県大津市仰木の里
問い合わせ:公式ホームページ内の問い合わせフォームより
URL:http://oginosato.jp/circle/motikome.html
利用料金:年会費制/家族会員1万円、個人会員5,000円
ゆめ倶楽部21(和歌山県)
ゆめ倶楽部21では、和歌山県内にある里山の大自然の中で米作りを体験することができます。のどかな風景の中で昔ながらの田植えと稲刈りに挑戦できます。
また、希望によっては農家への民泊で本格的な田舎暮らしを体験することもできます。里山でゆったりと心の休暇を取ることができるのが魅力です。
ゆめ倶楽部21
住所:和歌山県日高郡日高川町土生160
TEL:0738-23-9511
URL:http://yumeclub21.hidakagawa.jp/taiken/
利用料金:1,100円
※原則として米作り体験は10人以上での受付です。
兵庫楽農生活センター(兵庫県)
兵庫県楽農生活センターでは、安全・安心な「コウノトリ育む農法」によるお米作りを親子で体験することができます。
6月に田植え、7月に田んぼの生き物観察と除草、8月にかかし作り、10月上旬に稲刈り、下旬には新米を飯盒炊さんする収穫祭と、一年を通してお米作りを体験することができ、親子でお米ができるまでの苦労や手間を楽しく学べるのが魅力です。
兵庫楽農生活センターでの親子農業体験教室は、兵庫県在住の小・中学生とそのご家族が対象です。
兵庫楽農生活センター
住所:兵庫県神戸市西区神出町小束野30-17
TEL:078-965-2651
URL:https://hyogo-rakunou.com/13_event.html
利用料金:お米作りコース 1家族1万3,000円
関西でお米作りが体験できるスポットを5ヶ所紹介しました。「米」という文字は、米作りに八十八の手間と苦労がかかることからできたとも言われています。お米が作られてから食べられるまでには、想像以上の手間と時間がかかっています。
私たち日本人の主食であり、毎日の食卓に欠かせないお米のこと。知っているようで知らない人も多いと思いますので、一度こうしてお米作りに触れてみることは素晴らしい体験になるでしょう。まずは5月の行楽がてら、田植えにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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