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将来独立を目指す方歓迎! 北海道「とかち村上牧場」でスタッフ募集

将来独立を目指す方歓迎! 北海道「とかち村上牧場」でスタッフ募集

帯広市内から車で40分。十勝エリアの北部に位置する上士幌町にあるのが「とかち村上牧場」です。以前は規模拡大を志向して巨大なロータリーパーラーを導入しましたが、5年ほど前に、方針転換。ロータリーパーラーをやめ、“フリーストール牛舎”(放し飼い方式)と“つなぎ牛舎”で搾乳するスタイルに切り替えました。なぜ、拡大路線を転換したのでしょうか。「とかち村上牧場」副代表の村上智也(むらかみ ともや)さんにお話を伺いました。

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原点回帰で、拡大路線を転換

以前は550頭を飼育。搾乳の際には、くるっと回る巨大なロータリーパーラーを使っていました。現在は、“フリーストール牛舎”と“つなぎ牛舎”で400頭を飼育し、搾乳するスタイルに変更。規模拡大する酪農法人が増える中、逆方向へかじを切ったのはなぜなのでしょうか。

村上さんは「規模が大きくなると、搾乳担当は搾るだけ、給餌担当は餌やりだけ、除糞担当は掃除だけと、分業せざるを得ないです。僕も含めスタッフも牛も、だんだん消耗してきて、酪農をしている感じがしなくなりました。牛乳生産工場みたいだなって」と当時を振り返ります。

このままでは長続きしないと感じた村上さんは、父親に代わって経営を主導するようになると、原点回帰を図りました。

村上牧場には“フリーストール牛舎”のほか、5棟の“つなぎ牛舎”があります。“フリーストール牛舎”では、複数名のスタッフが手分けして牛の世話をしているので、チームワークを大切にしています。一方、“つなぎの牛舎”は、1人のスタッフが1棟の牛舎を担当。45頭の牛を管理します。

村上さんは、「この牧場では基本的なことから覚えていき、一通りの流れを学ぶことができます。新規就農と同じ環境で模擬的にトレーニングできます」と話します。

先輩は全員 未経験からのスタート

スタッフは現在17名。うち6名が外国人技能実習生で、カンボジアの方とベトナムの方が在籍しています。残り11名が日本のスタッフで、地元の上士幌町から通っている1人を除き、皆、敷地内にある単身者向けのアパートに住んでいます。

「全員、未経験からのスタートです。高校や大学で酪農を勉強してきた人もいません。牛に興味がある、牛が好きという人であれば大歓迎です」と村上さんは、呼びかけます。

牛の世話の仕方によって乳量や乳質も変わってきます。半面緊張もありますが、スタッフ皆お互いの存在を意識しながら、励まし合い、切磋琢磨できる環境が「とかち村上牧場」にはあります。

子牛の誕生の瞬間に立ち会うなど、日々研さん

「新しいことに挑戦できる環境です。その分、責任も自覚しています」と話すのは、青柳淳一(あおやぎ じゅんいち)さん。札幌市出身で「とかち村上牧場」で働いて6年目。今はスタッフをまとめるマネージャーを務めています。

実家の近所に牧場があり、酪農をしている同級生がいたことから、この仕事に興味を持ったそうです。お姉さんが「とかち村上牧場」がある上士幌町で暮らしていた縁で、スタッフに加わりました。

ITを駆使 いち早くスマート農業実現へ

昔ながらの“つなぎの牛舎”で飼育する一方、最先端のIT技術を導入しているのも「とかち村上牧場」の特徴です。いち早く使い始めたのは、クラウド牛群管理システム「ファームノート」。乳牛の情報をクラウド上に保存し、スマートフォンで管理することができます。

今までは、調子が悪そうな牛がいたら、一度事務所に戻り、牛のこれまでの記録を見て対処方法を考えていたそうです。しかし「ファームノート」が導入されたことで、「牛がいるその場で、スマートフォンを使って、これまでの記録を検索できるので、時間のロスがありません。また、牛の様子を撮影してクラウドに上げておけば、スタッフと情報共有もできます」と村上さんは、その利点を教えてくれました。

スタッフは全員、スマートフォンを携帯しています。気付いたことはその場で記録し、常に情報を更新しています。昨年9月からは牛の首にセンサーをつけて、発情や反すうの数値をチェックできるようにし、病気の早期発見に威力を発揮しているそうです。

数値はグラフ化され、表示されるので、誰が見ても一目瞭然。村上さんの指示を待たずにスタッフが自主的に牛の様子を見に行くようになりました。村上さんは、「反すうの数値が落ちれば、体調が悪い証拠。重篤化する前に早めに治療することができる」と話します。

後継者育成 酪農家目指す方を応援

「自分の牧場の規模を拡大したいというよりも、人材を育てて、酪農人口や農家戸数を増やしたい。だから、うちの牧場でトレーニングして技量を身に付けた人には、のれん分けみたいにしてどんどん独立してもらいたいです。最近は複数の酪農家が合併して法人化するスタイルが増えているけれど、それだと地域のコミュニティは縮小していきます。だから僕は、地域の酪農家をたくさん育てて、グループとして大きくなっていくのが目標です」と、村上さんは話します。

メガファーム、ギガファームとは逆方向を目指す村上さんは、酪農家の戸数が減り続けていることに危機感を抱いています。

「酪農の魅力は、自分なりに創意工夫すれば、所得が増えることです。いつかは自分で独立してみたい、という人にも来てほしい」と村上さん。

酪農後継者ではなくても、未経験者でも、これから酪農に挑戦してみたいという方をお待ちしています。
一緒に「とかち村上牧場」で働いてみませんか。

とかち村上牧場
住所:北海道河東郡上士幌町字上士幌東3線336-11
電話番号:090−2697−1481

HPはこちら

2018年12月19日の記事もご覧ください。牛を個別に管理するシステム『ファームノート』についてご紹介しています

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