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ICTで水田管理が飛躍的に向上! 注目を集めるSEKISUIの『水(み)まわりくん』

ICTで水田管理が飛躍的に向上! 注目を集めるSEKISUIの『水(み)まわりくん』

最終更新日:2018年10月17日

おいしいお米づくりには水田の水管理が必要不可欠。しかし、水管理に費やす総労働時間は田植えや収穫に費やす労働時間よりも多く、それらの負荷が原因でこれまで農業経営の規模拡大が難しいとされてきました。そんな中、積水化学工業から水管理の作業時間を大幅に省力化できる、ICTを活用した次世代の水管理システム『水(み)まわりくん』が2018年1月22日に本格発売されました。今回は実際に『水まわりくん』を導入している滋賀県野洲市の中道農園に導入の経緯やメリット、使用感などを伺いました。

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画期的な水管理システムを商品化。米農家の省力化に大きく貢献!

近年、農家数および農業従事者の減少や高齢化により荒廃地や耕作放棄地が増加し、担い手農家への農地集積が大きな課題となっています。国も農地制度を改正するなどさまざまな農業構造の改革を推進していますが、稲作の規模拡大はなかなか思うように進みません。その大きな障害のひとつが水田の水管理作業の負荷とも言われています。

水管理は、水田を巡回して水張状況を目視で確認し、手作業で給水栓の開閉を行い、水位をコントロールします。おいしいお米を栽培するためには欠かせない作業ですが、水田の規模が大きくなればそれだけ見回りに要する時間も長くなります。たとえ夏の炎天下でも長時間の屋外作業が避けられないため、農家にとっては大きな負担となっているのです。

水田の水管理作業の救世主『水まわりくん』は充実の機能を備え、満を持しての発売となりました。

そんな中、国の政策として水田の多くを占めている「開水路」から水管理の容易な「管水路(パイプライン)」化を進める動きがあります。積水化学では、水田の水管理の負荷を大幅に削減する、ICT技術を活用した水田の水管理システム『水(み)まわりくん』の開発にいち早く着手。2015年度から全国各地の水田で多くの実証実験を繰り返し、2018年1月22日に他社に先駆け本格的に発売を開始しました。これまで水位や水温などの情報をモニタリングできるタイプのものはありましたが、ICTを活用して水位をコントロールできるものはなく、小型化されたボディも相まって画期的な商品として注目を集めています。小型化の実現は同社製の水田用給水栓『エアダスバルブ』だから可能だといいます。『エアダスバルブ』は小さい力で開閉操作が可能で、また、ゴミ詰まりもしにくい独自の構造となっています。


上の写真が積水化学製の水田用給水栓『エアダスバルブ』。下の写真のように『エアダスバルブ』の上部に『水まわりくん』を設置して制御します。

多機能・自動化で水管理を柔軟にサポート

『水まわりくん』は、『エアダスバルブ』の上部に設置する制御装置で、バルブの自動開閉を可能にする製品です。太陽電池で動作し、水田への給水の周期や開始時間、給水時間、長さ、バルブの開度を任意に設定し、バルブの自動開閉のスケジュール管理ができます。さらに、水位を感知するセンサーにより上限水位に達した際にバルブを自動で開閉が可能。スケジュール管理と水位センサー管理を連動させてバルブの開閉を管理できるため、水田の水が特定の水位に達したら給水を停止することも。例えば、雨天時における必要以上の給水防止や、品質や収穫量の低下につながる恐れのある高温障害の対策として、夜間かんがいも可能です。

5つの特徴を備え水管理を効率化しています。

用途で選べる3つのタイプ

この商品には、本体のダイヤルで各種設定を行う「タイマー型」、本体付近でスマホ画面から設定できる「リモコン型」、インターネット回線を通して自宅や外出先からスマホ・PC・タブレットで遠隔監視・操作できる「遠隔操作型」の3つのタイプがあります。遠隔操作型は、給水計画や操作状況の記録の情報をクラウドサーバーに蓄積し、日間・週間・月間でグラフ表示できるなど、水管理を見える化しています。

『水まわりくん』導入の最大のメリットは、給水栓の開閉のために水田に行く回数を減らして水管理作業を大幅に省力化できること。農作業の負担を軽減し、大規模化による収量UPや高品質生産が図れます。


タイマー型、リモコン型、遠隔操作型と用途に合わせて選べる点もポイントです。

【ユーザーレポート】スマホによる遠隔操作で水管理時間がグ~ンと短縮!

今回訪問したのは、滋賀県野洲市にある中道農園。先祖代々農家を営み、米作り一筋200年。甲子園球場の約4.5倍(18万㎡)という広大な土地で、10年以上農薬を使わずに無農薬有機栽培や自然栽培でお米を作り続けています。

滋賀県野洲市の広大な土地で約200年にわたり米を生産し続けている中道農園。

「水田が広大なうえ、無農薬栽培では水管理が除草対策としてとても重要なため、10年前に大半の圃場に他社製の水管理システムを導入しました」と本郷さん。しかし、管理機能はタイマーのみで、ボディもステンレス製で重く、かなり大きい…という不満を感じていたそうです。

遠隔操作で作業効率が飛躍的にアップ!

自動給水栓『水まわりくん』を導入したのは2016年の春頃。『水まわりくん』はコンパクトで低価格、何よりICTを駆使した製品であることに魅力を感じたそうです。
「とにかくスマートフォンで遠隔操作ができることがありがたかったですね。遠い水田を見回りに行くには車で往復30~40分かかります。すべての水田の水の状態を見て回るには1日仕事になることも。『水まわりくん』は、スマートフォンから遠隔で給水スケジュールを設定しておけば、自動で給水してくれます。水位もセンサでコントロールしてくれるので、急な雨でも安心。また、バッテリー切れやモーターの過負荷、水位の上限時や下限時(オプション)にはアラートで通知が届きます。休日でも自宅にいながら気になる水田状況を把握できるので、時間はもちろん、気持ちにも余裕が生まれました」と本郷さん。

自宅にいながら状況を確認できるようになったので、時間も気持ちも余裕が持てているそうです。

スイッチの切り替えだけで設定ができる操作性も二重丸!

本郷さんは『水まわりくん』の遠隔操作で水管理をするようになってから、見回りの時間や回数が大幅に減り、圃場管理において水管理以外の仕事ができるようになったそうです。「今後は『水まわりくん』の台数を増やしてさらなる効率化を図り、高品質な無農薬栽培のお米作りを実現していきたいですね」と農業への意気込みを笑顔で語ってくれました。

「今後はもっと無農薬栽培でのお米作りを突き詰めていきたい」と語る本郷さん。

積水化学工業株式会社

『水まわりくん』の詳細情報はこちら

中道農園のホームページはこちら

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