北海道のカントリーサイン探訪①<日本一&最北編>
広大な大地で、農業を基幹産業とする市町村の多い北海道。「日本一」や「最北」の冠を持つ市町村のカントリーサインをまとめました。
・遠別(えんべつ)町
日本最北の水田がある町。遠別町によると、「水稲」の水田としても世界的に最北であろうと考えられるのだそう。メロンの栽培も盛んです。
・北竜(ほくりゅう)町
ヒマワリの作付面積が日本一の北竜町。「ひまわりまつり」を開催するなど、まちおこしに活用しています。青空の下の広大なひまわり畑は、まるで映画のワンシーンのよう。
・足寄(あしょろ)町
日本一広い面積の町。町名に入った「足」をモチーフにしたキャラ「アユミちゃん」が持つ、雨宿りに便利そうな作物は「ラワンブキ」。全長3メートルにもなる日本で一番大きなフキで、全国のうち足寄町内でのみ栽培されています。
・喜茂別(きもべつ)町
羊蹄山麓高原地帯の澄んだ空気と清らかな水を活かして、日本で初めてアスパラを耕作した地が喜茂別町。アスパラのふるさと小包は、全国一の発送量。
・北見(きたみ)市
北見市はタマネギの生産量が日本一!国内総生産量の2割を栽培・出荷しています。ラグビーやカーリングといったスポーツも盛んで、ラグビー・トップリーグのプロチームの合宿場にもなっています。
北海道のカントリーサイン探訪②<ゆるキャラ編>
北海道産の新鮮な野菜たち。擬人化によって息を吹き込まれ、生き生きとおらが町をPRするキャラクターたち登場!そんなほっこり系カントリーサインを集めました。
・厚沢部(あさっぶ)町
メークイーン発祥の地の厚沢部町。縦長の顔を持つ「おらいも君」は街のイメージキャラクターです。
・倶知安(くっちゃん)町
丸い顔に帽子を被り、スキーを楽しむのは「じゃが太くん」。帽子は羊蹄山をイメージしているそうです。戦後には良質な男爵薯(だんしゃくいも)栽培を通して、ジャガイモの一大産地として全国に名を馳せました。
・上砂川(かみすながわ)町
菌床しいたけ収穫量が全道一タイ。町のマスコット「し~たん」の名前には、「炭(たん)」鉱の町として栄えた同町が、「椎(し~)」茸という新たな味方を得て歴史を重ねていく…という願いが込められています。
・愛別(あいべつ)町
こちらも町のキノコのマスコット「あいちゃんマン」。笑顔でドライバーを振っていますが、飛距離が気になるところ。全道一のキノコの里として知られ、4,000人分のジャンボきのこ汁を振る舞う「きのこの里」フェスティバルが、9月に開催されます。
・和寒(わっさむ)町
あっさりとしたしょうゆ顔に好感度が持てるトマト君は、町で盛んなスポーツ・クロスカントリースキーに励んでいます。特産品はトマトジュース。密かに、カボチャの作付け面積・収穫量が日本一だそうです。
・佐呂間(さろま)町
毎年9月、カボチャをテーマにした「シンデレラ夢まつり」が開催される佐呂間町。道内各地から集まるジャンボカボチャの重量コンテスト、世界のカボチャの博覧会など盛り沢山。
ちなみに、サロマ湖で採れる特産品のホタテを手にしたカボチャの「ももちゃん」が町のイメージキャラなので、このキャラの正体が気になります。
番外:由仁(ゆに)町
どうしても由来が気になってしまったので、番外編でお届けしたいのが、ムカデのキャラ。町民が夏休みに行うレクリエーション「ムカデ競争」が由来だそう。町を流れる夕張川支流の「ヤリキレナイ川」が独特の名称で有名なほか、トルコギキョウ、食用ほおずきの栽培が盛んです。
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キャラクターのインパクトがなかなか強かったので、後編では北海道の美しい光景をカントリーサインにおさめた、<美景&新鮮フルーツ編>からスタートします!
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