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『ルミネアグリマルシェ』から、10年後の自分を作る心豊かな都会の生活を

『ルミネアグリマルシェ』から、10年後の自分を作る心豊かな都会の生活を

2018年の春に始動した『ルミネアグリプロジェクト』。このプロジェクトの一環として行っているマルシェは、JR新宿駅新南改札外の広場に各地の野菜や果物が並び、都会に「旬」を届けてくれます。春、夏に続いて待望の秋のマルシェが9月15日(土)から隔週で始まりましたが、いよいよ10月26日(金)から11月4日(日)までの開催で最後となります。ルミネが大切にしているのは生産者とお客さまのつながり。生産者の人柄や個性に触れられるのも魅力です。一足先に、マルシェを企画する『ルミネアグリプロジェクト』の担当者二人と一緒に、山梨から自慢のシャインマスカットを積んで初出店する若手ぶどう農家を訪ねました。

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山梨の若手ぶどう農家が作るシャインマスカットは芸術品

新谷慶太さん。今年はぶどう作りを始めて3回目の収穫になります。

甲府盆地の東側。豊かな扇状地に果樹園が広がる山梨市に、新谷慶太さん(新谷農園代表)のぶどう畑はあります。初秋の青空の下、ぶどう棚には大粒の実をたわわにつけたシャインマスカットが収穫の時を待っていました。東京のアパレル会社に勤めていた新谷さんが亡父のぶどう園を継いだのは3年前。海外でも人気の品種、シャインマスカットに特化して栽培しています。同じように2年前に家業を継いだ丸山桂佑さん(甲斐のぶどう屋)は高校の同級生。こちらは広告業界からの転身です。

丸山桂佑さん。新谷さんの後に農家に転身しました。

26歳の2人が目指すのは、地域農業のブランディングです。「ライフスタイルとしての農業」「ビジネスとしてのぶどう作り」を伝えたいと2人は言います。そのベースとなる栽培技術を磨いてきました。地域には果樹栽培試験所やアグリマスター制度などの研修の場もあり、周囲はみんなベテラン農家。まだまだ新米農家の2人にとって、教わるのに事欠かないこの環境はとてもありがたいそうです。

頭上に広がるシャインマスカットでできた天井。葉のすき間からこぼれる陽の光が幻想的です。

ぶどうの品質を左右するのが摘粒(てきりゅう)です。収穫の約2カ月前、ぶどうの粒が小さいうちに、何万もの房の一つひとつにハサミを入れて、1房に30~35粒を残します。

「房の肩(上部)を残す作り方もありますが、僕はお尻(下部)を残します。粒を抜く手間がかかりますが、玉の張りがよく味もよくなるんです」と新谷さんはこだわりを話します。冬場に行う剪定は翌年の収穫を左右します。収穫後の梢を1~2芽のみ残して短く切る「短梢剪定」に対して、5~10芽を残して長く伸ばす「長梢剪定」でぶどうの木を強くのびのびと育てています。ぶどう栽培はクリエイティブな仕事。作り手によって房の顔つきが異なります。

天候に恵まれた今年のシャインマスカットは「上出来!」とのこと。『ルミネアグリマルシェ』に来るお客さまの反応が楽しみです。

生産者とお客さまの出会いを、マルシェがつくる

織田久美子さん。新谷さんと丸山さんとの出会いは約2年前。

新谷さんと丸山さんに秋の『ルミネアグリマルシェ』への出店を勧めたのは、バイヤーの織田久美子さん(ヴァインヤード代表取締役)です。地元山梨の優れた果物や野菜、グルメをセレクトしたネットストア『甲斐国物語』を運営し、作り手と食べ手をつなぐ流通のコーディネーターとして活動をしています。

「『ルミネアグリマルシェ』は、生産者がお客さまのところへ行って対面で販売できる素晴らしい活動です。うれしい意見も、厳しい意見もあるかもしれませんが、生産者にはそういう場が必要です。これから山梨の農業を担う若い二人に出てほしいと思いました」と織田さんは話します。

作物に実際に触れながら、今年の出来についてや実が成るまでの思い出話などに花を咲かせます。

首都圏でファッションビルを運営するルミネが『ルミネアグリプロジェクト』を立ち上げた思いを、メンバーの廣田真木さんは、次のように話します。

「ルミネの理念は『the Life Value Presenter』。お客さまに豊かなライフスタイルを提案することです。ファッションは今日の自分をつくりますが、食べ物は10年後の自分をつくります。その食を20~30代の女性をターゲットに持つルミネが提案することは意味のあることだと思っています」

『ルミネアグリマルシェ』三つのこだわりを、廣田さんに挙げてもらいました。
・平日開催
「普段の食生活に野菜や果物を取り入れてほしいので、土日開催のイベントではなく平日・仕事帰りに野菜や果物が買えるような、日常の中にあるマルシェであることを意識しています」

・夜8時まで開催
「働く女性が仕事帰りに立ち寄れるように、平日は夜8時まで開催します」

前回の様子。生産者の方の元気な声が広場に響きます。

・生産者とつながる
「買い物はコミュニケーションが大切。生産者さんが直接販売するので、おいしい食べ方などを教えてもらったり、食に興味を持つきっかけになったりしてほしいです」

廣田さんもターゲットと同世代。担当になったことをきっかけに食生活を豊かにしたいと、冷蔵庫を空っぽにしてマルシェを楽しみにしているそうです。

新しい農業のスタイルを創造する力になろう


春、夏のマルシェでも、生産者とお客さまの交流がたくさん生まれました。ルミネアグリプロジェクトの東島樹理さんが、出店時のエピソードを聞かせてくれました。

「毎朝トマトを買うサラリーマンがいたり、プレゼントに果物を買っていく方がいたり。思いがけない多様なニーズをお客さまから教えていただいたことが大きな発見になりました。それを知って、まだまだやれることがあると生産者さんが言ってくださったことはとても嬉しかったです」

右が廣田真木さん。左が東島樹里さん。プロジェクトでは生産者の元を直接訪れることを心掛けているそうです。

東島さんはこう続けます。

「ルミネでは店舗で働くスタッフに対して、単に商品を販売するのではなく、スタッフ自身のファンになってまた来店していただけるような“感動接客”をお願いしています。同じように生産者さんにもいろいろな思いや背景があって、その人生に触れるだけでも新しい発見です。このぶどうは新谷さんや丸山さんが摘粒して作ってくれたんだと思いながら食べたり、ぶどうは房の上のほうが甘いと教えてくれたなと思い出しながら食べたりすると、それだけでも心が豊かになるのではないでしょうか」

「それがライフバリューです」と廣田さん。マルシェはプロジェクトの中の一つの取り組み。ゆくゆくは生産者とコミュニティーを作ってお客さまを生産者のもとへ案内するツアーも企画したいそうです。

世界最大の乗降客数を誇るターミナル駅だからこそ、マルシェに立ち寄る人も多様です。

「それは僕たちもやりたかったこと。『農業なんて』と下を向いている大先輩の農家さんもいますが、別の分野から入ると農業の魅力に気づきます。農業って大変なことも難しいこともたくさんありますが、その分やりがいがあるんです。そんな魅力が伝わるような農業を実践して、若い生産者を山梨に呼び込むモデルケースになりたいです」と、丸山さんは抱負を話します。

「興味のある人に現地の畑で農業に触れてもらうインターンシップのような活動もしたいです。山梨県の農家の平均年齢は70歳以上なので、若い僕たちが同世代の就農希望者に農業を教えて、楽しさを知ってもらいたい。農業はファッションとも近い関係。ファッションや音楽などのカルチャーとリンクできたら楽しいですね」と、新谷さんも夢を語ってくれました。

9月15日(土)に始まった秋のマルシェですが、いよいよ10月26日(金)からの開催が最後となります。今回取材した新谷さんは9月22日(土)、23日(日)のマルシェに出店しましたが、これから出店するみなさんも夢やこだわりを持った素敵な方々です。食欲の秋の今、おいしい食べ物と魅力的な生産者に会いに行きましょう。

開催概要
日時: 9月15日(土)~9月24日(月・祝) <終了しました>
   10月5日(金)~10月14日(日) <終了しました>
   10月26日(金)~11月4日(日)
   (平日13:00~20:00 土日祝11:00~18:00)
場所:JR新宿駅新南改札外 Suicaのペンギン広場

甲府盆地を一望できる山の中腹あたりにも、新谷さんのぶどう畑はあります。

マイナビ農業特典!『ルミネアグリマルシェ』でお買い物をされたお客さまにプレゼント!

秋の『ルミネアグリマルシェ』で商品を税込2500円以上ご購入いただいた方に、ルミネオリジナルのレトルトカレーをプレゼント。
まいたけと鴨肉とたけのこがごろっと入って、柚子胡椒がぴりりと効いたスパイシーなキーマカレーです。
マルシェ出店事務局「We Agri」にて「マイナビ農業を見た」と店員にお声がけいただき、税込2500円以上(合算可)のレシートをお渡しください。
(※レトルトカレーのプレゼントは期間中お一人様一つとさせていただき、無くなり次第終了となります。)

 


●株式会社ルミネ●
http://www.lumine.ne.jp/
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マルシェ出店に関するお問合せは下記メールアドレスから
lumine_agri_marche@japan-agrigate.jp

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