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『トレファーム®』による介護付き・仕事付き高齢者向け住宅の開発が、高齢者の生きがいづくりに大きく貢献!

『トレファーム®』による介護付き・仕事付き高齢者向け住宅の開発が、高齢者の生きがいづくりに大きく貢献!

最終更新日:2018年10月05日

東レ建設株式会社の農業施設『トレファーム®』は、作業者負担が少なく、特別な農具や機材を必要としないため、誰でも本格的に農業に取り組める施設として注目されています。昨年度からスタートした、神奈川県の社会福祉法人伸こう福祉会と取り組む「仕事付き高齢者住宅」モデル事業には、今年度からはカゴメ株式会社も加わり、経済産業省の健康寿命延伸産業創出推進事業のもと、新たにスタートしようとしています。同事業で農業に初めて取り組んだ高齢者施設の思いは? 体験者の感想は? 現地をレポートしました。

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農業の新しい可能性を生み出す、東レ建設の『トレファーム®』

東レ建設株式会社が提供する『トレファーム®』は、栽培地を高くすることで腰をかがめることなく、農作業の負担が軽減できる施設。また、砂栽培のため特別な農具や機材は必要なく砂遊び感覚で作業ができることから、高齢者や障がい者、農業初心者の方々でも楽に、安全に、そして楽しく農作業に取り組めます。2016年にはUR都市機構の調査委託を受け福岡県宗像市にある日の里団地に『トレファーム®』を設置。子どもから高齢者まで幅広い層が楽しく農業に取り組めることから、団地のコミュニティ形成に、また高齢者の生きがいづくりに貢献するという実績を上げています。

こうした実績もあって、経済産業省が提唱する「仕事付き高齢者向け住宅」のモデル事業に取り組む社会福祉法人伸こう福祉会(神奈川県横浜市)が、昨年、その中の1施設「クロスハート湘南台2番館」で『トレファーム®』を導入。要支援・要介護の高齢者の方であっても、楽しく農業に取り組める『トレファーム®』を導入することで、施設の利用者を対象に、野菜の生産や販売に”仕事”として取り組んでもらうユニークな取り組みをスタートさせました。

伸こう福祉会の農場「クロスハートファーム」では、車いすでも作業可能です。

無理なく楽しく仕事ができる喜びを――

伸こう福祉会の担当者である品質管理室・荒川多恵子さんにこの取り組みについてお聞きしました。
「以前から法人は、ホームのご利用者のちょっとした収入になることがないかと考えていました。80歳以上となるとなかなか難しいのですが、農業なら可能性があるかもしれないと考えていたところ『トレファーム®』に出会ったのです。もともと介護施設では体操やカラオケなどの“アクティビティ”を実施しています。こうしたアクティビティとは別に、農作業を”仕事”として行うことで、社会に関わる喜びも得られるのではと考えました」

「ご高齢者の仕事への意欲が予想以上に高かったことは驚きでしたね」と伸こう福祉会の荒川さん。

無理なく、参加者のペースで作業できるよう配慮

作業は1回30分、週2回行い、途中でお茶の時間も設けています。『トレファーム®』には自動かん水システムがありますが、あえて人の手で作業するパートを残し、無理なく仕事に就いていただくよう工夫しているそうです。参加者の作業は苗の植え替えや収穫などが中心。ハウス内ではその方の健康状態に合わせて作業してもらうよう配慮しています。作物の種を撒く『播種(はしゅ)』や収穫した野菜の袋詰めなど施設内でできる作業もあるので、気軽に参加できます。初年度はレタス、ルッコラ、スイスチャード、マーシュなど回転の早い葉物野菜を中心に栽培し、収穫した野菜はイオン藤沢店の店頭で、参加者と施設職員一丸となって販売しました。

ルッコラは施設の食材にも。人気上々でした。2回目の販売時には「美味しかった」とリピーターさんも!

荒川さんはこう続けます。
「自分たちで育てた野菜を自分たちで販売することに“仕事”としての満足を感じていただけたようです。農業というのは、共同作業を通じてコミュニケーションが生まれるだけでなく季節や天候を肌で感じられるので、ご利用者の健康寿命を延ばすことに役立ちます。少ないながらも出た収益は参加者で分配しました。将来的には、”介護が必要だからではなく、仕事ができるから施設に入居する”という発想が出てくるかもしれませんね」

参加者の方々は「楽しみながら仕事ができるのが良い」と口を揃えます。

「野菜を育てることの喜びが感じられました」~体験者の声

実際にこの事業に参加された方にも感想を伺いました。取材を受けてくださった畔柳さんはなんと98歳。実にお元気にお話ししてくださいました。
「農場では車椅子でも、立ったままでも楽に作業できます。自分たちで種を蒔き、育て、収穫する。そうして採れた野菜の味は格別です。買ってくる野菜とは新鮮さがまるで違うと感じ、野菜を育てることの喜びも感じることができました。さらにイオン藤沢店での販売会にも参加。お客様の評価も上々でしたし、何よりお客様と交流できることが楽しかったです。今後はもっとたくさんの方に参加していただき、野菜の種類も増やしていけたらいいですね」

インタビューに応じてくださった畔柳さん。右は農作業のワンシーン。

農業には人を輝かせる力がある

伸こう福祉会のもう一人の担当者、柿木さんはこう話します。
「ご利用者は一人ひとりが介護を必要とされている方たちですが、自ら働きかける、必要とされるということにとても喜びを感じていらっしゃいます。農作業を通して一人ひとりが輝いていくのがわかるんです。それを目にすると職員としてもうれしいし、やりがいにもなります。ADL(Activities of Daily Living=日常生活動作)は低くても、”仕事ができる”ということが『トレファーム®』の最大の良さだと思います。これからはこうした喜びが地域へと広がっていけばよいなと思います」

「ご利用者様一人ひとりが輝いていくのを見るのは大きなやりがいにつながります」と柿木さん。

『トレファーム®』が作り出す新しい可能性

どうやら『トレファーム®』で作られているのは、野菜だけでなく生きていく自信やつながりかもしれません。何歳になっても人は輝かくことができる――。『トレファーム®』はそれを思い起こさせるきっかけにもなっているようです。

楽しい農作業が経験できる「クロスハートファーム」では新しい参加者を歓迎します。

【『トレファーム®』についてはこちら】
※現在のWebサイトについては10月上旬にリニューアルを予定しています。

東レ建設株式会社 トレファーム事業推進室
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-6-5 ツカモトビル9F
TEL03-5205-3867
お問い合わせはこちらから

社会福祉法人 伸こう福祉会
https://www.shinkoufukushikai.com/

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