そもそも病気はなんのために起こるの?
野菜づくりで何か問題がおきた時に、僕はまず「その問題は自然の中でどんな役割・意味があるのか」を考えます。自然にある全てのものには意味があり、どんなものも「生態系を豊かにする」という共通の目的に向かって何かしらの役割を果たしています。そこから考えることで、その問題の本質を捉えることができ、根本的な解決に近づくことができるからです。
それは病気のように厄介そうなものであっても同じです。僕は自然界の中で病気は「浄化・排泄」の役割を持っていると考えています。つまり栄養素だったり、水分だったり、微生物だったり、何かしら滞りがあるとそれを壊し、分散して流れをまた生み出すことが、病気がこの世に存在する意味です。なので、畑の中に滞りを生まない、新陳代謝を良くする、循環を作り出すことを意識しながら、どう対応したら根本的な解決に向かうのかを考えていきます。