野菜で雑草を防ぐ!? 下草栽培のススメ【畑は小さな大自然vol.22】
公開日:2018年12月20日
最終更新日:
こんにちは、暮らしの畑屋そーやんです。畑づくりの際の大変な作業の一つが「草取り」ですよね。雑草が成長しすぎると野菜の生育を邪魔してしまうことがあるため、特に野菜の近くに生えている雑草はこまめに取り除かなければなりません。しかし、逆に野菜の周囲に別の種類の野菜を先に生やすことで、雑草が生えないようにする栽培方法があるのです。これを使うことで雑草を抑えられ、しかも小さいスペースで野菜がたくさん収穫できるようになり、見た目も華やかになります。プランターでも実践できる家庭菜園にぴったりの方法ですので、ぜひ試してみてください。
下草栽培とは?
レタスの根元に下草としてルッコラや水菜を植えている
下草栽培とはその名前の通り、メインとなる野菜の根元周りに下草として野菜の種をたくさんばらまいて育てることです。こうすることで、野菜の根元から本来生えてくるはずの雑草よりも先に野菜が生えてくるため、雑草が生えにくくなります。この方法は無肥料栽培の師匠から教えてもらったのですが、「下草栽培」という名前自体は僕が考えた造語です。芝草などの植物で地表を覆い、雑草を生えにくくするグランドカバープランツと発想は似ていますが、畑の中でしかも野菜を使うところが今までにない大きな特徴となります。