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日本一寒い街、北海道陸別町の北斗牧場。乳牛も分娩しないと乳が出ないことを知っていましたか?

日本一寒い街、北海道陸別町の北斗牧場。乳牛も分娩しないと乳が出ないことを知っていましたか?

東北海道のほぼ中央に位置する陸別町。周囲を山々に囲まれた盆地状になっているため寒暖の差が激しく、真冬は最低気温-30℃にもなります。日本一寒い町として知られ、星空の街にも選定されている、そんな素敵な田舎町にある『北斗牧場』。冷たく澄んだ空気と、降ってきそうな満点の星空のもとで優しい牛たちと一緒に暮らしませんか?

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人も牧場も常にチャレンジアップ

約60年前に工藤社長の父親が始めた酪農業。幼いころから牛と過ごし、高校卒業後には後継者として働き始めました。平成4年には父親から経営を受け継ぎ、牛が自由に動き回ることができる構造のフリーストール牛舎や搾乳作業の効率を上げるミルキングパーラーを新築させるなど設備投資を行い、出荷乳量を増やしていきました。

平成10年には有限会社として従業員2名を採用し、新たなスタートを切った北斗牧場。
現在では従業員7名が在籍し、工藤社長と奥様の啓恵さんとともに耕作面積125ha、牛600頭(経産牛350頭、育成牛250頭)を管理、飼養しています。今年もパーラーの改築や乾乳舎の新築など精力的に牧場を拡大。さらなるチャレンジアップを続けています。

「チャレンジ精神!」「 分業化しない」「一貫飼育」「循環型農業」

北斗牧場の特徴は「何といっても社長のチャレンジ精神」従業員はみなさん声をそろえます。昔から、新しい技術に誰よりも早く挑戦してきた工藤社長。人工授精を獣医さんに頼まず自ら行ったのも、その精液をデータに基づき相性を調べて選択するようにしたのも、当時は全国的にも珍しかったとか。最近の新たなチャレンジとしては、より優秀な乳牛を生み出すべくゲノム検査を始めたことです。

搾乳、除糞、給餌に加え、授精や助産まですべての業務を、分業化せずに従業員全員が担当するのも北斗牧場の特徴であり、魅力のひとつ。「酪農にかかわるすべての仕事を何でもできるようにする」というのが工藤社長の方針だそうです。全員が状況を把握しマメに相談しあうことで、牛により良い環境を提供するのが狙いです。また当然従業員のスキルアップにもつながり、北斗牧場での経験を経て新規就農していった従業員もいるそうですよ。

北斗牧場では、牛に自分たちの手で人工授精を行い、産まれた仔牛は外部に預けたりせず、自分たちの手で大切に育てています。牛は本来臆病な動物ですが、こうして健康状態や性格を把握、ケアをしながらたっぷりの愛情を注ぐため、北斗牧場には優しく人懐っこい牛が多いと言います。牛舎は常に清潔に保ち、牛が自由に過ごせるスペースを確保するなど、ストレスが少ないよう配慮もしています。また、牛の排泄物を資源としてデントコーンなどを栽培し、それを牛が食べるといった循環型農業を実践しているのも特徴のひとつです。

未経験でも大丈夫 新規就農希望者も大歓迎

北斗牧場で働くお二人にお話しをうかがいました。
中川さんは香川県小豆島出身。子供の頃から動物が大好きでしたが、仕事は接客業を選択。しかし動物にかかわる仕事がしたいという気持ちが、自分の中にあり続けていたと言います。酪農に憧れて覗いた求人サイトから、初めて就業体験したのが北斗牧場でした。社長をはじめ従業員の皆さんの人柄に惹かれ、すぐに入社を決断したそうです。
主に哺育を担当しているそうですが、搾乳や授精などさまざまな業務を手伝っているとのこと。中でも大型特殊免許を取得できたのが嬉しかったそうで「もともと運転は苦手なんですけど、重機に乗ってる私はかっこいいって思います(笑)」と充実しているようでした。入社当時33歳、まったくの未経験だった中川さん。「最初は何もできませんでしたが先輩方の支えのおかげで今では何とかなってます。年齢や経験はあまり気にせず、興味があればチャレンジしてほしいです。努力していればきっとみんな応援してくれますよ」とエールをくれました。

藤本さんはもともと陸別町民。父親が農業に従事していたこともあり、幼いころから農業の道に進むことを決めていたそうです。隣町の美幌高校農業科を卒業後、地元で評判の良い北斗牧場に入社しました。藤本さんの牛への愛は牧場内でもトップクラス。将来は父親とともに牧場を経営するのが目標で、今は夢に向かっての修行中だそうです。もうすぐ入社2年。大好きな牛と触れ合いながら牧場経営を基礎から学ぶこともできて、毎日が本当に幸せだと言います。

趣味は釣りだそうで、仕事が夕方までの日は近所にニジマス釣りに行ったり、休日は網走まで出かけてサケ釣りをしたり。定期的に大型連休ももらえるので、家族で釣り旅行に出かけることもあるんだとか。大物が釣れたら社長宅にお裾分けしたりもしているそうですよ。
幸せオーラいっぱいの藤本さんですが、「若者の農業離れには危機感を感じている」そうです。「ファームステイや子供の農業体験などの活動にも興味があります。農業は本当に楽しい。その魅力を多くの人たちに知ってもらいたいです」と熱く語ってくれました。

就業体験制度で、酪農家への一歩を支援

北斗牧場では、規模拡大にともない新しい仲間を募集しています。工藤社長が求めるのは「とにかく牛に愛情を注げる人」。もちろん未経験の方も大歓迎です。酪農に興味はあっても実際に自分に合う仕事かどうか、不安な気持ちは当然です。北斗牧場では就業体験制度を設けています。「まずは酪農という仕事を肌で感じてほしい」という工藤社長。体験は3日間を目安に相談可能で、その間は社長宅での宿泊となりおいしい食事付きです。交通費半額支給などで酪農家への一歩を支援します。
実際に就業の際には、牧場から車で2分ほどの距離にある社宅に住むことができます。2LDKで家族でも入居が可能。ペットもOKだそうです。また大型特殊免許の取得が可能、各種社会保険や賞与、昇給も完備しているので安心して長く働くことができます。田舎町ではありますがコンビニエンスストアや飲食店もあり、車さえあれば生活に不便はしません。

「現在は分業化しない方針ではあるが、必要なら将来的には考えていきたい」という工藤社長。「従業員の希望や能力を見極め、応援はするが無理はさせないように臨機応変、適材適所。総合力で良い牛を育てていきたい」と経営者としての方針を語りながら、従業員への思いやりも覗かせました。

有限会社北斗牧場
住所:足寄郡陸別町字トマム南4線109番地10
TEL:090-3897-3100 (担当:工藤)
mail : hokuto.farm.bebe@gmail.com

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