いま改めて発泡スチロールに注目! 抜群のエコ資材を農業界でさらに生かすには?

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いま改めて発泡スチロールに注目! 抜群のエコ資材を農業界でさらに生かすには?

いま改めて発泡スチロールに注目! 抜群のエコ資材を農業界でさらに生かすには?
最終更新日:2019年03月27日

あなたは発泡スチロールにどんなイメージをお持ちですか。家電製品の梱包材? 水産物を運ぶ箱? 実際これらの用途は多く、選ばれているだけの理由があります。家電製品や水産品は温度湿度や衝撃にデリケートで、発泡スチロールが向いているため。これは農産物にも同じことが言えます。実は農業との相性も良い発泡スチロール。環境への配慮やコスト面でもメリットがあるなど、知っているようで知らないその特性と可能性に迫ります。

今さら聞けない?発泡スチロールの5つのキホン

発泡スチロールについては知っているようで知らないことも多いでしょう。まずはそのキホンについて紹介します。

【1】発泡スチロールって何からできているの?

発泡スチロールは石油製品から作られるポリスチレンの粒(ビーズ)が原材料。これに蒸気を当てて多くは50倍にふくらませます(発泡)。これを金型に入れて形を整える(成形)ことでできあがります。容積のうち98%が空気のため、とても軽い資材です。

98%が空気という軽量素材です。

★発泡スチロールの軽さがよく分かる動画はこちら★

【2】発泡スチロールの特性は?

発泡スチロールには大きな特性が2つあります。

1つ目が断熱性です。発泡スチロールは、空気を含んだ発泡ビーズがハチの巣のようにいくつもつながっています。この言わば、独立した「小さな空気の部屋」がいくつもあることで、熱が伝わりづらくなっています。その断熱効果は1957年には南極基地の断熱材としても使用されたほど。現在でも住宅の断熱材に使われています。

★発泡スチロールの断熱性がよく分かる動画はこちら★

2つ目が緩衝性です。「小さな空気の部屋」は一つひとつが空気のクッション。衝撃はそこで吸収されるため、発泡スチロールは高い緩衝性があります。頑丈であることから、道路を作る際の盛土材に発泡スチロールが使われることもあります。熱を通しづらく衝撃に強いという2大特性に加え、水を通さず軽くて成形しやすいことが発泡スチロールの特性です。

★発泡スチロールの緩衝性がよく分かる動画はこちら★

【3】発泡スチロールどんな場面で使われている?

農業用途では青果を運ぶための容器にも使われている

発泡スチロールには幅広い用途があります。2017年の出荷実績によると、54.2%が水産や青果などの容器に使用されています(発泡スチロール協会調べ)。さらに家電製品の緩衝材、また建材・土木資材としても使用されます。日常生活でも見かけられ、身近な資材だと言えるでしょう。

全体の半数以上が容器として使用されています。

【4】健康や環境への影響はあるの?

発泡スチロールには環境ホルモンが含まれていません。また、主成分は炭素と水素のため、完全燃焼すれば炭酸ガスと水になり、ダイオキシンなどの有害ガスは発生しません。ただし、不完全燃焼すれば黒い煙(スス)が発生するため、他のゴミと同じように市区町村の分別基準に沿った廃棄が必要です。

【5】使い終わったらどうすればいい?

2009年から常に85%以上と高いリサイクル率

発泡スチロールはリサイクルが可能です。リサイクル率は90.4%(2017年同協会調べ)。プラスチック製品としての再商品化や固形燃料としての活用など、さまざまな用途に再利用されています。このように高いリサイクル率は、発泡スチロールの多くが企業による事業系廃棄物としてされるから。つまり水産品を運ぶ箱であれば卸売市場で、家電製品であれば設置時に回収した家電量販店や小売店で、大型機器の緩衝材であれば各工場で処理しているのです。
また、リサイクルの半数以上が”マテリアルリサイクル”といって、プラスチックの原料として再利用されています。

2009年から常に85%以上と高いリサイクル率を誇ります。

マテリアルリサイクルとしてはこんな製品に再利用されています。

“アグリスチロール”の現状と可能性

全国128社による発泡スチロール協会

発泡スチロール協会(JEPSA)とは、発泡スチロールを供給する全国128社(4社・1団体、2018年6月現在)による業界団体です。会員企業によるリサイクル拠点「エプシー・プラザ」は全国に136カ所(2018年6月現在)。そのうち、家電小売店などから排出される発泡スチロールの受け入れと処理を行える中間処理業許可を取得した同協会独自のエプシー・プラザは51カ所。これらの施設が9割超のリサイクル率を牽引しています。

全国に136カ所のリサイクル拠点があります。

農業界と発泡スチロールの相性の良さ

発泡スチロール協会が現在注目するのが農業資材としての発泡スチロールです。一般的に多いのはブロッコリーやトウモロコシ、サクランボなどの青果を運ぶ容器としての用途ですが、耐水性、保温性、軽量に加えて水洗いができて何度でも使えるため、水耕栽培の資材にも適しています。近年では水耕栽培でのニーズが増えていると言います。また、レンコン農家さんが湿った泥がついて鮮度を保ったまま送りたいという希望から発泡スチロール容器を選んだ例もあるそうです。

新しい用途も模索できる

容器を成形する金型は全国に4000以上もあると話すのは、同協会の広報部長・西村環さん。最近では宅配便のサイズに合わせるなど、流通コストを見据えたものも。つまり自社の商品のサイズに合わせたマッチングが可能。もちろんオーダーメイドも可能です。

「月50個でしたら既製品が良いと思いますが、1000を超えるようなものはオーダーメイドにした方がコスト面でも良い。発泡スチロールは金型も比較的に安価です」と西村さん。
色を変えたり、凸凹で会社名や商品名を彫るというオリジナル容器もあります。試作品も簡単に作れるそうです。先述のように、省資源でリサイクル率も高く、リサイクル時に使用する熱量も低い。他素材と比べてもトータルでのコスト面は優れているそうです。

「発泡スチロールを使うメリットはさまざまなシーンで見受けられます」と話す西村さん。

メリットとデメリットを意識して使う

万能な発泡スチロールにもデメリットはあります。西村さんはズバリ「かさばること」と「処理の問題」だと言います。
しかしこれらの問題に対しても、万全な対策を講じているそうです。

“スピーディ”と”タイムリー”で「かさばる」をクリア

かさばる容器は必要以上に場所を占めないように、その都度で発注するのも一つの方法です。実際、発泡スチロールを扱う企業の多くはタイムリーな供給に応えられるよう、納品体制を敷いています。これは特に漁業からのニーズに応えてきたため。日々獲れる魚が変わる日本の漁業ではその日ごとで使う容器が変わるため、納品スピードを求められるのです。こうした環境で鍛えられてきたことに加え、全国に企業があるためエリアごとでスピーディな対応が可能になっています。

エプシー・プラザによる処理システム

また、処理についても先述の処理施設「エプシー・プラザ」が全国にあり、処理や回収網を敷いています。場合によっては取引先企業による回収も可能です。さらに発泡スチロール協会では、自治体への依頼などさまざまな処理ルートを作っていきたいと考えています。

「どこに相談すればいい?」と思ったら、まずは協会へ!

「発泡スチロールに対する相談はどこにすればいい?」
――多くの方から聞かれる言葉です。迷う前にまずは発泡スチロール協会へ。同協会では相談が来ると、内容に合わせて全国の各地区メンバーと相談したうえでニーズに合致する企業を紹介してくれます。

でも「いきなり営業が来ると、最初から『売ろう』という話になるので困る」という方もいるでしょう。その場合は、同協会が間に入って一種の”コンシェルジュ”のように、相談内容を電話やFAXあるいは訪問するなどして要望を受け、最適なマッチングをサポートしてくれるそうです。

全国に拠点があるため、各会員企業同士のネットワークがあることも強み。例えばA地区で作った金型をB地区で利用し合うなど、実際に使用しやすいよう同協会がリードもしてくれるそうです。

「些細なことでも、包装関係でお悩みの場合はまず発泡スチロール協会にお気軽にご相談ください」
西村さんはじめ協会の皆さんが親切に対応してくれます。

西村さん(右端)をはじめとする発泡スチロール協会の皆さん。

あなたのアイデアをカタチにしませんか?

同協会では過去にHP上で「発泡スチロールアイデア大賞」という企画を行い、さまざまなアイデアを募集していました。
このたび「マイナビ農業」上で同企画を期間限定で復活し、最優秀なアイデアを実際にカタチにしてプレゼントします。ぜひあなたの「こんな資材があったらなぁ」をカタチにしてください!

■応募はこちら■
※「お問合せ種類」は「その他」を選び、「お問合せ内容」欄の冒頭に「マイナビ農業のアイデア大賞」と記載してからあなたのアイデアをお書きください。

○応募締切:2月28日(木)まで
○当選者にはご連絡後、打ち合わせの機会を持たせていただきます。

発泡スチロール協会
〒101-0025
東京都千代田区神田佐久間町2-20 翔和秋葉原ビル6F
http://www.jepsa.jp/

<お問い合わせ先>
電話の場合 :03-3861-9046
FAXの場合  :03-3861-0096
メールの場合:jepsa@jepsa.jp
HPフォームの場合はこちら

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