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機械化・IT化で叶える新たな酪農 別海町で行われるスマートファーミング

機械化・IT化で叶える新たな酪農 別海町で行われるスマートファーミング

戦後間もなくたった3頭の牛から始まった『中山農場』。ここではチーズ工房、搾乳ロボットの導入、バイオガスプラントの建設など、新しい事業にどんどん挑戦しています。取締役の中山泰輔さんが目指すのは、完全循環型の酪農をIoT(モノのインターネット)デバイスを活用したスマートファーミング。そのために今、必要としているのが新たな視点で共に酪農を盛り上げていける人材です。日本を代表する酪農王国・別海町で始まる、新しい酪農のカタチについて伺いました。

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これからの酪農とは?地域に先駆けて取り組むスマートファーミング

3頭の牛と家族経営で始まった『中山農場』が、法人経営に移行したのは平成8年のこと。その頃から次代を見据えてさまざまな挑戦を行ってきました。地域に先駆けて規模拡大や機械化、集約化を進め、現在では330haの敷地で1000頭もの乳牛を育てています。酪農経営では分業化が一般的ですが、中山農場では牧草づくりから飼料設計、繁殖、搾乳までを自社内で一元化。「牛も人も健康に」をモットーに、機械化によってストレスフリーな牧場環境を整えています。代表取締役社長の中山勝志さんと取締役の中山泰輔さんが口を揃えて言うのは「酪農はこれからが面白い」。「今までの酪農は機械化を上手く導入できていませんでした。人の目が行き届かなくなったことによる繁殖数の激減、また多頭飼育による糞尿処理の問題…。しかしここでは機械化を上手に活用することで、繁殖数の増大にチャレンジしています。ITや最新機器を自身の牧場へどうやって導入していくかが、今後の酪農の鍵になるでしょう」と中山泰輔さんは話します。

前列中央の中山社長とスタッフの方々

酪農地帯、道東でも指折りの最新設備

中山農場の牛舎は、屋内で放し飼いをするフリーストールスタイル。エサを食べるために牛自らが搾乳されに行くミルクファーストを採用しており、中央の自動搾乳機械には牛が行列をなしています。給餌も糞尿処理も自動で行われます。自動搾乳機械には搾乳した生乳から成分検査を行うハードナビゲーターが接続されており、4つの項目を数値で確認することができます。項目は繁殖状況、内臓にストレスを抱えていないか、エネルギー不足になっていないか、乳房が病気になっていないかの4つ。「酪農において繁殖は仕事の要とも言えますが、人の目では経験に基づく技術が必要ですし、見逃してしまう恐れもあります。しかし機械化によって、数値で確認できるため確実に繁殖を行うことができます。生乳検査は導入して1年目ですが、今後成果を出してくれると期待しています」と中山泰輔さん。

自ら搾乳機械に入る順番を待ってます

その他、中山農場では仔牛の哺育もカーフレールという個体別自動哺乳ロボットを導入しています。日に6回ロボットが適温のミルクを自動哺乳してくれるので、作業時間と労働力の削減に成功しています。

カーフレールでの自動哺乳の様子


2019年の新年初めに生まれたホルスタインの姫

エネルギーさえも循環する酪農。新たな担い手を募集する動機

さまざまな機械化を進める中山農場。中でも最新の設備が、来年度以降稼働予定のバイオマスガス発電プラントです。これは乳牛の糞尿を発酵させて可燃性のバイオガスを取り出し、バイオガスで発電機を回してエネルギーを生み出します。ガスを作った原料の残りも雑草種子や病原菌が含まれない安全な肥料として二次利用できるため、中山農場の目指す完全循環型牧場「スマートファーミング」の要となる設備です。「これほど大規模に最新設備を整えている牧場は、道東エリアでも数件」と中山泰輔さんは話します。そこには自立した酪農、雇用を生み出す酪農のビジョンがありました。「今までは新規就農者が酪農を始めたいと思っても、経験や人手を必要とするために無理や無駄が生じる状態にありました。しかし機械によるシステム化を整えることで、伝手がなくても酪農を始めることができます。私たちは自社牧場で積極的に機械化やIT化を進めることで、新たな担い手の指針にもなれたらと考えています」。中山泰輔さんはそんな思いを実現するためにも、新しい酪農を夢みる人材を世界から募集したいそうです。今後の人材には、取り急ぎ必要なチーズ工房の次代責任者としての業務を行ってもらうと同時に、幹部候補として牧場全般の経営についても学んで欲しいと話します。

都市部の営業から心機一転!イメージとは違う新しい酪農へ挑戦

中山農場の面々の中には、まったく畑違いの環境から転職した採用担当の竹田さんがいます。なぜ中山農場で働き始めたのか、ヒストリーを伺いました。

「僕は中山農場で働き始めたのは3年前です。それ以前は札幌で日用品卸売業の営業職に就いていました。対人関係で嫌な思いを抱えていて、思い切って農場で働いてみようかなと思い立ったんです。僕は生まれも札幌なので、田舎も良いかなという軽い気持ちでした。知人の紹介から中山農場で働くことになったのですが、自分の想像以上に機械化が進んでいて驚きましたね。それに社員の自主性を重んじる積極的な協力体制が整っていて、働きやすさが違うと感じました。本格的に酪農家を目指したいと思ったのは、社長自身からスマートファーミングに関する夢を語ってもらったときです。今はここで少しでも成長して、いずれ独立できる道を探したいと思っています。中山農場は本州などから移住した未経験者の多い職場です。僕自身が経験した通り、仕事において性に合う・合わないはあると思います。しかし大学を卒業する際、決められた選択肢の中に酪農はありませんでした。酪農は魅力的な仕事です。僕と同じように仕事で悩んでいる人がいるなら、挑戦してみる価値があるのではないでしょうか」。

スタッフ寮も準備しています

生乳量全国1位の別海町。若い世代を中心にそこで動き出した、新しい酪農の現場を体験してみてはいかがでしょうか?


なお有限会社中山農場は、2019年3月16日札幌、3月23日東京・新宿で開催される「就農FEST」に参加します。
詳細はこちら

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有限会社 中山農場
〒086-0654北海道野付郡別海町中春別307番地の2
TEL 0153-76-1777
採用担当者 竹田
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