かぼちゃの日焼けに悩む農家のために、粘着テープでロスゼロへ! -菊水テープ株式会社-

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かぼちゃの日焼けに悩む農家のために、粘着テープでロスゼロへ! -菊水テープ株式会社-

かぼちゃの日焼けに悩む農家のために、粘着テープでロスゼロへ! -菊水テープ株式会社-
最終更新日:2019年03月12日

大阪府八尾市の菊水テープ株式会社は1949年の創業以来、粘着テープの製造・販売に携わる専業メーカーです。業界ではいち早く、「梱包用クラフト粘着テープ」の量産に成功したことを機に、一気に知名度を拡大しました。今では包装用から工業用・建築用・事務用・標示用、そして今回紹介する農業用まで幅広いテープを生み出しています。昨年7月の販売開始以来、問い合わせが絶えない『かぼちゃまもるテープ』は、粘着テープの新たな可能性を模索する同社と農家の課題が結びついて生まれた画期的な製品。その誕生秘話と製品の概要をご紹介します。

注目市場の農業分野に打って出るため、プロジェクトチームを結成

さまざまなプロ仕様のテープを生み出し、各業界のニーズや課題に応える菊水テープ。
そんな同社が、次なる注力市場として目を付けたのが農業分野です。以前から農業資材としてシートやハウスの補修用テープや出荷資材の梱包用テープは製造していましたが、農作物そのものに貼りつけるテープはありませんでした。
そこで同社は社内でプロジェクトチームを立ち上げ、まずは農家の課題を探ることから始めました。

プロジェクトメンバーに選ばれたのは、国内営業に携わる門前(もんぜん)さん、貿易担当の葛城(かつらぎ)さん、技術部の加藤(かとう)さんの3名の精鋭たちです。

持ち前の営業力と人脈が強みの門前さんが情報収集を担い、クリエイティブなセンスが光る葛城さんはチラシなど広報ツールの企画・デザインを担当、チーム最年長の加藤さんはこれまでに培った技術とノウハウを生かし、ものづくり全般のアドバイザーとしてプロジェクトに参加しました。

この白いテープが『かぼちゃまもるテープ』。製品誕生までのストーリーを紹介します。

アンケートで知った“農家の本音”が製品化のヒントになった

3人は農家の課題を知るため、さらにその解決に向けて自社のテープに何ができるかを探るため、プロジェクト発足と同時に社内含め近隣の農家200軒超を対象にアンケートを実施しました。
「返ってきたアンケートの中に『野菜が安くなるテープをつくってください』という回答があり、それが“農家の手間を省いて効率よく生産できるテープ”をつくるという開発のベースになりました」とは葛城さん。

実はこの時、時を同じくしてキャッチしていたのが鹿児島県のかぼちゃの日焼け対策への取り組みの話でした。
鹿児島のかぼちゃ生産には早熟栽培と抑制栽培があり、5~6月に収穫する早熟栽培は梅雨の影響で病気が発生しやすく、葉が枯れてしまうこともあるそう。
すると果実に直接日光が当たって表面が変色する“日焼け”が起こり、外観品質が低下。ひどくなると果実表面が白化して規格外となり、出荷できなくなるといいます。
そんな農家の悩みに、鹿児島県が粘着テープによる日焼け対策を研究しているというのです。
「ちょうどそんな話を耳にしていたことから、果実を日焼けさせない、傷めないということが、農家の手間を省いて効率よく生産できるテープをつくるという開発のベースとつながり、『かぼちゃまもるテープ』の製品化を目指すことになったのです」と門前さんは語ります。

見た目が悪くなるだけでなく、日焼けの程度によっては出荷不可能な規格外になることも。

コスト・効果・作業性、三拍子そろった『かぼちゃまもるテープ』が誕生

かぼちゃ農家ではこれまで、果実を藁や新聞紙でくるむなどの日焼け対策をしていたものの、それでは日焼けを完全に防ぐことはできず、風が吹くと藁は飛び、雨が続けば新聞紙はボロボロになり、その後の日照りでまた日焼けしてしまうという悪循環が繰り返されていました。
しかも藁や新聞紙でくるむ作業は想像以上に煩雑で、剥がすのも一苦労でした。

その対策に乗り出したのは、鹿児島県農業開発総合センター。
藁や新聞紙という0円の資材に対抗するために、安価で手に入りやすい既存の粘着テープに着目したのです。
『かぼちゃまもるテープ』の原型となった、表が白色、裏が茶色(クラフト紙)の同社のテープで、約3年の歳月をかけて研究が進められ、テープ表面の白色が温度上昇を防ぎ、裏面の茶色が太陽光をカットできることを突き止めただけでなく、それまでの日焼け対策に比べ作業効率が60%軽減されるというデータも示されました。

データによる効果の確認ができましたが、製品化を前に安全性にも配慮しました。
「かぼちゃは人の口に入るものですから、安全性も重要。『かぼちゃまもるテープ』は食品衛生法に基づく規格基準(第370号)に適合していますし、製造工程も見直し、データ上では粘着剤の残留もほぼありません」と加藤さん。

品種にもよりますが、例えば西洋かぼちゃの場合、日焼けは収穫前の約10日間に発生します。
『かぼちゃまもるテープ』が力を発揮するのはこの期間です。
葉が枯れてきたタイミングで『かぼちゃまもるテープ』を”帽子をかぶせるように”しっかりと貼り付け、収穫後に剥がします。
たったこれだけの作業で、日焼けのない美しいかぼちゃが家庭に届くようになるのです。

コストを抑えつつ、効果は抜群。
さらに作業性もよい『かぼちゃまもるテープ』のデビューは当初、「農業ワールド2018 第8回国際農業資材EXPO」に照準を合わせていましたが、画期的な製品誕生の噂はあっという間に日焼けに悩む農家に広まり、全国から問い合わせが殺到しました。
結局『かぼちゃまもるテープ』は10月の出展を待たずして、7月下旬に販売を開始することになったのです。

テープあり(右)となしではかぼちゃ表面の色にこれだけの差が! 画期的な製品の誕生です。

ロスに悩む農家のためにテープで貢献!さらなる製品を生み出したい

「『かぼちゃまもるテープ』と呼んでいますが、名前が決まったのは販売直前だったんです。それまでは型番での呼称だったので、より親しみやすく、わかりやすいネーミングにしようと名付けました。チラシにもこだわり、農業資材にはあまりないデザイン、ストレートなコピーを考案して、展示会のブースも展覧会に出品された絵画を飾るようなイメージでつくり込みました」
と笑顔で語る葛城さん。

あまりの問い合わせの多さに、社内では“かぼちゃ課長”と呼ばれる門前さんも続けます。
「『かぼちゃまもるテープ』の認知度はまだまだこれからです。全国1位、2位の収穫量を誇る北海道、鹿児島では採用されはじめましたが、全国のほとんどのかぼちゃ農家の方々はまだこの製品を知りません。農家の高齢化が進み、地球温暖化による農業への影響が深刻化するいま、より多くの農家に早くこの製品を知ってもらい、膨大なロスに悩む方々の力になりたいと思います」。

「このほかにも『りんごまもるテープ』や『なしまもるテープ』もすでに上市していますし、『かぼちゃまもるテープ』をスイカやメロン、冬瓜などの日焼け対策に応用することも検証しています。まだまだ伸びしろがある『のうかまもるテープ』シリーズのラインナップを増やすことが、私たちプロジェクトチームの目標です」とは加藤さん。

粘着テープを通じて農業の未来を変える菊水テープの挑戦は、これからもまだまだ続きます。
ロスに悩む農家のみなさん、テープで農業を見直してみませんか?


このようにかぼちゃに直接貼り、約10日後の収穫時には日焼けのない美しい果実が収穫できます。


菊水テープ株式会社
所在地:〒581-0866 大阪府八尾市東山本新町9丁目14番31号
電話番号:072-924-8880
FAX番号:072-924-8882
問合せ先:http://www.kikusuitape.co.jp/inquiry/
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