ブロッコリーの栽培方法 人気のスティックブロッコリーも栽培できる!

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ブロッコリーの栽培方法 人気のスティックブロッコリーも栽培できる!

ブロッコリーの栽培方法 人気のスティックブロッコリーも栽培できる!

最終更新日:2019年01月29日

鮮やかな緑色で食卓に彩りを添えてくれるブロッコリー。食べる部分は「花蕾(からい)」と呼ばれるつぼみが集まった部分であり、他の野菜にはない独特の食感があります。カロテン、鉄分、葉酸などの栄養が豊富で、特にビタミンCの含有量は野菜の中でもトップクラス。抗酸化物質の スルフォラファンでも注目を集めています。近年では細長い茎のスティックブロッコリーも人気です。自分で育てた野菜はなにより新鮮で、収穫の喜びと相まって格別においしいものです。栽培のポイントを知り、皆さんもブロッコリー栽培を始めてみませんか?

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はじめてみよう! ブロッコリー栽培

ブロッコリー栽培のコツは、適切な時期に栽培することです。種袋や品種カタログには、「暖地」「中間地」「寒冷地」のような気候区分が記載され、それぞれの地域に適した栽培時期が示されています。住んでいる地域の気候区分を参考に、適切な栽培計画を立てましょう。

初めてならまず早生品種から

ブロッコリーには、夏に植え付けると約2ヶ月で収穫できる早生品種もあれば、秋に植え付けて5ヶ月以上経って収穫できる晩生品種もあります。栽培期間が短い分、早生品種の方が失敗のリスクが低く初心者にお勧めです。そこで今回は、「中間地」での「早生品種」を例に栽培方法を紹介します。

夏まき秋どり栽培

夏まき秋どり栽培は、苗を育てる時期は高温ですが、その後はブロッコリーの生育適温になるので作りやすい作型です。

①播種~育苗
7月下旬~8月中旬、6~10センチくらいの育苗用ポリポットに水はけの良い土を入れ、2~3粒の種をまきます。
土は、例えば赤玉土、腐葉土(またはピートモス)、バーミキュライトを体積比6:3:1で混ぜたものが理想的です。さらに、ポット1つにつき化成肥料をひとつまみくらい加えましょう。市販の野菜用培養土を利用してもいいでしょう。
水は朝方に与え、風通しの良いところに置きます。真夏の日差しはブロッコリーには強すぎるため、寒冷紗や遮光ネットで和らげます。

②定植(植え付け)
本葉が出た頃に間引いて、一番元気な1本を残します。液肥などで追肥をしつつ、8月下旬~9月上旬、本葉が5~7枚になったのを目安に定植をしましょう。
肥料は1平方メートルあたり堆肥2~3キロ+化成肥料100グラムを目安に施しておきます。カルシウム資材やマグネシウム資材を施すと更にいいでしょう。
畑の排水性が悪い場合は畝を立てます。株間を40センチ程度あけて植え付け、植え付けた直後とその後2~3日間はたっぷりと水を与えます。ひどく乾燥しない限り、その後の水やりは不要です。

③追肥・土寄せ
生育の様子を見ながら、2~3週間に1度、化成肥料20~30グラムを株元に散布します。その時、雑草を取り除き、風で倒れないように株元に土を寄せましょう。

④収穫
10月になり、株の中央にかわいい花蕾が見え始めたらもう一息。花蕾の直径が10~14センチくらいになったら収穫します。収穫後も、追肥をすればわき芽が生長して3~5センチくらいの花蕾が次々と出てくるので、引き続き収穫が楽しめます。自宅の庭にそのような株があると、その日に必要な分だけ収穫できてとても便利です。

春まき初夏どり栽培

続いて、春まき初夏どり栽培です。基本的な作業は夏まき秋どりの場合と同様です。2月下旬~3月上旬に種を播いて、4月上旬頃、本葉4枚程度になったら植え付けます。
寒すぎて苗の生長が悪い場合、ポットを屋内の日当たりのいい場所に置いても良いでしょう。収穫時期は5月~6月になります。この時期は気温が高く花蕾が緩みやすいので、収穫サイズになったらすぐに収穫しましょう。また、特に生育後半は病害虫が発生しやすいため防除をしっかり行う必要があります。

ブロッコリーの病害虫対策

虫害対策

ブロッコリーの害虫といえば、チョウやガの幼虫(いわゆるイモムシ)とアブラムシが代表的です。市販の園芸用殺虫剤で抑えられますが、無農薬にこだわる場合は防虫ネットがお勧めです。裾に土を盛るなどして、なるべく隙間がないように被せましょう。それでも害虫がついた場合は捕殺します。

病害対策

雨が多く気温が高いと、カビや細菌による病気が発生しやすくなります。黒斑が生じたり、ひどく黄化、褐色化した葉や、悪臭のする株は感染している可能性があります。他の株に伝染する恐れがあるので畑から取り除きましょう。さらに、下葉、枯葉を取り除き、通気性を改善します。
肥料の与えすぎは病気を助長するので注意が必要です。次作以降、高畝にする、土壌改良資材を使用するなど、排水性向上を心がけます。また、雨による泥はねが原因でも病気になるため、敷き藁やマルチを使って泥はねを防止するのも効果的です。

スティックブロッコリーの栽培方法

スティックブロッコリー(茎ブロッコリー)は、側枝が細長く伸びるブロッコリーの一種で、コリコリとした食感と甘みで最近人気があります。いまだ生産量は限られており店頭で見かける機会は多くありませんが、逆に、家庭菜園ならではの味覚と考えれば、とても作り甲斐がある品目ではないでしょうか。

栽培方法は基本的にブロッコリーと同じですが、背が高く倒れやすいため、支柱を立てるといいでしょう。てっぺんの花蕾が500円玉大になったらハサミなどで切り取ります(切り取った花蕾も食べられます)。病気の発生を抑えるため、晴れた日の日中に切り取り、切り口を乾かすようにしましょう。
このてっぺんの花蕾を取り除くことで本命の側枝が伸び始めるので、写真のように適度な長さになったら収穫しましょう。追肥をすれば1~2ヶ月間は収穫が楽しめます。

いかがでしたか。市販のブロッコリーと比べて、採れたてのブロッコリーは甘みが強く、その味にきっと感動するでしょう。皆さんも、今回ご紹介した情報を参考に、家庭でのブロッコリー栽培にぜひ挑戦してみてください。
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