美しい海と緑に囲まれた自然豊かな町。『豊浦いちご』などの特産品が揃う
北海道札幌市と函館市の中間に位置する豊浦町。噴火湾に面し、対岸に駒ヶ岳と渡島連山、北に蝦夷富士に囲まれ、四季を通じて美しい山海の景観を楽しむことができます。夏は海水浴やキャンプ、冬は風物詩のチカなど1年中釣りを楽しむことができます。
豊浦町は人口約4000人の小さな町ですが、幼小中高の一貫教育を行うシュタイナー学校『いずみの学校』があるほか、高校まで子供の医療費無料化や、給食費助成など手厚い取り組みを展開し、地域全体で安心して子育てを支援する環境づくりを進めています。
また、豊かな海の幸、山の幸に恵まれ、北海道を代表する特産品『豊浦いちご』や『噴火湾ホタテ』、『とようらSPF豚』など豊浦ならではの食材が揃います。中でも、町の特産品として知られる『豊浦いちご』は、粒の大きさと品質の高さから、2008年に開催された北海道洞爺湖サミットでも提供され、各国首脳や政府関係者などから高い評価を受けています。
いちご農家として成功することが、お世話になった人への恩返しになる
2014年に新規就農で豊浦町に移住したのが佐藤英貴さんです。佐藤さんは、豊浦町のベテランいちご農家の佐藤義一さんのもとで、2年間研修し、実践的な技術や知識を身に付け、2018年に就農しました。
「日々の仕事の中で、いろいろ見せてもらい、その都度質問して答えてもらったことが、今に生きている」と英貴さんは話します。
義一さんは当初、英貴さんをどのように受け入れて、育てていけばよいのか不安があったそうです。しかし、研修に来た当初から全部言ったことをメモ書きで、朝昼晩しっかりメモをして、それを家に帰って復習しながら学んでいたので、英貴さんは大丈夫と思ったそうです。
「英貴さんが栽培をしている姿を見ると、うれしくなる。そして、何事もすごく真剣に取り組んでいるので、そういう英貴さんのような方がどんどん来てくれば」と笑顔を見せていました。
豊浦町で農業をするには「地域とのかかわり方が一番大事になってくる。地域とのかかわりを多く持てば持つほど、何かあったときに、助けてと言い合える関係になることができる。助け合いがすごく重要になる」と義一さん。
「義一さんもそうですが、地域や役所の方など、たくさんの方にお世話になって、就農することができました。農業でもしっかり生計を立てていくことができることを、多くの人に示していきたい。その姿が、お世話になった方への恩返しになるのではないか」と英貴さんは話します。
実践的な研修を積み、『豊浦いちご』の独立就農を応援
豊浦町では、閉校した大岸小鉱山分校を改修した新規就農者向けの研修拠点施設を整備しました。併せて、出荷調整貯蔵施設や農産物の加工場、座学等の研修機能などを設け、平成31年度からの運用を開始します。
これに伴い、特産品である『豊浦いちご』の担い手を育成するため、将来的に『豊浦いちご』で新規就農を目指す夫婦を、地域おこし協力隊・農業支援員として募集しています。
地域おこし協力隊・農業支援員として働きながら、『豊浦いちご』の作り手となるため、新規就農研修拠点施設において、任期の3年間、実践的な研修を積みます。研修後、拠点施設でのハウスの貸し付けを受けることができ、実践的就農をしながら、独立就農に向けた準備を進めることができます。
5年目からは、独立就農をすることができます。トラクターなどの農機具は拠点施設から借りることができるため、一から機械を揃えなくて済むので、必要最低限額の初期投資額で抑えることが可能です。
研修を指導する組織として、新規就農者を個人で育成してきた農家さんや、町と連携協定を結んでいる『株式会社マイファーム』が中心となって『企業組合豊浦農業親方ネットワーク』を立ち上げ、地域全体で新規就農者を育成する仕組みを作りました。
夫婦それぞれ協力隊として町が雇用するため、経済的な負担を考える必要がありませんし、任期中に就農資金を貯めることも可能です。
『豊浦いちご』は北海道有数のブランドであり、非常に人気があります。ケーキやジュースなどの加工原料としても使われていて、付加価値を高める上でのポテンシャルは非常に高いものがあります。
研修にしっかりと集中できる環境で、豊浦いちご農家を目指しましょう!
移住者も多く、人情が豊かな豊浦町。夫婦で地域おこし協力隊に着任し、『豊浦いちご』の作り手になりませんか。
豊浦町の新規就農への取り組み内容については、こちらをご覧ください。
豊浦町新規就農募集特設サイト「ちょっといいよね。とようら町」
豊浦町役場 産業観光課農林係
住所:北海道虻田郡豊浦町字船見町10番地
電話:0142⁻83⁻1410
FAX:0142⁻83⁻2129
オンラインで自宅から参加可能なので、お気軽に参加してみてください!
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