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バイオガスプラントなど、循環型大規模農業を実現
環境庁の調査で、過去11回にわたり、日本で最も奇麗な清流として評価された『歴舟川』が流れ、海岸は原生花園があるなど、豊かな自然に恵まれた大樹町。1980年代から官民一体となった『宇宙のまちづくり』を進めています。この町の中心部から車を走らせ、10分程で到着するのが『株式会社サンエイ牧場』です。
将来酪農家として働きたいと夢を持つ方が、新規参入しやすくなる環境を作りたいと、町内3戸の酪農家が集まり1994年に設立しました。年々、乳牛の頭数を増やし、業務を哺育や搾乳などの部門に分けて、作業効率や能率をアップさせています。このほか、黒毛和牛の肥育、素牛の生産などを行っています。
2012年には、家畜排せつ物の臭気軽減を図るために、バイオガスプラントを敷地内に建設しました。この施設では、飼育する乳牛による家畜糞尿に含まれている有機物に分解され発生したメタンガスを利用し発電を行います。
発電して出来たエネルギーを牛舎の暖房などに利用できるほか、残った発酵液(消化液)は良質な肥料となり圃場に還元することができます。
バイオガスプラントに加え、家畜排せつ物を土の養分にして飼料作物を自社で育てるなど、大規模でありながらも、循環型農業を実現させていることが大きな特徴です。
未経験でも成長 じっくり腰を据えて働くことができる
この牧場で働く、鈴木一紀さんと黒谷祥太さんにお話を伺いました。
鈴木さんは、飼料・機械圃場部機械課の課長を務めています。前職では、農業機械の整備士として働いていましたが、大好きな動物のいる環境の中で、スキルアップを図りたいと入社しました。
現在は、圃場の整備をはじめ、農業機械のメンテナンスや搾乳作業に携わっています。乳牛の搾乳量が増えた時や、傷んだ農業機械が奇麗に直った時に、仕事のやりがいを感じるという鈴木さんは、「酪農や農業機械整備の仕事が未経験の方でも、私がしっかり面倒を見ます。ぜひ一緒に働きましょう」と力強く語ってくれました。
黒谷さんは、夢に向かってアルバイト生活を続けていたものの、そろそろ腰を据えて、長く働くことができる職場を探していた際に出会ったのが、この牧場でした。
搾乳や餌やりなど、基本的な酪農全般業務を1年間学んだ後、2年目からは受精士の助手などを経験しました。入社して10年目となった現在は生乳部門の搾乳課長として搾乳や搾乳機械の整備などを担当しているそうです。
最近、持ち家を購入したという黒谷さん。「10年間頑張った証ができてうれしい。牛にかかわる仕事は未経験でしたが、前向きに頑張り続ける中で、結婚して家族を持つことができました。サンエイ牧場に入社して、本当に良かったです。今後は中堅スタッフとして、牧場をリードしていくことができる存在になりたい」と話してくれました。
業務の効率化や各種手当など、安心して働きやすい環境整備
『サンエイ牧場』で、毎朝欠かすことができないのがミーティングです。スタッフが情報を共有し、業務の可視化を図っています。
このほか、乳牛の搾乳回数を毎日3回実施しているそうです。乳量が増えるのはもちろん、牛を観察する機会が増え、状態をしっかり把握することができるようになりました。スタッフにとっては、拘束時間が短縮され、業務の効率化にも繋がりました。
実際に牧場に入社した1年目は、搾乳や餌やりなど、酪農の基本的な作業を学びます。頼れる先輩にサポートしてもらいながら、着実に仕事を覚えていくことができるので、未経験でも安心です。2年目からは、自身の希望や適性を見極めて、各部門に配置されます。
環境面では、賞与・昇給、家族手当など各種手当を用意。従業員に利益を還元するため、今年度は決算手当を支給いたしました。スタッフが満足して長く働くことができるよう、常に就業規定や退職規定を整備しています。今後は、人事評価制度の導入も検討しているそうです。
代表取締役の辻本正雄さんは「組織的な運営を目指し、チームとして成果を挙げていくことができるように、強い会社にしていきたい」と話してくれました。
このほか、毎年1泊2日の視察研修旅行の実施や、8月には牧場まつりを開催するなど知識だけでなくスタッフ同士の親睦が深まる機会を設けています。勤続5年目の節目には、海外視察研修へ行くことができるそうです。
「家族と過ごす時間も、プライベートの時間も大切にしてほしい」と辻本さん。日々、業務の効率化を追求しています。
辻本さんは、「未経験の方でも、しっかり教えていきますので、安心していただきたい。この牧場で長く働いてほしい」と話してくれました。
大樹町の雄大で美しい自然に囲まれながら、あなたも酪農スタッフとして、新たなスタートを切りませんか?
株式会社サンエイ牧場
住所:北海道広尾郡大樹町字日方5番地1
電話:01558-7-7382
FAX:01558-7-7384
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