【おいしいを伝えたい vol.2】泥臭く深い付き合いが生み出す”スマートな農業”とは?

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【おいしいを伝えたい vol.2】泥臭く深い付き合いが生み出す”スマートな農業”とは?

【おいしいを伝えたい vol.2】泥臭く深い付き合いが生み出す”スマートな農業”とは?
最終更新日:2019年04月08日

腹の底の悩みごとは信頼する相手に相談したいというのは当然の話。だから農業革命株式会社は深い付き合いに重きを置きます。生産者との付き合い方は「見て、聞いて、食べて、感じて、飲む。」と話す代表取締役の石橋学さん。長年にわたる仲卸経験による事例、数多の農業課題への解決手法、そして情熱。生産者が「毎回楽しみ!」と話すディスカッションでは何が生まれているのか。実際の声を中心に、同社が提案する”スマートな農業”の一端を紹介します。

農業をもっと楽しくカッコよく

仲卸会社の事業拡大に努める一方で感じた課題

あらゆる農業の課題解決を目指す農業革命株式会社。代表取締役の石橋学(いしばし・まなぶ)さんは現在43歳。農業とは、19歳で築地市場の青果仲卸でアルバイトしてからのかかわり。その後、仲卸業界に就職してバイヤーや商品開発などを行ってきました。生産者との付き合いは年々広がり、会社でも役員を務めるなどより農業に深くかかわっていく一方、多くの課題にも直面しました。

「課題は連鎖しています。例えば、栽培を安定させるための農薬や化成肥料は土壌の自然体系を崩す可能性があります。それらが結果的に苦味やエグ味として現れ『おいしさ』を損ねてしまうことも。すると消費者が離れ、売り場から淘汰されてしまう…。離農も進んで供給量が減れば単価は上がり、今度は『高いわりにおいしくない』と言われるリスクが生じてしまいます」と頭を悩ませていた石橋代表。

「日本の農業が持つ課題に向き合うため、農業革命株式会社を設立しました」と話す石橋代表(写真右)と生産者の関田さん。

「みんなで農業革命を起こしたい」

今日では、生産現場の課題解決ツールとして各種のIT機器やサービスも生まれています。石橋代表はこうしたスマート農業に触れ、次のように話します。
「スマート農業によって、農作物を栽培しやすくなっているとは思います。ただし、そこに重きを置きすぎるのはどうだろうかと。農業には”職人”がいます。栽培技術のプロの意見もきちんと融合させないといけないと思うのです。こうしたことは一例で、農業は一人だけでは課題解決できません。みんなでやっていく必要があります」

農業革命の役割とは

こうした課題と総合的に向き合い「おいしいを伝えたい」と、石橋代表は農業革命株式会社を起業しました。
「生産者の課題と向き合い、可能性を見出し、適した切り口で打破することが当社の役割。パッケージデザインや商品コンセプトの創出、土壌改善や収量アップへの取り組み、生産コストの見直し…。また、収入アップのための新規作物栽培の提案、生産、物流コストの見直し、その農産物や生産者情報の発信など。ITや農業テクノロジーも駆使して、時には地方行政の応援をいただきながら、農業を『農業産業』へ変えたいですね」

農業革命が伝える”成功農家への道”5つの改善ポイント

では、同社はどのように農家へのアドバイスを進めるのでしょうか。代表的な取り組みを以下に紹介します。

改善ポイント1:商品の見極め
…生産者の農作物について、「おいしさ」と石橋代表の20年超の経験から可能性のある農作物を見極め、販売検討を行います。

改善ポイント2:パッケージング
…次に農作物の商品力を引き上げます。ネーミングからデザイン性の高い包装や化粧箱など。また、出荷効率も考えロス軽減を実現します。

改善ポイント3:販路選択
…同社が持つ大田市場のネットワークの活用など、農作物を適切な方法で販売。複数顧客を持つことによるリスクヘッジも重要なポイントです。

改善ポイント4:ブランドづくり
…ホームページ、ECサイトの制作・運営、名刺やポスター制作など農作物と生産者をワンランク引き上げます。また新規商品の開発なども行います。

改善ポイント5:地域連携
…行政との連携など、CSA(Community Supported Agriculture:地域のコミュニティに支持された農業)事業に取り組み、盤石な農業を作り上げます。

創業以来、数々の生産者と深くかかわりさまざまな施策を行ってきています。

事例紹介~農業革命と志を共にして歩む若手長ネギ農家

「日本を元気にしたい」32歳のネギ農家の志

さて、以下では実際の生産者の声を紹介します。埼玉県白岡市の関田農園の関田淳市(せきた・じゅんいち)さんは、2010年に約5aの圃場から新規就農しました。「食料供給で日本を元気にしたい」と事業拡大。現在は法人化してパートスタッフを合わせると約60名。17haの圃場で長ネギを作っています。拡大も目指す中、「継続雇用できる、安定した事業としていくのが課題です」と話します。

就農する前は引きこもりだったとか。それがいまや60名の”てっぺん”で活躍する関田さん。

両者の出会いは?

関田

農業革命さんとの出会いは、県で行われた展示商談会。それを縁に石橋代表が関田農園に来てくれたんです。
いろいろな話をしましたよね。お互いの生い立ちから土づくり、それからネギの可能性など…。

石橋

関田

特に農業の将来のことを話し合いましたね。時間を忘れて3時間も(笑)。我々は生産する側なので、営業や販売促進を始めると、そもそもの生産がおろそかになる。どうにかしなければと思っていたタイミングで石橋代表と出会いました。すごく熱意があって、可能性を感じました。
私のスタンスは、生産者のもとへ赴き、「見て、聞いて、食べて、感じて、飲む。」こと。飲んでいたら生産者が泊めてくれたこともありましたよ。

石橋

「てっぺんねぎ」のブランディングで商品力アップ

そこからの付き合いで、関田さんのネギを『てっぺん(頂)ねぎ』とネーミングさせてもらいました。

石橋

関田

やべぇな、と思いましたよ(笑)。だって”てっぺん”ですよ?
ネーミングはいつも私が消費者目線でつけています。関田さんのネギは”てっぺん”だと思いました。そこからパッケージデザインもしましたね。

石橋

関田

黒いデザインが目を引いてくれますよね。デザインは相場価格が落ちても販売力を保つための重要な要素ですもん。
あくまでパッケージですけれど、でも、かっこいいデザインだと皆さん、意識を高く持ってくれますよね。

石橋

「頂」と書いて「てっぺん」。関田さんのネギはまさにそんなイメージですよ。

スタッフの意識向上にもつながった

関田

実際、スタッフの意識向上にもつながりました。『てっぺんねぎ』というブランディングにしてくれたおかげで、以前よりも自発的に動いてくれていると思います。また、スーパーで自社のネギを見かけることもあり、スタッフの喜びになっています。農業革命さんが持っている販売チャネルはかなり多いので、奇抜だとしても出せてしまうところもあります。
出荷先で言うと、スーパーマーケットの株式会社文化堂も『てっぺんねぎ』を卸しています。私が大田市場で働いていた頃以来の付き合いで「農業革命さんの取り扱う商品は、お値段以上の価値があります」と信頼してくれています。もちろん『てっぺんねぎ』にも喜んでもらっていますよ。

石橋

関田

うちからは現在、週1000ケース以上を農業革命さんを通じて消費者へ出荷しています。

営業をアウトソーシングするメリット

関田

農業革命さんとのパートナーシップは雇用にも良い影響があったと思います。会社に対して愛着が湧き、人材が定着したように感じます。雇用は当社も課題。年末に人が足りなかったときは、急遽、石橋代表が手伝ってくれたりもしましたね。
調整作業を手伝ったのですが、正直大変でした(笑)。農業では人材雇用も課題ですよね。

石橋

関田

人材という点では、私の中では農業革命は当社の営業・販売部隊という意識なんですよ。営業社員を社内に抱えるということは、もちろん人件費も発生しますし、教育もしなければならない。ならば経験のあるプロに任せるメリットは大きい。外注したほうが得策だと思っています。

「農薬や化学肥料の使用は、地域慣行の半分までに抑えて生産し、そのための土づくりにも力を入れています」と関田さん。

タイミングの良いアドバイスも魅力

関田

農業革命さんはいつも良いタイミングで提案してくれる。以前は年間通して出荷するために、栽培が難しい夏ネギを作っていました。自分でもどうしようかなと思っていたところで辞めることを提案してくれて…。また、輪作も提案してくれましたね。輪作は、正直なところ抵抗がありましたが、比較的に栽培が簡単だったり今ある機械で作れるものを勧めてくれています。年間雇用に近づけられるという点でも良いと今では思っています。
もちろん輪作にはネギと相性の良いものを提案しました。

石橋

関田

さらに販売面でも提案があって、農業革命さんと一緒に作った『てっぺんねぎ』を同社以外の販売チャネルでも売れたらと思っていたのです。すると、何も話さないうちに、石橋代表から「ロイヤリティは発生するが、第三者へも販売してはどうか?」という提案をしてくださいました。
共同開発した商品を当社だけが販売するという囲うようなことはしません。

石橋

関田

可能性の広がりにブレーキをかけるようなことを、農業革命さんは言いません!

皆の幸せが、農業革命の幸せ

このように石橋代表は日本全国の生産者の課題に前向きに取り組んでいます。
「これまでの知識や経験を生かし、生産者に寄り添いながら物事を進めるように心掛けています。かかわる皆が幸せになるためにはどうするべきか。その先にはきっと新しい農業の形が見えてくるはずです。生産者と一緒に問題点を見つけ、解決するお手伝いができたら、私としてはこの上ない幸せですね」

農業革命が提案する”スマートな農業”は、今後も生産者にさらに力を与えてくれることでしょう。

■取材協力/関田農園
〒344-0067 埼玉県春日部市中央3-2-7(本店)
〒349-0221 埼玉県白岡市上野田1387-1(直売所・調整場)
TEL0480-44-8564
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■関田農園の野菜はこちらで取り扱っています
株式会社九州屋
株式会社文化堂

■問い合わせ先/農業革命株式会社
〒220-0051 神奈川県横浜市西区中央1-3-21
E-mail:info@revocompany.co.jp

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