牛の首にセンサー、発情や疾病の兆候を検知
「日本ベンチャー大賞」は、次世代を担う若者や起業家のロールモデルとなるような、社会的インパクトのある新事業を創出した起業家やベンチャー企業を表彰するもので、実施は今年で5回目。
第3回より新設された「農業ベンチャー賞(農林水産大臣賞)」には、畜産に人工知能(AI)を活用するシステムを開発するなど、農業IoTソリューション事業の株式会社ファームノートホールディングス(北海道帯広市)が輝きました。
授賞式では安倍総理が、大賞を受賞した株式会社プリファードネットワークスの「全自動お片付けロボットシステム」をはじめ、受賞各社の製品やサービスのデモンストレーションを見てまわりました。
小林社長は、牛の首に牛の首に付けた加速度センサーを付けることで、ウシの活動量などのデータを取得することで、発情や疾病の兆候を検知できる仕組みについて、実機を見せながら説明。安倍総理は、「首輪で分かるの?」と興味津々の様子でした。
安倍総理は、「新しい時代の幕開けを予感させるものばかり。令和の時代に、世の中のスピードが一層加速していくことは間違いない。そうした時代に求められているものは、これまでの常識に囚われない、豊かな発想力と、受賞者の皆さんのようにアイディアをしっかり形にしていく果敢な行動力。まさにベンチャー精神こそが新しい時代を切り開く鍵だと確信しています。これからもどんどん新しいものを生み出し、後に続く起業家たちに対して大いに活躍する姿を見せて、勇気を与えて頂きたい」と、激励しました。
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