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ウシの疾病兆候をいち早く検知 人工知能による最先端飼養管理法

ウシの疾病兆候をいち早く検知 人工知能による最先端飼養管理法

2017年10月25日

これまで人の目や勘によって兆候がとらえられ、対処されてきたウシの疾病や繁殖を、AI(人工知能)を活用して効率的に行う方法があります。ウシの首にウェアラブルデバイスを取り付けて個体別に活動データを取得し、発情や疾病兆候がわかる「Farmnote Color(ファームノートカラー)」です。同製品を開発した株式会社ファームノートのエンジニア、阿部剛大(あべこうだい)さんにシステムの仕組みや開発の経緯についてお聞きしました。

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ウシの健康データを取得 注意が必要なウシを自動で通知

腕時計のように人の手首につけるだけで、歩数や移動距離、睡眠時間、消費カロリーなどのデータが自動的に取得され、健康管理に役立つ「ウェアラブルデバイス」が広く活用されています。

これと同じような仕組みを乳牛、肉牛で実現したのが、「Farmnote Color」です。

加速度センサーがついたウェアラブルデバイスをウシの首に装着すると、ウシの活動量や反芻時間、休憩時間などを、24時間リアルタイムで取得し、クラウドに送信される仕組みです。それによって発情や疾病の兆候があり、注意するべきウシが自動的に選別され、牧場管理者のスマートフォンやタブレットに通知されます。

ウシ一頭ごとにAIがデータを学習していくため、個体差を考慮した分析がされ、同社の実証実験では発情検知率90%という高精度の結果を残したそうです。

「日本ではウシに万歩計を付けるというシステムがすでにあったのですが、Farmnote Colorでは加速度センサーとクラウドを利用し、人工知能と組み合わせることで精度向上と、発情や疾病といった兆候の見極めを強化しています」と阿部さん。

鹿児島県のある畜産農家は、子ウシの価格高騰のため、自社繁殖に力をいれておりFarmnote Colorを導入しました。すると、発情発見率が導入前に比べて2倍から3倍に上がり、精度の高い人工授精が可能になったそうです。

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