日本のゆずの歴史
ゆずの起源は奈良時代に朝鮮から日本へ伝わったのではないかと言われています。
昔は調味料だけではなく薬用としても使われており、ゆずの持つ独特な香りや酸味は多くの人々に幅広く愛用されていました。
全国的に広まっていたゆずは自宅の庭などで自宅用として栽培されるのがほとんどで、本格的に流通をするものとして栽培されていたのは、毛呂山町などの限られた地域のみであったといわれています。
江戸時代後期に書かれた「新編武蔵風土記」にはお土産としてゆずが紹介されており、毛呂山町は日本最古のゆずの生産地のひとつとされています。
現在ゆずの出荷量が多い産地は、高知県、徳島県、宮崎県となっています。
ゆずの旬と食べ方
旬の時期は、10月~12月頃です。日本では、今もなお12月の「冬至」では風邪を引かないとゆず湯に入る風習が残っています。
ゆずは、一部の品種を除いて実をそのまま食べるよりは加工して食べることが多い果実です。実はゆずジュースなどの果汁として加工され、皮は調味料、香料などで加工され使用される場合が多いです。
日本では、今も有名な加工品としては、柚子胡椒、ポン酢、ゆずジャム、ゆず茶、ゆずジュースなどです。最近は化粧品などにも加工されたりします。調味料としても香料としても日常生活に欠かすことができない果物として人気があります。
「ゆず」を返礼品としている自治体5選
柚子胡椒、ポン酢、ゆずジャム、ゆず茶、ゆずジュースなどの加工品が人気なゆず。ふるさと納税の返礼品にしている自治体を5つご紹介します。
1.【福岡県添田町】柚子胡椒満喫セット:10,000円
地 域 | 寄付金額 |
---|---|
福岡県添田町 | 10,000円 |
最初にご紹介する返礼品は、福岡県添田町の、柚子胡椒満喫セットです。
北部九州最高峰の英彦山麓に広がる雄大な土地と清流の恵みを受け、美味しいお米や野菜、果実を収穫する添田町。こちらは柚子胡椒が大好きな方にぴったりの返礼品です。それぞれ箱入りなので、手土産にもおすすめです。
セット内容
・柚乃香 50g×3本
・柚乃香完熟無着色タイプ 50g×2本
製造地:すべて福岡県田川郡添田町
英彦山山伏伝来の味、子孫が自ら作り、昭和25年より変わらぬ味を守り続けています。原材料は契約農家さんより仕入れ厳選して作っています。柚子の香りの豊かな弊社の柚子胡椒は、和食はもちろん、中華、イタリアンの隠し味など幅広く使えます。心をこめて丁寧に作り、添田町から全国にお届け致します。
2.【石川県宝達志水町】柚子ポン酢2本セット:7,000円
地 域 | 寄付金額 |
---|---|
石川県宝達志水町 | 7,000円 |
続いてのご紹介は、石川県宝達志水町の返礼品、柚子ポン酢2本セットです。
宝達志水町は、能登半島の入口にあり、能登半島最高峰の宝達山など、能登の里山里海の恵みを受けた町です。
こちらの返礼品は、2年の手間をかけた醤油「杉樽醤油」をベースに、実生ゆずの絞り汁を贅沢につかったポン酢の2本セットです。実生ゆずの香りと杉樽醤油のほのかな甘みが絶妙なポン酢なので、鍋物や冷しゃぶ・ハンバーグなどさっぱりと食べることができます。おすすめはポン酢ごはんのようです。
セット内容
・柚子ポン酢 300ml×2
製造地:宝達志水町
能登の小さな醤油蔵ですが、創業以来受け継がれてきた乳酸菌や酵母菌が棲みつく杉樽木桶で、昔ながらの製法で手間を惜しまない醤油づくりをしています。大好評のしょうゆ屋がつくったまろやかな柚子ポン酢、一度お試しくださいませ。
3.【徳島県那賀町】柚子季コンフィチュールセット:18,000円
地 域 | 寄付金額 |
---|---|
徳島県那賀町 | 18,000円 |
次にご紹介するのは、徳島県那賀町から、柚子季コンフィチュールセットです。
那賀町は、徳島県の南部の中山間地域です。ゆずの生産が盛んに行われ、『木頭ゆず』は全国的な人気を集めています。こちらのゆずを使った4種類のジャムにはすべて特産品の『木頭ゆず』が使われていています。かき氷のトッピングにしたり、焼酎にちょい足ししてみたり、色々な楽しみ方ができそうです。
セット内容
・ゆず&いちごミックスジャム 140g×1個
・柚子&キウイミックスジャム 140g×1個
・柚子&バタースプレッド 140g×1個
・ゆずマーマレード 140g×1個
ゆずといちご、ゆずとキウイのミックスジャム、ゆずとバターを合わせたスプレッド、完熟ゆずのマーマレード、それぞれ木頭ゆずの四季をイメージしたコンフィチュールをセットにしました。ゆずの香りがほんのりと感じられ、パンやヨーグルトはもちろん夏はかき氷のトッピング、冬はお湯割りにもお使いいただけます。主原料のゆずは、GIマークを取得した徳島県産木頭ゆずを使用しています。
4.【高知県馬路村】缶のごっくん馬路村3箱:30,000円
地 域 | 寄付金額 |
---|---|
高知県 馬路村 | 30,000 円 |
最後にご紹介する返礼品は、高知県馬路村の、缶のごっくん馬路村3箱です。
馬路村は人口千人に満たない小さな村です。山と川に囲まれて、自然と一つになった暮らしの風景の中で、元気な馬路村を残しています。香りのよいゆずと水とはちみつで作った、さわやかな甘みと酸味をご堪能ください。
セット内容
・(缶・180ml)24本入り×3箱
5.【宮崎県西都市】「銀の柚子」製品詰め合わせ:10,000円
地 域 | 寄付金額 |
---|---|
宮崎県 西都市 | 10,000 円 |
続いての返礼品は、宮崎県西都市からの、「銀の柚子」製品詰め合わせです。
山間部特有の昼夜の寒暖差や霧で育った香りの高い柚子を使った加工品の詰め合わせです。
様々なゆずの加工品をご堪能ください。
・ゆずポン酢:360ml
・ゆずシロップ:200ml
・ゆずみそ:140g
・ゆずちゃん(ゆず入り七味):25g
・青ゆずこしょう:20g
・赤ゆずこしょう:20g
・辛くない青ゆずこしょう:20g
・特製ゆず皮甘納糖:60g
・ゆずこしょう椎茸:100g
ゆずで村おこし!高知県馬路村
ゆずの有数な産地である高知県で、ゆずが限界集落を救ったという話があります。ゆずジュースで知られる高知県馬路村です。
30年前、馬路村の主な収入源は林業でした。林業に変わる新しい産業をとの危機感が村にはあり、農協、農家、村民としてできる事はないかと模索した中で、昔から栽培されているゆずの木に着目をしました。
当時の日本では、ポン酢などの限られた食材でのみゆずが使われていましたが、馬路村ではどんな食事にもゆずをかけて食べていたそうです。
食欲をそそる調味料として地元で愛されていたゆずを、将来的に日本人を魅了するものにするべく、全国でゆずを広める活動をすることにしました。
しかし全国の物産展に出てゆずを販売しても、なかなか売れませんでした。ゆずを使った料理のレパートリーが知られていないのが理由でした。
そこで村民が知っている『ゆずの美味しい食べ方』を活かし、美味しい商品ができないかと開発を始めたところ、はちみつとゆずで作った『ゆずジュース』が出来上がりました。
『ゆずジュース』を大々的にプロモーションした結果、多くの人に応援されて、全国的に愛されるドリンクとして広まっていきました。
その後もゆずの加工品はどんどん広まって行き、世の中にたくさんリリースされ続けています。
ゆずの加工品で村の収入は数十億へと増え、小さな限界集落は『ゆずの村・馬路村』として多くの観光客がくる村へと発展をしていきました。
まとめ
今回のゆずのご紹介は参考になりましたか?
ぜひふるさと納税を活用して「ゆず」を堪能してみましょう!
参考ページ
毛呂山町役場
馬路村農協
秋・冬の旬野菜ユズ(柚子):JAグループ
※2024年6月24日現在の情報となります。申込期限や在庫状況により、提供を終了している場合があります。また、お礼品の寄付金額も変更している場合があります。詳しくはリンク先のお礼品ページをご確認ください。