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『おおさか No-1グランプリ』マイナビ賞受賞。出張いちご農園で農業に「コトの価値」をプラスしたい -いちご農園『ミライバナ』-

『おおさか No-1グランプリ』マイナビ賞受賞。出張いちご農園で農業に「コトの価値」をプラスしたい -いちご農園『ミライバナ』-

6月のさわやかな風が吹き抜ける兵庫県姫路市は書写山。住宅展示場の片隅に張られたテントの下に広がっていたのはなんと赤く色づいた鈴なりのいちごでした。展示場を訪れた親子連れが「え? いちご?!」と驚きながらも、1粒もぎ取って口に入れると「あまーい!」と満面の笑み。この画期的ないちご狩りを提案するいちご農園『ミライバナ』を運営する株式会社スタンドケイ(本社:大阪市淀川区)の代表取締役、名倉昂佑(なぐらこうすけ)さんと、アグリ事業部長の上平敦之(かみだいらあつし)さんにお話しを伺いました。

「新規就農者を増やしたい」と始めた農業事業

大阪府茨木市にあるいちご農園『ミライバナ』を運営する株式会社スタンドケイは、既存のBBQ場や遊休地となっている施設でアウトドア機材やBBQ場施設の管理・運営などを手掛ける会社で、近畿圏内を中心にアウトドアイベントや野外フェスティバルなどに出店協賛もしています。
アウトドア事業の「自然を守り、魅力をつくる」という理念が農業にも通じるところがあり、農業におけるさまざまな事柄を問題視し、2018年11月からいちご農園を始めました。
「農家さんの所得を増やすために新しい営農ビジョンを提案して、きちんと儲かる農業をすることで、新規就農者を増やしたいんです。日本の農業は高齢化が進んでいるし、次の担い手を増やしていく事が大きな課題です。いちごは加工もしやすくて付加価値がつけやすいですし、未来の農業担い手である子どもが好きなくだものです。いちごの生産者として農業の魅力を伝える事が自分の使命だと思っています」
と、上平さんは語ってくれました。

この日並んでいたのは、暑さに強く甘みの強い章姫(あきひめ)という品種。その他季節などによって品種も変わります

世の中のニーズを探るために応募した『おおさかNo-1グランプリ』でつかんだ手ごたえ

出張いちご農園とは、プランターやポットでいちごを栽培し、施設や学校、イベント会場などへ宅配し、いちご狩りをその場で楽しんでもらうというサービスです。
わざわざ郊外のいちご畑に出向かなくても、いちご畑が街にやってきてくれたら楽しいんじゃないか。
生産者と消費者が新たに求めるニーズとして考えて導き出した一つの答えでした。

上平さんは、出張いちご農園を始めるにあたり、『おおさかNo-1(のうわん)グランプリ」に経営プランを応募しました。

『おおさかNo-1(のうわん)グランプリ』は、大阪府とJAグループ大阪が、若手農業者のチャレンジ意欲の喚起等に向け、経営強化プランのプレゼンを行った優秀者を表彰するとともに、JAグループ大阪や協賛企業から資金・技術等を提供し、そのプラン実現を支援するコンテストです。

「いちごを作るという事だけは決めましたが、まだまだ農業の事を何も知らない状況だった時に『no-1グランプリ』というビジネスコンテストがあると聞きました。農業を通して将来の構想をいろいろ持っていたので、果たして自分の考えが世間のニーズに合うのかどうか、他の人の反応が見てみたかったんです」と上平さん。
【農業に価値を見出す、世の中に必要とされる観光農園】をテーマにプレゼンを行い、「マイナビ賞」を受賞しました。

受賞したことで手ごたえをつかみます。

とはいえ、新規就農者として農業経験の少ない状態で、美味しいいちごを食べてもらう為に、栽培技術では他の生産者には及ばないが、今の自分にできることは何かと考え、選んだ土地は里山の緑豊かな大阪府茨木市でした。
90%が水分で出来ているいちごに、水質検査もおこなった綺麗な湧き水を使用しています。
さらに清潔な状態を保てるよう常に心がけ、土からシートに至るまで徹底的にこだわり、一番美味しい状態で消費者に食べてもらえるよう鮮度と品質には特に気を付けて管理しています。
また、温湯管を用いてセンサーで管理し土壌を温めることで根の動きを活発にし生育を促したり、ハウス内も温度センサーでの自動換気により常に最適な気温・湿度を保つなど最新の農法を取り入れています。

まだまだふくらむ農業を通して描く未来への展望

季節が変わり、イチゴは収穫期を終えますが、名倉さんと上平さんの構想は大きくふくらんで行きます。
「『農業の魅力を伝える』というところで、まずは若い方に向けてInstagramやYoutubeで農作業や普段の様子の動画を投稿することで発信していきたい」と、上平さんはYoutubeで『アグリチャネル【いちご農園ミライバナ】』での活動に意欲を示しました。
また、「今回行った出張いちご農園や買った野菜をその場でBBQをしながら食べられるぱくべじマルシェ、FARMERS FESTIVALというイベントを開催したりなど、様々な形で農業における『コトの価値』の魅力を創出する取り組みを行っています。今後も沢山の農家・農業関係者様と協力しながらワクワクする施策を発信していきます!」と名倉さんも目を輝かせます。

新たな視点で農業に取り組む就農者の姿が、日本の農業をもう一度活性化してくれるよう、彼らの取り組みにこれからも目が離せません。

いちご農園『ミライバナ』の運営責任者の上平さん(左)と運営会社株式会社スタンドケイの代表取締役、名倉さん(右)


いちご農園 ミライバナ
いちご農園ミライバナ YouTubeチャンネル
株式会社スタンドケイ
◆所在地◆
本社:大阪市淀川区木川東3-2-22
茨木営業所 兼 イチゴ農園『ミライバナ』事業所:大阪府茨木市大岩312-2
農園:大阪府茨木市泉原3506
◆電話番号◆06-7502-9625
◆お問合せ◆info@standkey.com

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