【プロフィール】
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金澤晋二郎(かなざわ・しんじろう) 株式会社 金澤バイオ研究所 所長。元九州大学農学部教授。専門は土壌微生物、土壌生化学、環境微生物学、未利用有機物の資源化など。2001年の九州大学で行われた「学内ゼロエミッションプロジェクト」で提供した超好熱細菌をもちいた「超高温・好気発酵法」による有機質肥料「土の薬膳」が好評だったことをきっかけに、退官2年前に株式会社 金澤バイオ研究所を設立し、土づくりに取り組む。常時80度以上の高温で好気発酵を行う超好熱細菌を利用した「超好熱・好気発酵法」を開発し大腸菌、害虫病原菌、寄生虫、雑草種子などを死滅させたクリーンで高品質な肥料「土の薬膳®」を開発する。その他、様々な企業や機関との共同研究やプロジェクトも手がける。 |
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金澤聡子(かなざわ・さとこ) 金澤バイオ入社前は東京で音楽系雑誌の編集の仕事に携わっていたが、父・晋二郎さんの研究の仕事をアルバイトとして手伝ううちに土の魅力にはまり、金澤バイオ研究所の正式スタッフとなる。九州大学ブランドグッズ「土の薬膳®」をより使いやすく、広く知ってもらうための商品開発や企画を行う。 |
金澤バイオ研究所の培養土とは

「土の薬膳®」を中心にブレンドされた培養土。このまま植物を植えることができる(写真提供:金澤バイオ研究所)
――僕は都市部で箱庭菜園などを作る仕事もしているのですが、土がないところで畑を作るときは、いつも金澤バイオさんの培養土(※)を使わせていただいていて、とても重宝しています。本当に丈夫な野菜が育つんですよね。
※培養土:そのまま植物を植えられるように栄養成分が調整されている土