ベランダ環境に合わせて野菜を選ぶ! ミョウガの植え付け【脱枯れ専のベランダ畑】
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ベランダ環境に合わせて野菜を選ぶ! ミョウガの植え付け【脱枯れ専のベランダ畑】

連載企画:脱枯れ専のベランダ畑

ベランダ環境に合わせて野菜を選ぶ! ミョウガの植え付け【脱枯れ専のベランダ畑】
最終更新日:2019年09月05日

野菜を自分で育ててみたいけれど、植物は枯らしてしまうばかりの“枯れ専”だった──。そんな世話下手が始めたベランダ菜園2年目。1年目の栽培から、この春夏のジャガイモ、キュウリ栽培まで、数々の失敗を経験しました。それらの失敗を経て感じたのは、野菜が育つか否かには栽培能力以上に環境の影響が大きいのではないかということ。さらに、我が家で育てやすい野菜や難しい野菜の傾向もおぼろげながら見えてきた気がします。そこで、今回は野菜と育つ環境に注目し、日陰でも育つと言われるミョウガ栽培についてお伝えします。

ベランダ環境に合った野菜を探す

育つ野菜と枯れる野菜の違いを考える

1年目の終わりに春からの栽培計画を大ざっぱに立てました。その際、自分が育てたいと思った野菜や、初心者でも育てやすそうな野菜から候補に挙げていったのですが、もう一つ別の視点から選ぶ方法があるのではないかと考えていました。

それというのが、ベランダ環境にあった野菜を選ぶという方法です。

というのも、わずか1年の経験の中でも、キュウリのように手を尽くしても枯れていった野菜もあれば、コマツナやミズナのように手をかけずともうまく育った野菜もありました。その違いは何かと言えば、環境に合っていたかどうかが大きいのではないかと感じていたのです。

1年目に枯れたキュウリと元気に育った葉物野菜

野菜がよく育つ環境って?

日照条件と育つ野菜の分類

栽培の成否を左右する大きな条件の一つが日当たりです。複数の実用書などで調べたところ、日照条件とその環境下で育てられる野菜は以下のように大きく分けられることがわかりました。

日当たりの良いところを好む野菜
トマト、ナス、ピーマン、キュウリ、カボチャ、ゴーヤー、スイカ、メロン、オクラ、エンドウ、ソラマメなど。

半日程度の日当たりで育つ野菜
インゲンマメ、カブ、ニンジン、ホウレンソウ、チンゲンサイ、コマツナ、シュンギク、スイスチャード 、アイスプラント、レタス、バジル、ショウガ、ジャガイモ、サトイモなど。

直射日光が当たらないところで育つ野菜
ミョウガ、ニラ、ミツバなど。

次の狙い目は日陰でも育つ野菜?

日当たりの良いところを好む野菜の多くは夏野菜です。夏野菜は華やかなイメージで育てたい野菜も多く、いまもいろいろ栽培中なのですが、キュウリなどのウリ科はことごとくカビ菌が原因となる病気にやられてしまいました。

一方、半日程度の日当たり(半日陰)で良いとされる野菜のうち、ジャガイモはうまく太りませんでしたが、葉物野菜の多くは我が家でもちゃんと育ちました。直射日光が当たらないところ(日陰)で育つ野菜にはあまり挑戦してきませんでしたが、ミツバはまあまあの生育状況でした。

つまり、我が家のベランダは日当たりが最高とは言えず、しかもというか、だからこそと言うべきか、カビ由来の病気にかかりやすい野菜は向いていない。しかし、半日陰を好む野菜はよく育つ傾向がある。ならば、半日陰から日陰でも育つ野菜にもう少し挑戦してみてはどうか……。

そう考えて、目をつけたのがミョウガやショウガです。特にミョウガはむしろ直射日光の当たらない半日陰から日陰を好むと言われています。そんなミョウガを育ててウチのベランダ環境についてもっと理解を深めようではないか。それが今年密かに進めているミッションだったのです。

ミョウガの育て方

3〜4月、植え付け

そんなわけで、4月中旬、園芸店でミョウガの根株を購入して植え付けました。ミョウガは地下茎で増える多年草で、3月上旬から4月中旬ごろまで地下茎を切り取った根株が出回るのです。購入した根株は早めに植え付けます。

ミョウガの植え付けに用意したもの

植え付けにあたって用意したのは、10リットル程度のプランターと野菜用培養土です。根株の袋に書かれていた栽培方法によると、6号鉢(2.2リットル)に一株、65センチ幅のプランターに5株を植えつけるのが目安。今回は10リットルなので、5株程度を植えました。

10リットルに5株程度が目安だが、実際には6株あった

プランターの半分くらいまで土を入れて根株を並べ、土をかぶせてたっぷり水やりをします。植えつけた後も土が乾かない程度に水やりを続けました。

しかし、種から育てる他の葉物野菜などとは違って、芽が出るのに時間がかかります。

5〜6月、追肥、水やり

植え付けから1カ月、ようやく芽が出始めた

植え付けから1カ月ほど経った5月中旬、ようやく芽が出始めました。出たと思ったら、どんどん葉が開いてきます。

一般的な栽培方法としては、芽が出て葉が立ち上がってきたら追肥をするのがセオリーです。しかし、芽がでるまでが長かったため、その間に放置グセがついてしまい、ついつい世話を忘れがちに……。そのせいで肥料不足に陥っていたのか、途中から明らかに成長スピードが鈍りました。

ココヤシの繊維でマルチをした

7月に入ってからようやく、そのことに気がついて追肥をし、ついでに乾燥防止のために、ワラの代わりに余っていたココヤシの繊維を敷きました。

7〜8月、収穫……できる?

ミョウガの栽培スケジュールとしては、7月上旬から8月下旬にかけて、茎の根元に先端が出始める花穂をかき取って収穫できるといいます。その際、花が開いてしまうと味が落ちるので、開花前のよくしまった状態で収穫するといいそう。また、花穂が日に当たると緑色や褐色になってしまうので、株元に日が当たらない場所に移動したり、マルチで覆ったりするといいようです。

ただし、1年目は株が安定するまで収穫できないこともあるようで、我が家のミョウガもまだ株が小さく、花穂が見える気配はありません。ミョウガ栽培は気の長い仕事なのだと知りました。

この姿で収穫するには日を当てず時期を逃さないことが大事だという

ミョウガ栽培には覚悟が必要?

本格的な夏がやってきて、ミョウガを消費する機会が増えました。そうめんや冷ややっこ、ナスの揚げ浸しに薬味として加えたり、浅漬けやピクルスにしたり……。その度にウチのベランダで取れていればなぁと感じるのですが、ミョウガ栽培を始めるのには多少の覚悟がいるような気がしていました。

1、2カ月栽培して収穫する葉物野菜や、一夏栽培して終わりのナスなどの夏野菜と違って、翌年以降も続けて栽培する野菜だからです。何年も収穫できるというのはメリットでもありますが、根無し草のようなマンション暮らしの身としては、毎年世話を続けなければいけない存在に重みも感じます。そんなことを思い、土地に根を下ろして生きる農家さんの覚悟は幾ばくかと思い知らされるような気がいたしました。

◆次回、夏野菜が次々に収穫に至る……⁉︎

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