【福島県・くるくるファーム】パーマカルチャーで目指す、持続可能で幸せなライフスタイルの形成

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【福島県・くるくるファーム】パーマカルチャーで目指す、持続可能で幸せなライフスタイルの形成

【福島県・くるくるファーム】パーマカルチャーで目指す、持続可能で幸せなライフスタイルの形成
最終更新日:2019年09月12日

『田んぼアート』や『岩瀬牧場』などのスポットで知られる福島県鏡石町。水稲をはじめ、果樹や野菜など様々な農業が展開されているこの地で、農業・経済・地域・人の循環を目指してパーマカルチャーを実践している農業人がいます。『くるくるファーム』代表の関根潤さん。“自分のやりたいこと”を軸に構築される、関根さんの農業ライフに迫ります。

原点は「子どもの健康を守りたい」という思い

東京都で塾講師や家庭教師を勤めていた関根さんが、地元・鏡石町にUターン就農したのは東日本大震災がきっかけ。「震災当時はネットや報道などで福島が危ないという情報が飛び交っていましたが、自分自身どうすることもできない歯がゆさがありました。そんな中、福島にいた妹に息子ができ、その子に安全、安心なものを食べさせたかったのが原点です」。

大の子ども好きという関根さんは震災後、「子どもの健康を守りたい」という強い思いを抱いていました。
震災後の事態を医療の力で打開しようと、働きながらにして医学部受験にまで挑んだ関根さんの子どもに対する思い。
医者になることはかないませんでしたが、ならばと、食の観点から子どもたちの健康を守ることを決意しました。「東洋医学には『未病』という考え方があります。病気などをあらかじめ防ぐためには基本的な食が大切であると考え、農業をやってみようと思い至りました」。

計2年にわたる研修の後、地元生産者のきゅうり農地を譲り受けてスタートした関根さんの農業生活。就農1年目は環境制御を用いたハウス栽培で成功を収めました。しかし、次第に膨大な作業量と経験不足による大きな不安に圧倒され、心身ともに疲弊していったといいます。「農業の経験も少なく、何をするにも神経質になってしまいました。当時は『きゅうり鬱』のような状態だったと思います」。冗談めいて回顧する関根さんですが、言葉の端端からは筆舌に尽くし難い当時の様子がうかがえました。

“やりたいこと”を軸に再出発

農業を営む目的を見失っていた関根さんが取った行動は“原点“に立ち戻ることでした。自分が本来やりたかったこと、すなわち“音楽”と“子どもとの関り”を軸に据えた生活スタイルへ転じたことで、農業や経済などのあらゆる面が好転していったといいます。これには、いわゆる“パーマカルチャー”と呼ばれる手法が根幹にあります。

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原点に立ち戻るため、楽器(ハンドパン)を購入したという関根さん

パーマカルチャーとは、人間にとっての恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系のこと。パーマネント(永久な)とアグリカルチャ-(農業)あるいはカルチャー(文化)を組み合わせたこの造語が物語るように、永続可能な農業をもとに人と自然が共に豊かになるよう、自らの生活や地域社会をデザイン(計画、設計)してく手法です。

関根さんが描く生活は“音楽”と“子どもとの関りを軸にした「人間中心のみんなが幸せになるデザイン」。ミュージシャンとして音楽イベントなどで人々の耳を楽しませるだけでなく、2年前からは地元の幼稚園児と味噌作りをする『手前味噌project』を開催するなど、食育の範囲も徐々に広げています。これらの活動は決して経済的なメリットがあるわけではありませんが、ここで醸成されるコミュニティや子どもたちの学びが、中長期的に大きな価値を生むといいます。

パーマカルチャーで目指す、農業・経済・地域・人の循環

『くるくるファーム』という社名も、パーマカルチャーによる農業・経済・人・地域の循環に由来しています。「これからは “循環”がキーワードになると思います」。消費するだけの現在の経済システムから脱却し、循環型の経済システムへ変遷していくことの重要性を語ってくれました。

「自分は実践者。できるかできないかを論じる前に行動あるのみ」と語る関根さん。現在、30aのきゅうり栽培を手掛ける傍ら、音楽活動の展開、地域の子どもたちとの交流、映画の撮影、イベントの企画など様々な活動を展開しています。「農業を目指している人に限らず、こういう生き方もあるということを多くの人に知ってもらえたらうれしいです」。

多様な農業スタイルが展開されている昨今。「農業は自由。生き方や農業スタイルも自分が描いたデザイン次第」という関根さんの言葉通り、ライフスタイルまで含めた自身のあり方を自ら構築、実践できることこそ、農業の最たる魅力なのかもしれません。

農業経営のみならず、音楽活動を中心とした表現者としても活躍する関根さん。9月21、22日の両日には、自身初の音楽イベントを主催します。

『ミュージシャン×百姓』が打ち上げる食と音楽の祭典。選りすぐりのミュージシャンが奏でる様々なジャンルの音楽と、生産者の立場から『食の大切さ』を伝えるフードマーケットを堪能してみてはいかがでしょうか。


■開場:9月21日(土)午前10時~/開演12時~(雨天決行)
■閉演:9月22日(日)午後9時
■会場:アニマルフォレストうつしの森
福島県田村市船引町上移上道135

イベントに関する問い合わせ、前売り券の購入はこちら
joinday.fukushima@gmail.com
(統括責任者:関根潤)
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くるくるファーム
福島県岩瀬郡鏡石町堀米547
https://www.facebook.com/crucrufarm/

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