農業って草刈りのこと?
除草剤を使わない農業を始めて、改めて草刈りの大変さに気がつきました。
1カ月ほどでモッサモサに伸びるんですもの。

1カ月たたないのにこの雑草具合。
草を刈って、こうします。

でも、1カ月経つと元通り……
畝間、株間の除草に周りの草刈り、この夏は本当に草との戦いでした。
「これから農業を始めよう」という方の中には
草刈り機ってよく聞くけど、ちゃんと調べていない
価格も性能もいろいろあって、どんなものを選べばいいのかわからない
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな「これから農業について真剣に考えてみようかな」という方向けに、草刈り機の基本を押さえてみたいと思います。
草刈りをするのは、周囲に迷惑がかからないようにするため
ちだが自分で農業を始めてみるまで全くイメージできなかったことがありました。
それは
周りの人、畑に迷惑をかけないようにする
ということです。
この点は、特に新規就農者にとっては重要なポイントです。
畑の周りが雑草まみれだと、雑草の種が周囲の畑に飛散します。
また、その畑自体の見栄えも良くありません。

このままにしておくとまた大変なことに。
地域の方から、この畑、草だらけだな。ちゃんと管理しているのか?
という目で見られてしまいます。
すると、畑を貸してくれている地主さんのお顔を潰すことになる、というわけです。
その後その地での農業がやりにくくなったり、最悪農地を貸してもらえなくなるなんてことも。
つまり、草刈りは地域で生きていく上でも必要なことなんです。
少しでも効率的に、頑張りたいところですね!
草刈り機を選ぶ時に気をつけること
草刈り機を選ぶ時に気をつけることは主にこの4点です。
- 排気量
- 燃料式か充電式か
- 重さ
- 金属刃かナイロンコードか
排気量
排気量が大きいと、大きい金属刃を使うことができます。

小さい刃。

こちらは大きい刃。
また、金属刃とは違うナイロンコードというものもあります。
ナイロンコードは25cc以上の排気量が望ましいのでこの点も考慮する必要があります。
燃料式か充電式か

草刈り機用の燃料
草刈り機の動力は燃料式、充電式とあります。
充電式は作業時間がどうしても限られます。
自宅の駐車場や庭など狭い面積で使うのであれば充電式でも構いません。
しかし、本格的に農業で使うのであれば燃料式一択です。
重さ
草刈りをする時には数時間以上やることも多くなります。
したがって、重さも重要なポイントです。
ただ、重さは排気量に比例して重くなります。
軽さと排気量のバランスを考えて選ぶといいですね。
金属刃かナイロンコードか
草刈りをする時には、金属の刃で刈るか、ナイロンコードで刈るかを選びます。
それぞれどんな違いがあるのかを押さえておきましょう。
■金属刃
文字通り、金属でできた刃を回転させて刈ります。
金属刃のメリット
- 茎の太い雑草でも刈れる
- 刈った草が散らからない
- 根元から刈れる
雑草は根元にある成長点を残すとまた生えてきます。
ので、金属の刃で根元から切っちゃいます。
これをごっそりいきます。
金属刃のデメリット
- 壁や石などに当たると刃のチップが欠けて切れ味が悪くなる
- 刈った草を避ける、などの後処理が必要
- 刃物なので危ない

チップの欠けた刃(右)と新しい刃(左)。
金属刃で草刈りをすると、あとはこのようになります。
畑の中だと、耕運前にこの草を処理する必要があります。
■ナイロンコード
ナイロンコードは、コードを高速で回転させることで草を刈ります。
ナイロンコードのメリット
- 刈った後が芝生っぽくなって奇麗
- (草が短ければ)金属刃よりも刈るのが早い
- 壁際なども気にせず使える
このような壁際は、ナイロンコードなら気にせずスイスイ刈れます。
ナイロンコードのデメリット
- 草や小石が飛び散るので自分が汚れる
- 小石などが吹き飛ばされて、自分や周囲のものに当たる
- 太い茎の草は刈るのに時間がかかる
ナイロンコードで草刈りをすると、こんな見た目になります。
金属刃とナイロンコードで、草刈り後を比較してみます。
草刈りをした後の見た目でも、それぞれ違いがあるのがわかりますね。
写真右側、ナイロンコードで刈られた草は広い範囲に飛散するので平らになっています。
ちなみに、金属刃とナイロンコードはとても簡単に付け替えることができるので、ご安心ください。
※ 購入時には念のため付け替えが可能かをご確認ください。
また、ナイロンコードを使う予定がある場合には排気量が25cc以上のものを選ぶのがベターです。
ナイロンコードはひもを回して草を刈るため、金属刃よりも抵抗が大きくその分エンジンパワーも必要になるからです。
草刈り準備! 服装も大事!!
草刈りをする時には服装にも気をつけましょう。
必ず、手袋、長袖長ズボンを着用します。
ナイロンコードを使う時はプラスアルファの準備が必要!
ナイロンコードを使う場合は、草や小石が飛び散るので長袖長ズボンに加えて以下の2つが必須です。
- 自分の顔をガードする面
- エプロン
全体はこんな感じになります。
ガードのお面はこんな感じ。
お面もエプロンもどちらも1,000円前後で販売しています。
草刈り機の使い方
お気に入りの草刈り機を選んで、服装の準備ができたら草を刈りましょう!

ちだの草刈り機。
使い方はとってもシンプルです。
だいたい、どの草刈り機も同じ使い方ですので、参考にしてみてください。
まずは、燃料を入れます。
続いて、手元のスイッチをオンにします。

スイッチ入れ忘れてエンジンかからない! あるあるです。
最後に、スターターのひもを引っ張ります。
引っ張るとエンジンがかかります。これでOKです。
草刈りを始めましょう!
金属刃からナイロンコードへの付け替え手順
草刈り機の選び方でも触れた通り、金属刃からナイロンコードへの付け替えは非常に簡単です。
全部外すとこうなります。

シンプルな構造です。
続いて、ナイロンコードを回し外して2つにします。
片方を草刈り機に取り付けます。
金具も付けて
ネジを付けて
しっかり固定します。
もう片方を付けたら完成です。
農業用の草刈り機は金属刃と着脱に必要な部品付きで販売されています。
そこに追加でナイロンコードを購入すれば、場面に合わせて付け替えて利用ができますね!
金属刃 | ナイロンコード | |
---|---|---|
メリット | 茎の太い雑草でも切れる | 刈った後が芝生っぽくなって綺麗 |
刈った草が散らからない | (草が短ければ)金属刃よりも刈るのが早い | |
根元から刈れる | 壁際なども気にせず使える | |
デメリット | 壁や石などに当たると刃のチップが欠けて切れ味が悪くなる | 草や小石が飛び散るので自分が汚れる |
刈った草を避ける、などの後処理が必要 | 小石などが吹き飛ばされて、自分や周囲のものに当たる | |
刃物なので危ない | 太い茎の草は刈るのに時間がかかる |
まとめ
草刈りは、本当に大変な作業です。
ですが、農業とは切っても切れないものです。
また、地域に住む上でも草刈りは欠かせません。
周囲の方々に迷惑にならないようにすることはもちろんですが、お祭りの準備などで地域の人間で草刈り作業ということもあります。
地域の景観、農地をみんなで守っていく。
そんな営みがあります。
地域に住む、農業を始めることの第一歩は草刈りから!
だからこそ、草刈り機のことをきちんと理解して、自分にあったものを用意しましょう!