<春夏編>ベランダで育てられる最良のコスパ野菜は?【脱枯れ専のベランダ畑】

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<春夏編>ベランダで育てられる最良のコスパ野菜は?【脱枯れ専のベランダ畑】

連載企画:脱枯れ専のベランダ畑

<春夏編>ベランダで育てられる最良のコスパ野菜は?【脱枯れ専のベランダ畑】
最終更新日:2019年10月02日

野菜を自分で育ててみたいけれど、植物は枯らしてしまうばかりの“枯れ専”だった──。そんな世話下手が始めたベランダ菜園2年目。ベランダ菜園をする人の中には、節約効果を期待して野菜を栽培する人もいるでしょう。かくいう私も、その一人。しかし、実際には失敗も多く、思ったようには収穫を得られていません。そんな中でも、十分にモトをとったと満足する経験もまれにあります。この春夏シーズンで栽培した野菜について、コストパフォーマンスの良しあしを考えました。

コスパの悪かった野菜

何と言っても失敗続きのキュウリ

昨年、ベランダ菜園を始める際には「家計の助けになるのではないか」という淡い期待を持っていました。

ところが、1年目は初期投資がかかった割に失敗続きで、完全に赤字。今年こそはと奮起した2年目も、よく取れた野菜があった一方、全く取れなかった野菜もあって、全体の収支としては微妙……。

全く取れなかった野菜の代表は、もちろんキュウリです。去年に続き、今年も病気にかかってしまって一つも収穫に至りませんでした。

キュウリは最初の実が半分まで成長したところで終了

日当たりが敗因? ジャガイモ、茎ブロッコリー、枝豆

放っておけば育つだろうとナメてかかったジャガイモも、茎だけやたら伸びて、実の方は親指ほどの小さなものがいくらかついただけで全然太りませんでした。

種芋より収穫量が少なかったジャガイモ

また、苗から育てた茎ブロッコリーも徒長して花蕾(からい)をつけないままですし、枝豆などは何度挑戦しても苗の段階から徒長してしまい、植え替えると枯れるというパターンを繰り返しています。明らかに日照不足が影響していると思われるこうした野菜は、うちのベランダでは難しいのかなと感じています。

全然育たない枝豆。つまみにするべく、ビールの用意はできていたが……

コスパの良かった野菜

放置栽培で次々に取れるシシトウ

一方で、この春夏に最も収穫数の多かった野菜といえば、間違いなくシシトウでしょう。

シシトウは、購入した種を3月下旬にポットにまいて育苗開始。葉が10枚以上に増えて最初の花が咲く直前の5月に植え付けて、7月下旬頃からは毎週のように収穫がありました。

収穫が追いつかずに赤く完熟したものも

その数は、記録に残っている分だけでも、ざっとこんな感じ。9月に入ってからも次々に花が咲いて実がついてきているので、少なく見積もってもスーパーで購入する10パック分以上はトータルで収穫できそうです。今年の夏は、例年以上にシシトウをたくさん食べることになりました。

1つ2つだけを収穫してメインに添えることも

しかも、水やりと追肥をした以外はほとんど放置栽培でした。アブラムシが大量発生していた初期には毎日のように格闘していたものの、だんだんそれも億劫になってきて後半は見て見ぬ振り。今もアブラムシがいくらか葉についたままの状態で、それでもたくましく実をつけているのです。

いまも次々に実をつけている

シシトウ栽培のセオリーとしては、最初の分枝より下のわき芽はとって、3本仕立てにするのが良いようですが、それすらせずに放任した結果、4本仕立てくらいの状態ながら元気に育っています。実が付かなくなるなどの問題を感じない限り、もはやこのままでいい気がしています。

種袋で購入し、軽く100粒以上入っていた種のうち、使ったのは8粒。苗で購入しても一株100円程度からと安価なので、十分にモトが取れる野菜だと思いました。

使い勝手のいい青ジソやバジル

そのほか、地味に活躍したのは青ジソやバジルです。

どちらも種から育てたもので、ちっとも大きく育ちませんでしたが、我が家で消費する分には十分な収穫があり、思った以上に便利でした。

青ジソは花芽がついてきたのでもう終わり

というのも、スーパーなどで購入する場合、青ジソ(大葉)はたいてい10枚で1セット、バジルは十数センチの茎2、3本がパックに入っていたりして、使いきれないうちにしなびてしまうことがよくあったのです。

鉢に植わっているものなら1枚から収穫できるので、わざわざ購入してまでは作らないような料理にいろいろ活用できました。余らせる心配もなければ、「買い忘れた!」ということもありません。

トマトにカッテージチーズとバジル。味付けはオリーブオイルと塩こしょう

青ジソとバジルも種袋で購入しましたが、数百粒ずつくらい入っているので、種1粒のコストはほとんど無視できるレベル。苗でもやはり1株100円程度から購入できるので使い勝手を考えるとお得感があります。

コスパは微妙でもプライスレス?

コスパだけで考えると、ミニトマトやナスは微妙なラインをたどっています。

ミニトマトは、今年は水やりと追肥をバンバン行って大量収穫しようともくろんでいましたが、べと病のような症状が少し出ていたり、あちこちに生息しているハダニ被害に巻き込まれていたりして収穫量は伸び悩んでいます。それでも、種や苗の購入費用を補って余りあるくらいにはすでに取れていますが、目標値が高かっただけに残念な印象。

ただし、野菜をあまり食べない保育園児の次女が、赤い実を見つけると喜々としてもいで残さず食べてくれるという、プライスレスな効果がありました。

ミニトマトの収穫は幼児もできて楽しい

育苗したナスや、苗で購入した白ナスも、期待したほどにはたくさん収穫できていませんが、白ナスなどは都心ではなかなか手に入らないことを考えれば、いくらかでも収穫して味わえたことに価値がありました。また来年も食べたくなって購入してしまう予感がします。

来年挑戦したいコスパ野菜

というわけで、この春夏で最もコスパの良かった野菜には、シシトウを挙げたいと思います。

シシトウを育てようと思ったきっかけは、ベランダ菜園経験者の何人もの方から「簡単にたくさんとれる」と勧められたことですが、結果はまさにアドバイス通りでした。

さらに、シシトウが難なく育ったということは、その仲間であるピーマンやトウガラシ、小さいサイズならパプリカもいけるのではあるまいか。来年に向けて、栽培できる野菜の選択肢が広がった気がします。
 

◆次回、「捨てていた種を植えてみた」実験の後日談!

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