だから私は須賀川市を選んだ。Iターン就農2年目で、多くのファンを擁する若手野菜農家の活躍に迫る

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だから私は須賀川市を選んだ。Iターン就農2年目で、多くのファンを擁する若手野菜農家の活躍に迫る

だから私は須賀川市を選んだ。Iターン就農2年目で、多くのファンを擁する若手野菜農家の活躍に迫る
最終更新日:2019年10月10日

福島県の中央部に位置し、空の玄関口である福島空港が所在する須賀川市。昨年、兵庫県からこの地にIターン就農した桑原翔太朗さんは現在、奥様と2人のお子さんの4人暮らしをしています。オクラやミニトマト、加工用トマトを栽培しており、その食味の良さは市内外で多くのファンを抱えるほど。“より美味しい野菜作りを目指し、お客さんが何を求めているか追求した上で栽培する”という農業スタイルを貫く桑原さん。就農前後の道のりを伺うと、農業を営む楽しさや、須賀川市の強みが見えてきました。

街を彩る伝統文化と、若者の活躍が目覚ましい福島県須賀川市

街のいたるところに歴史の面影や伝統文化が残る須賀川市。子育て環境の良さや、充実した公共交通網の整備も相まって、近年多くの若者が活躍の場に須賀川市を選んでいます。伝統あるお祭り『松明あかし』では毎年、多くの観光客が市外から訪れます。最近では、毎月第2日曜日に開催し、道沿いにさまざまな店が出店する『Rojima(ロジマ)』に若者を中心とした多くの人が集まり、観光の一つとなっています。

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松明あかし

甘いミニトマトと変色しないオクラ。美味しさと他にはない価値を追求

須賀川市には『JA夢みなみ』が運営する“はたけんぼ”という地場の野菜や果物、生花などを売る場所があります。ここではすべての野菜などに生産者の名前が記載されているため、美味しかった生産者の名前を覚えてリピーターとして買いにくるお客さんも少なくはありません。

「奥さんが売り場を見に行ったら、うちの野菜がなくなっていて嬉しかった」と語るのは、兵庫県から同市にIターン就農した桑原さん。現在、ミニトマトとオクラ、加工用トマトを栽培しています。

桑原さんは兵庫県で育ち、岐阜大学で6年、その後も宮崎の大学で1年、生態学、植物分類学を主に学びました。当時は博物館の学芸員になりたかったといいます。しかしその後、これまで学んだことを生かした職業で将来性を考えた時に農業はどうかと考えるようになります。そして26歳の頃に宮崎の農業法人に勤め、ミニトマトやきゅうり、水稲などの栽培法を学びました。その後さらに技術習得をしたいと考え、岐阜の農業法人で里いもやオクラ、柿を栽培、さらにドライフルーツなどの6次産業も経験しました。

「私はこれまでいくつも働く場所が変わっているのですが、それはさまざまな職場でいろいろな技術を習得したかったから。これまでの経験を生かして独立をしようと思い須賀川市に来ました」と桑原さんは語ります。

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就農までの経緯を語る桑原さん


 
現在、販売されている桑原さんの野菜には、オリジナルで作った可愛いシールが貼られています。それは桑原さんの「うちの野菜は違うんだぞ。美味しいから一度食べてみてよ」という思い。ミニトマトは甘く、美味しさが自慢。オクラは変色しにくく、柔らかいのが、桑原さんが手掛ける野菜の特徴です。

加工用トマトは、トマトが一般的に出回らない時期に出荷できる体制を整え、生で食べても美味しい品質。ただ気候が合うからだとか、栽培に手がかからないからという理由で作付け品目を選び生産するのではなく、お客さんが求めているもの、需要が必ずありきちんと売り切れるものを生産するようにしています。ミニトマトは東京など遠方からの問い合わせも寄せられるため、今後はツイッターで販売情報を発信していく予定です。

ツイッターアカウントはこちら

地場で野菜を売る場がある。美味しい野菜が育つ環境も整っている。だから私は須賀川を選んだ

「私が独立する時に一番こだわったのは土地選びです。須賀川市を選んだ理由は、地場の野菜を買ってくれるお客さんがいる。多少高くても美味しい野菜を求めているお客さんがいるからです」と桑原さんは語ります。

「同じ地域でも場所によって日当たりや水はけ等の条件が異なり、野菜の育ち方が変わります。例えば今の土地では土壌の条件がうまくかみ合わず、『納得のいくものが作れない』と、ナスの栽培を諦めた経緯があります」。こうした経験を重ね、桑原さんは自分の土地、地域の需要にマッチした野菜作りを進めています。

今後の目標は、美味しい野菜を作り続けることはもちろん、青年部のつながりを強めていくことだといいます。「どの農家でも野菜や果物を作る種類、量には限界があります。いつも産直売り場を充実させ、多くのお客さんに来ていただくため、若手の仲間たちと一緒に新規就農者を受け入れる体制を整えてこの街の農業を活性化させていきたい」と語ってくれました。

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桑原さんが手掛ける調理用トマトとオクラ。県内から高い評価を得ています

「経験と先輩に話を聞くことが大事」。新規就農する方に伝えたいこと

複数の土地で農業を経験し、独立して2年目で多くのお客さんに愛される野菜作りを実現している桑原さん。これから新規就農を志す方へのアドバイスを伺いました。「まずは1年間、実際に農業を経験することが大事だと思います。それも設備の整った綺麗な畑では十分とは言えません。決して良いとはいえないほ場を一度経験すると知識や技術が身についていきます。そして就農したい地域の年代の近い先輩、自分より少し前に就農した先輩に話を聞くことも重要。同じ環境の人に土地にあったアドバイスをもらうことで失敗を防ぎ、成功に近づくことができます」と語っていただきました。

“聞きに来たら私は応えるよ”と気さくに話してくださった桑原さん。新規就農者の受け入れ態勢を考え、後に続く人に対して細かくアドバイスをくれる理由は、街と自分の農業のためと言いつつも、“これから挑戦する人に失敗して欲しくない。農業を好きな気持ちを守ってあげたい”という桑原さんのあたたかく優しい思いが根底に感じ取れました。

【就農に関するお問い合わせ】
須賀川市役所 産業部農政課農政係
〒962-8601 福島県須賀川市八幡町135
TEL:0248-88-9138 FAX:0248-72-9845
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