1年目の最良のコスパ野菜はサラダミックス⁉︎
1年目の冬に、防寒対策の効果を確かめるため、小さなプランター3つを用意してサラダミックスと三つ葉の苗を植えました。
結論だけ言うと、温かい室内で栽培したものや、そのままベランダに置いたものに比べて、防寒カバーをしてベランダで育てたものが最も生育がいいことが確認できました。
で、記事上では彼らの仕事は終わりとなったのですが、実験用に用意したものとはいえ、もちろんこれも食べられる野菜なので、その後は少しずつ収穫して、サラダミックスは主にサラダとして食してきました。
これが、なかなかどうして、使い減りしない野菜でした。だいたい7〜10日に一回くらいの頻度で大きくなった葉からせっせと収穫していたのですが、一度収穫してもすぐに次の葉が育ってくるので全部を使い切ることがないまま冬を越し、春になっても食べ続けました。
小さなプランターに植えっぱなしで特に手入れはしないまま、冬の弱い日差しの中でも十分に育ちました。レタスミックスと三つ葉を選んだのは、真冬に購入できる数少ない野菜の苗だったからという理由に過ぎませんが、たくさん食べられていい買い物をしたという印象を強く残しました。
そんなわけで、また今年の秋冬シーズンに向けてサラダミックスの苗を植えてみようという気分になったのです。
複数の葉物野菜を寄せ植えて“サラダ畑”に
今回、購入した苗は4つ。昨年購入したものと同じメーカーのサラダミックスに、クレソン、リーフレタス、それにサニーレタスです。全部合わせても600円台で購入できました。
20リットル程度の土が入る浅くて広いフェルトプランターを用意し、培養土を入れて苗を配置します。大きく育ってくることを計算して、少し余裕を残しておいたのですが、空いたスペースに余っていた種もまいておきました。大株に育てることもできるコマツナなどの種ですが、ここでは間引き菜やベビーリーフを摘んでサラダにすればいいとの考えです。
3週間後。レタスが徒長している感じはありますが、まあまあ大きく育ってきました。特にクレソンが増えてきた印象です。これなら少しずつ収穫して食べられそう。
……ということで、早速いくらかを収穫して、炒めたマッシュルームとベーコンを加えてサラダにしました。クレソンってそれほど食べ慣れていなかったのですが、少しピリッとした辛みがあっておいしい! そして、新鮮!
ハーブや肉、魚を足せばバリエーション豊かに
さらに、今年はハーブも足すことにしました。同じグリーンばかりを食べ続けると飽きるので、いくつかのハーブと肉や魚を組み合わせてバリエーションを増やそうと考えたのです。
追加で確保した苗は、イタリアンパセリ、ディル、ルッコラの3種類。イタリアンパセリは平たい葉とパクチーに似た独特の香りがあって、サラダだけでなく料理の付け合わせなどにも使われるハーブ。ルッコラはゴマに似た風味と辛味が特徴的でグリーンサラダのアクセントになりそう。ディルは魚料理ととても相性がいいとされています。
どう植え付けようかと迷いましたが、調べてみるとディルは大きく育つため単独で植えた方がいいらしいので、それぞれを別のポットに植え替えて様子をみることにしました。3つ加わるだけで、こんなサラダにもあんなサラダにもなりそう……とイメージが広がります。今年もたくさん食べられる予感!
自家製ハーブサラダの朝食を夢見て
サラダ畑を作るにあたって参考にしたのは、最近よく売られているミックスサラダのパックです。いろいろな種類の野菜がひとまとめに入っていて、それさえ購入すれば立派なサラダが作れるというお手軽セットですが、ベランダのプランターにこれが植わっていれば、買い物に行く必要すらなく、とれたてを味わえるのではないか──というのが、この“サラダ畑”のアイデアです。
これらの野菜にサーモンやハーブチキンなどのタンパク質を加えて、バゲットを添えれば……、あら、素敵なモーニングセットになりそう! 気に入ったサラダセットがあったら、どんな野菜が入っているのかチェックして参考にしたいと思います。まあ、低血圧人間にとっては、朝から収穫することがまずハードル高めなのですが。
◆次回、終わったはずのキュウリ栽培に奇跡!? そして、夏野菜の片付け。