農業の始め方が分かる! 茨城県就農ガイド決定版

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農業の始め方が分かる! 茨城県就農ガイド決定版

農業の始め方が分かる! 茨城県就農ガイド決定版
最終更新日:2019年11月28日

「農業に興味があるけれど、何から始めたら良いの?」と思う方も多いでしょう。相談先は? 作物の選び方は? どのような働き方をしているか? 誰でも最初は知らないことだらけ。そこで就農に関するよくある質問、その後の就農までの流れについて、茨城県新規就農相談センターにお話を伺いました。各地で就農相談会を開くなど、年間約1000件の相談を受ける同センター。就農のハウツーを一緒に学んでいきましょう。

「農業に興味があるけれど、何から始めたら良いか分からない…」という人はこちら!

農業に関心があれば、まずは自治体などが開いている就農相談会がおすすめです。就農へのモヤモヤを気軽に聞けるという就農相談会。どんなイベントなのでしょうか。

就農相談会とは、どんなイベントですか?

相談者


小堤さん

就農のためのさまざまな情報を知ることができるイベントです。相談会には、大きく分けて2種類あります。農業法人などの会社が集まる「雇用就農希望者向け」のものと、地域で独立を応援する組織などが集まる「独立就農希望者向け」のものです。茨城県の場合、就農相談のワンストップ窓口である茨城県新規就農相談センター(以下:センター)が、都内や県内で相談会を開いていますよ。

茨城県の就農相談会の様子

茨城県の就農相談会の様子

まだ具体的に就農したいとまで気持ちは固まってないのですが…そんな、あやふやな気持ちで行っても良いものでしょうか?

相談者


小堤さん

どうぞいらっしゃいませ! モヤモヤした気持ちを少しでも整理してもらえる場所だと思ってもらって大丈夫ですよ。最近は、「5年後に始めようかと考えている」といった、就農のスタートラインに立とうかどうかという方も増えています。30代後半から40代半ばくらいの方が多いですが、10代から60代以上まで幅広い年代の方が参加されます。

誰でも参加しやすいのですね。皆さん、どんな質問をしていますか?

相談者


小堤さん

「農業経験がないけれど大丈夫か?」という方は多いですし、雇用就農希望者向けの相談会の場合は「お給料はいくらもらえるか?」「残業は多いか?」「休みは取れるのか?」などですね。

そんなことまで聞いて良いのですね!

相談者


小堤さん

はい。他の業種と同じように、どの農家・農業法人さんも、それぞれ経営に対する考え方や方法が違います。遠慮せずに、たくさん聞いていただいたほうが良いですね。経営者の方と直接話せることも多いですから、お互いのミスマッチを避けるためにも、いろいろと聞いてみるのをおすすめします。直近だと2019年12月7日に、県内の農業法人が集まる農業の合同説明会をつくば市で開催するので、是非来てくださいね。

イベント情報はこちらから

「就農するにあたって、どのような働き方があるのか知りたい!」という人はこちら!

いきなり農家として独立しないといけない? いえいえ、そんなことはありません。多様な就農の形があるからこそ、自分に合う働き方はどのようなものか、どんな風に選べば良いか知りたいところ。働き方について聞いてみました。

就農といってもいろいろな形があると思いますが、どんな働き方があるのですか?

相談者


小堤さん

農業法人などの会社に雇用される「雇用就農」と、自ら経営者になる「独立就農」の2種類があります。独立就農は、すべて自分で決められることがメリットです。育てる作物や、栽培・販売方針もご自身の裁量。ただし、リスクや責任もすべて引き受けることになります。

好きなものを育てられるのは良いなあ。けれど、リスクもあるのですね。

相談者


小堤さん

はい。研修では上手に野菜を作れたのに、独立してみると一人では作れずに収入がなくなった例もあります。また、農地や機械などを自分で用意しなければなりませんから、お金もかかります。ときどき、「農業は補助金などの支援があると知ったから起業したい」と相談にいらっしゃる方がいます。ですが、支援があるから就農しようと思うのではなく、まずはご自身の農業のビジョンをしっかり持つことが大事だと思います。

では雇用就農の場合はどうなのでしょうか?

相談者


小堤さん

雇用就農の場合、働きたいと思えば、極端な話、翌日から就農できます。農地や機械を準備する必要もありません。茨城県には優秀な農業法人が多く、現在、求人情報をいただいている約90社のうち年商1億円超の法人が約4割。力のある法人が多いですね。

たくさんあるのですね! 選ぶのに迷ってしまいそうです。

相談者


小堤さん

当センターでは、相談者それぞれの優先事項を伺って紹介しています。生産している品目、勤務地、お給料、休み、社会保険、やりがいなど、何を重視するかを考えておくことは大事。優先順位やビジョンを明確にするためには、農業体験やインターンシップにご参加いただくと良いでしょう。独立の場合でも、まずは農業法人に勤めてからという方も少なくありません。

農業体験の様子

農業体験の様子

インターンシップと聞くと、そこにすぐ就職しなければいけないかもと思ってしまうのですが……。

相談者


小堤さん

いえいえ。まずは見学からで大丈夫ですよ。職業体験のような気持ちで参加すると良いと思います。2社以上、参加する方もいらっしゃいます。

実際に仕事のやり方や、現場を見られると安心できますね!

相談者


インターンシップ・求人情報はこちらから

「就農したいけど、作物と地域が決まらず悩んでいる…」という人はこちら!

農業をやっていきたいと決めたけれど、どんな作物をどこで育てるのが良いのでしょうか。先輩たちの決め方や、就農相談者へのアドバイスを聞いてみました。

いざ、就農するときに皆さんはどうやって地域を選んでいますか?

相談者


小堤さん

まずはどこでどんな作物を作っているか調べて、その土地での就農のイメージを膨らませた後、実際に足を運んでみて、イメージしたものと合っているかを自分の目で確かめながら地域を選ぶ方が多いです。当センターでは年に5回、農場見学会を行っています。各地域を訪問して、地域の代表的な農家さんのところへ行き、就農までの道のりなど具体的なお話を伺います。県外の方には地域の風景が見られて生活のイメージもしやすいと思いますので、おすすめです。

地域ごとに特徴があるのですね。

相談者


小堤さん

はい。茨城県でも、東京に近い県南は物価が高く、県北は比較的安いなどの地理的な特徴もあります。どこで就農するにしても、地域で助け合うこともありますから、地域情報は大事ですね。相談会には地域を管轄する相談窓口の担当者や、JAの方も来ていますので、具体的な話を聞くことで、地域の情報をつかむことができますよ。簡単な農作業も体験してもらっています。

農場見学会の様子

農場見学会の様子

気軽に体験できるのもうれしいですね。もっと本格的に農業を体験したり、学びたい時はどうしたら良いですか?

相談者


小堤さん

そういう時は学校などでの農業体験をおすすめしています。例えば茨城県の場合、水戸市にある民間の農業専門教育機関『日本農業実践学園』や『鯉淵学園農業栄養専門学校』では、1週間からの農業体験や週末を使ったコースを設けていますし、『茨城県立農業大学校』には半年間週末や夜間に、基礎的な農業を体系的に学べる講座「いばらき営農塾」もあります。実際に体験することでイメージも膨らみますよ。

私はまったく農業経験がないので安心できます。経験がない方は独立の際、どのように作物を決めているのですか?

相談者


小堤さん

就農相談会や農場見学会、インターンシップなどに行くことで、どんな作物が自分に合うかは自然と決まってくると思いますよ。例えば、好きな野菜を育てたいという方もいますし、嫌いな野菜だけれど儲かるから選ぶという方もいますね。また、就農予定地に多い品目、逆に少ない品目で勝負したいという方などさまざまです。

どんな作物が儲かるかなどは、どのようにすれば分かるのですか?

相談者


小堤さん

あくまで目安ですが、当センターでは「茨城県新規就農支援ガイド」というパンフレットに農業所得の目安を載せており、茨城県で栽培される代表的な作物の収量(収穫量)や売上、所得、また労働時間などが分かります。例えば、イチゴは10アールあたりの所得が一番高く、集約的な農業が可能です。一方、水稲(コメ)は10アールあたりの所得が低いので面積を確保する必要があります。所得目標を決めれば、逆算して品目を選ぶこともできますよ。

所得の目安

   

センターで相談することもできますか?

相談者


小堤さん

大丈夫ですよ。栽培の難易度や設備投資コストなどのアドバイスをすることもあります。しっかりイメージして計画を立てることは大事ですから、いろいろとご相談ください。ご相談はイベント時に限らず、随時受け付けています。就農地が決まっていて、より詳細な情報が欲しい場合は、県内に12カ所ある農業改良普及センター(地域の農業指導をしている県の機関。以下、普及センター)などに問い合わせるのが良いでしょう。

農場見学会・農業体験情報はこちらから

直近の相談会情報はこちらから

「茨城県で農業を始めたいが、まず何をすれば良いか分からない」という人はこちら!

野菜や果樹、米や花に畜産など、さまざまな農業が営まれている茨城県。そんな茨城県で就農するには、いったいどのような手順を踏めば良いのでしょうか。

茨城県で就農をするには何から始めたら良いですか?

相談者


小堤さん

就農相談会への参加や、農業体験などをこなしながら、まずは具体的にどの地域でどのような農業を、いつからやりたいかなど、ご自身のビジョンを作っていきましょう。技術の習得や資金調達などの計画も立てていくことも必要ですね。

計画、きちんと立てられるか心配です…。

相談者


小堤さん

ご自身の就農地やビジョンが決まれば普及センターが相談に乗りますので、安心してください。就農に向けた準備の仕方については、普及センターを中心に、市町村、農業委員会、JAなどの関係機関と先進農家で組織された「就農支援協議会」というところもアドバイスをしてくれますよ。

安心しました。栽培技術の習得はどうしたら良いですか?

相談者


小堤さん

農家で最低1年以上の長期研修を推奨しています。研修先となる先進農家は就農後も技術や経営、地域のネットワークづくりなどで一番の相談相手になります。研修先は当センターでもご紹介しますよ。これらの相談会も随時開催していますので是非お越しください。

直近の相談会情報はこちらから

就農の流れ

就農の流れ

その他、就農前までに準備しておくべきことはありますか?

相談者


小堤さん

生活面も考える必要があります。一般的に、研修中や就農直後などで経営が軌道に乗るまでは収入が少なく、金銭的に苦しい場合もあります。万が一に備えて生活資金も準備することをおすすめしています。さらに、住居も決めておく必要がありますね。住居の支援制度を設けている市町村もあります。結婚や子育て、そして老後などのライフステージがあるので、どんな農業をしたいのか、ご家族とも相談しながら決めると良いでしょうね。

Iターン(※1)などで初めての地域に移住する時は、知り合いがいないですし、なじめるか不安です…。

相談者


小堤さん

大丈夫ですよ。お子さんがいたら、保護者同士の集まりがありますし、農業ではJAに所属すれば生産部会という集まりや、新規就農者同士の集まりもあります。顔を合わせているうちに、皆さんなじんできますよ。

少しずつイメージが湧いてきて、何だか就農に対して前向きな気持ちになってきました! まずは就農相談会ですね。

相談者


小堤さん

相談会は1回だけでなく、何回だっていらしてください。相談して、試して、また相談して、確認して……と、話していくうちに、具体的な計画が出来上がってきます。相談会の場だけでなく、メールでもお問合せや相談を受けていますよ。農業は最終的にはご自身の “想い” が大事。ですから、後悔のないように、いろいろと聞いてみてくださいね。当センターでは、皆さんの農業への “想い” が深まるお手伝いをしています。まずはお気軽にご相談ください。

※1 都市部から出身地とは違う地方に移住して働くこと

茨城県新規就農相談センターの皆さんと県庁の皆さん(農場見学会開催時に撮影)

茨城県新規就農相談センターの皆さんと県庁の皆さん(農場見学会開催時に撮影)

ご相談はこちらから

【記事についてのお問い合わせ】
公益社団法人 茨城県農林振興公社(茨城県新規就農相談センター)
〒311-4203 茨城県水戸市上国井町3118番地1
TEL:029-239-7131、029-350-8686(直通)FAX:029-239-7097
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