室内栽培の強い味方! 植物育成LEDライトはどう選ぶ?【脱枯れ専のベランダ畑】

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室内栽培の強い味方! 植物育成LEDライトはどう選ぶ?【脱枯れ専のベランダ畑】

連載企画:脱枯れ専のベランダ畑

室内栽培の強い味方! 植物育成LEDライトはどう選ぶ?【脱枯れ専のベランダ畑】
最終更新日:2020年02月20日

野菜を自分で育ててみたいけれど、植物は枯らしてしまうばかりの“枯れ専”だった──。そんな世話下手が始めたベランダ菜園2年目。寒い冬、ベランダの野菜たちは生育が鈍ってしまいます。かといって暖かい室内で野菜を栽培するには日照が足りないのも明らか。そこで、にわかに気になってきたのが植物育成ライトです。植物が生育するのに必要な光を補ってくれるというのですが、その仕様や機能は製品によってさまざま。どんなものがあるのか調べてみました。

寒くて野菜が育たない!

寒い冬がやってきました。寒くてベランダの野菜がなかなか育ちません。今年は夏野菜の片付けが遅れて、すっかりまきそびれた種もたくさんあります。屋外でこれから栽培を始めるのはもはや不可能。では、暖かい室内で育てるのはどうか……。

ネックになるのはやはり日照不足です。この問題を解消すべく、育成ライトを探し始めてみると……あるではないですか、ものすごくたくさんの商品が! 何をどう選んでいいのか迷ってしまうため、ライト選びのポイントを少し整理しました。

植物育成ライトとは

植物育成ライトとは、植物が育つのに必要な光を人工的に補ってくれるライトです。

植物工場をイメージするとわかりやすいかもしれませんが、これがあれば直射日光の当たらない室内でも栽培が可能です。ただし、仕様や機能などは製品によってさまざまで、大掛かりな野菜栽培用のものもあれば、小さな観葉植物に向いているものもあるよう。

また、ライトの種類には白熱灯、蛍光灯、LEDライトがありますが、近年はLEDの育成ライトが主流です。同じワット数ならLED電球は明るく熱が発生しにくい上、省エネで長持ちするという特徴があります。

この記事では、一般家庭で販売目的でない野菜を栽培することを前提に、LEDライトの中から選んでいます。

LEDの色で選ぶ

赤と青のみを使ったライトも多い

光の色や強さはどうでしょうか?

育成ライトというと、赤と青の光を使ったものをよく見かけます。これは光の波長の分布(スペクトル)のうち、植物が成長するのに必要な赤色と青色の波長成分を効率よく吸収するように考えて作られたものですが、必要とする光の成分や強さは植物の種類や成長段階によっても異なるようです。

赤色や青色の光が重要だからと言って、それ以外の光を全く必要としないわけでもなく、全ての波長を持つフルスペクトルのライトには照射する光の種類や明るさを調節できることをうたっているものもあります。初心者なら単純に、インテリアになじみやすい色として太陽光に近い白色系のライトを選ぶのでもいいと思います。

下の2つの写真は、いずれもBARREL(バーレル)というメーカーのLEDライトです。紫色の方は植物が最も好む波長のみを選んで最適化した赤と青のライトで、白色の方は赤と青の波長が強くなるように調節しながらも光の波長を太陽光に寄せ、肉眼では白色に見えるようにしたライトだそう。

左:SUN-18W、右:OPT-18W(写真提供:BARREL)

SUN-20W-W(写真提供:BARREL)

ライトの形状で選ぶ

スタンド型

植物育成ライト(写真提供:ジェントス)

形状も商品によって大きく異なります。スタンド型は、それ自体で自立しているので、置き場所を選ばないのがいい点です。写真の「植物育成ライト」(ジェントス)は太陽光に近い自然な光の色で、育成用はもちろん観賞用としても違和感のないLEDライトです。ライトの高さが調節でき、高さ約50センチまでの植物に対応できるので、ハーブなどをはじめ、背が高くならない葉物野菜なら充分に栽培できそう。

パネル型

ウルトラ200(写真提供:SODATEC)

広い範囲にまんべんなく光を当てるのにより向いているのはパネル型です。長方形のものや円盤型のものがありますが、多くはワイヤーがついていて天井や棚などからつり下げる方式。

上の写真はSODATEC(ソダテック)の「ウルトラ200」という34センチ四方のパネル型LEDライトですが、より狭小空間でも栽培可能な薄型のパネル「LED 01-100W」も発売されたそう。こちらは縦横が30センチ程度で、最も薄いところで4ミリという薄さなので、シェルフなどの一角に設置することも可能です。

LED 01-100W(写真提供:SODATEC)

バー型

その他の形状としては、2〜3本の棒状のLEDライトがついているものもあります。このタイプは、アーム部分の形を変えられるものが多く、一カ所を左右から挟むように照射したり、広げて広範囲に光を当てたりして自由に調節することが可能。クリップ式も多く、場所を取らないのも利点です。

プラスαの便利な機能で選ぶ

LED水耕栽培キット Akarina15(写真提供:オリンピア照明)

室内に土を持ち込むことに抵抗がある方もいるかもしれません。そんな方におすすめなのが、水耕栽培キットがついたものです。

上の写真のものは「LED水耕栽培キット Akarina15」(オリンピア照明)。液体肥料やお試し用の種もついているので、道具がない人でもすぐに栽培を始められます。また、自動で「点灯」「消灯」を切り替えてくれるタイマーや、明るさが4段階に調節できる機能がついているのも便利です。

見た目で選ぶ

最後には、なんといっても見た目! 室内に置いても抜群におしゃれなライトがありました。「ルーチェ」(はせがわさとう商店)という商品で、電球型のアクリル板がLEDライトによって光り、植物を照らす仕様です。アクリル板のデザインは10種類あって選ぶのに迷ってしまいそう。

ルーチェ(写真提供:はせがわさとう商店)

ルーチェのデザインの一つ、MANHATTAN(マンハッタン)(写真提供:はせがわさとう商店)

寒い冬にも暖かな室内栽培を

さまざまな形状や性質のライトを駆け足で紹介しました。ネット通販で購入できるものは無数にあるので、ポイントごとに基準を見定めて選んでいく必要がありそうです。

また、これらのライトについて調べている最中にも新しいものが発売になったりして、育成ライトは現在進行形で進化しているのだと感じさせられました。もう少しネット越しのウィンドウショッピングを楽しみたいと思います。

◆次回は、冬にこそ食べたい漬け菜栽培です。

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