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優秀な外国人材を含む“農業のプロ”を派遣するアグリ&ケアの新しい取り組みに注目

優秀な外国人材を含む“農業のプロ”を派遣するアグリ&ケアの新しい取り組みに注目

「人口減少社会」に突入した日本。とりわけ農業界の担い手不足は喫緊の課題です。そのような状況を打破するために、政府は「外国人農業支援人材」を受け入れることを決定。その動きにいち早く対応したのが株式会社アグリ&ケアです。同社では「アグリテック(IoT・ICTを駆使した農業など)」から「就農(農作業)」まで、幅広い人材を派遣しています。今回は、ミャンマー出身の派遣技術者にお話を伺いました。

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エンジニア派遣大手・アルプス技研のノウハウを受け継ぐ株式会社アグリ&ケア

株式会社アグリ&ケアは、開発・設計に特化した技術サービスの提供や技術プロジェクトの受託事業を手掛ける株式会社アルプス技研(東証一部上場・1968年創業)の子会社として、2018年4月に設立。社名が示す通り、アグリ(農業)とケア(介護)分野に特化したアウトソーシング事業を展開しています。

アルプス技研では、2018年7月に国家戦略特区で農業経営体に外国人材を派遣することができる「特定機関」の認定事業者第一号を獲得。2019年9月には同社の社員が、農業に携われる外国人材として、人材派遣会社で初となる新在留資格「特定技能1号」を取得するなど、外国人材活用のトップランナーとしても注目を集めています。

アグリ事業
アグリテック 就農
IoT・ICTを駆使した農業(派遣)

農業機器の評価・品質管理(派遣)

農業機器のオペレーション(派遣・請負)

生産効率の提案・分析

肥料や農薬の原材料の調合作業ほか
植物工場やハウスでの栽培(派遣)

農業全般の就農(派遣)ほか

酪農での飼養管理

牛・豚などの畜産

農業分野では「アグリテック」と「就農」の2つのカテゴリーでクライアントからのニーズに応えています。「アグリテック」では、農業系の専門知識を有し、IoT・ICTを駆使した農業、生産効率の分析や提案などを担い、農業の技術革新を推進する人材を派遣します。一方の「就農」では、農作業全般を担う即戦力の人材やチームでの派遣を推進しています。

日本人材の基本スキル/採用ルート(要件)
【新卒採用】
農業大学、農業大学校、農業・動物系の短大・専門学校(農業系の学部・学科で専門知識を習得)
【キャリア採用】
農業経験者(農業生産法人・大規模農場などで農業技術を習得)
外国人材の基本スキル/採用ルート(要件)
【新卒・キャリア採用】
アジア圏の大学の農学部(農業・畜産・化学系の専門知識を習得、日本語能力N3レベル以上)
【新卒・キャリア採用】
農業試験合格者、特定技能1号在留資格(政府が定める試験に合格、日本語能力N3レベル以上)
【新卒・キャリア採用】
技能実習生経験者、特区の在留資格(日本で2年10カ月以上の経験があり帰国後1年以上経過、日本語能力N3レベル以上)

いずれも“農業のプロ”として任せられる人材であり、日本人スタッフ、外国人スタッフともに、農業系の大学で学んできた経験や日本の農業現場での実務経験を有した人材です。それらの知識や経験に加え、アグリ&ケアではビジネスマナーやコンプライアンス研修、農業専門研修なども実施し、プロジェクトや依頼業務に即応できる人材育成を行っています。

また、同社の母体であるアルプス技研では、2000年代前半から外国人技術者を受け入れてきた長い実績があり、現地での日本語や日本文化の教育、入国後のフォロー体制などのノウハウも確立しています。

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ミャンマー出身の技術者がメーカーの試験圃場で活躍

ヤンマーグリーンシステム株式会社で、2019年7月から農業技術者として派遣就業しているタヤピィーさんは、ミャンマー出身のアグリテック人材の第一期生です。タヤピィーさんは、ミャンマーの大学で農業を5年間専攻。栽培に最適な水分量や土壌などの生育環境を研究し、コストを抑えた栽培技術を構築する栽培マネジメントなどを学んできました。

株式会社アグリ&ケア

「ミャンマーの農業技術は、日本ほど高くはない」と話すタヤピィーさんは、働きながら外国で学ぶことを決意し、ミャンマーで1年ほど日本語を勉強して来日。現在は、千葉大学・柏の葉キャンパスの敷地内にあるヤンマーグリーンシステムの試験圃場で勤務しています。

株式会社アグリ&ケア

ここでは施設園芸向けの栽培装置の実証実験を行っており、潅水のコントロールを容易にする『NSP -自然給水栽培装置-』でトマトを、空調ダクトと栽培ベンチの一体化により局所温度調節ができる『断熱送風栽培槽(現在開発中)』ではイチゴを栽培してデータを集めています。

株式会社アグリ&ケア

「タヤピィーさんには栽培とデータ収集をお願いしています。土や水分量などを変えて栽培すると、どのような変化があるのかといったテストを繰り返し、テストデータを集めることで設備の改良や営業につながるエビデンスを集めています」と話すのは、ヤンマーグリーンシステム 園芸施設部の大川千鶴さんです。

株式会社アグリ&ケア

ここでタヤピィーさんは、大川さんを含めて2人の日本人と一緒に働いており、コミュニケーションは非常にスムーズで和気あいあいと働いているといいます。

「農業に関する言葉は大丈夫なのですが、ほかの日本語はまだまだ…」と、はにかみながら話すタヤピィーさん。展示会などでは来場者に栽培装置を説明するなど活躍の場を広げており、今後は試験圃場の見学者にもプレゼンテーションを行っていく予定です。

株式会社アグリ&ケア

勤務形態は週休2日制(土・日)で、お休みの日には都心に遊びに行くこともあると話すタヤピィーさん。将来については、働きながら身につけた技術をミャンマーに持ち帰り、ミャンマーの農業振興に貢献したいと考えています。

「ミャンマーでは、施設園芸はこれから普及していく段階なので、自分が技術を伝えながらミャンマーでも形が良くて、おいしいイチゴを栽培したいですね」と、笑顔で語ってくれたのが印象的でした。

株式会社アグリ&ケア

国籍に関係なく、“農業のプロ”をニーズに合わせて派遣

タヤピィーさんの派遣元であるアグリ&ケアの管理課長 趙成文さんは、現在は日本の農業が大きく変わっていく転換期だと話します。

株式会社アグリ&ケア

スマート農場など、農場の大規模化や収量や品質アップにつながる農業技術も目覚ましいスピードで進展しています。しかし、現場では開発にかかわる人材も、オペレーションを担う人材も技術者の数は圧倒的に不足しています。

そのような状況の一方で、海外では日本で働きたい、日本の農業技術を学びたい、と考える優秀な人材が数多く存在しています。その溝を橋渡しするのがアグリ&ケアのサービスです。

親会社であるアルプス技研では、2000年代前半から外国人のエンジニアを招聘してきた実績とノウハウがあり、それらはアグリ&ケアで大いに生かされています。その第一期生として活躍しているのが、今回ご紹介したタヤピィーさんです。

「アグリテック」の外国人材は、グローバルな視点を持ち、組織の多様化を推進する企業を中心にニーズが強まっており、アグリ&ケアでの正社員雇用のため、人件費や派遣期間の制約を受けないので、多くの農業経営者から注目されています。

農業従事者の高齢化と担い手不足が長年の課題である農業界にとって、同社の取り組みは今後も目が離せません。
 

<取材協力>
ヤンマーグリーンシステム株式会社
ホームページはこちら
 

お問い合わせ

株式会社アグリ&ケア
ホームページはこちら

〒252-0131
神奈川県相模原市緑区西橋本1-16-18
アルプス技研第2ビル 4階
TEL 042-738-2955
FAX 042-738-2956
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