カスミソウ生産量、夏秋期日本一! 昭和村で始める花農家。「かすみの学校」で “稼ぐ“ 方法を学びませんか?

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カスミソウ生産量、夏秋期日本一! 昭和村で始める花農家。「かすみの学校」で “稼ぐ“ 方法を学びませんか?

カスミソウ生産量、夏秋期日本一! 昭和村で始める花農家。「かすみの学校」で “稼ぐ“ 方法を学びませんか?
最終更新日:2020年02月25日

ハレのシーンはもちろん、日常に彩りをもたらしてくれる花。
可憐な咲き姿が美しいカスミソウは、私たちが最も身近に感じる花の1つです。
小さな無数の花には、年収1000万円も夢ではない、大きな可能性が秘められています。
そんなカスミソウの夏秋期栽培における生産量日本一の産地が福島県昭和村です。
「農業で生きる、稼ぐ」を実現している生産者と、カスミソウに魅せられた新規就農者の青年の声から、その魅力を紐といてみましょう。

『昭和かすみ草』が市場を席巻する理由とは

福島県昭和村の空撮

周囲を山々に囲まれた美しい山村で、かすみ草の夏秋期の生産は日本一を誇る(提供:昭和村役場)

福島県の西部に位置する昭和村は、1000m級の山々に囲まれた人口約1200人の農山村です。そんな小さな村の基幹産業となっているのがカスミソウ栽培。

昭和村を中心に柳津町・三島町のJA会津よつばかすみ草部会に所属する生産者が栽培するカスミソウは『昭和かすみ草』としてブランド化されています。

栽培するのは商業生産量が最も多い「宿根カスミソウ」で、昭和村は夏秋期栽培における生産量、品質共に日本一を誇り、それを裏付けるかのように販売額は年々、上昇しています。

その理由をJA会津よつばかすみ草部会の立川幸一(たちかわ・こういち)部会長にお聞きました。
すると、「日本一」だからこその「強み」を知ることができました。

かすみ草農家の第一人者『JA会津よつば』かすみ草部会長の立川幸一さん

かすみ草栽培の第一人者JA会津よつばかすみ草部会長の立川幸一さん

昭和村だからこそ「稼げる」4つの強み

-その1-適した気候による長期出荷

「地中海沿岸を原産とするカスミソウは夏の暑さに弱く、国内では栽培時期が限定される傾向にあります。しかし、会津盆地の地形を生かし、市場の需要に合わせて耕地を切り替えながら栽培・出荷できることが昭和村の強みです。品質の良いカスミソウを6月から11月まで長期間の出荷ができるため、安定した収入を得ることができます」と、立川さんは語ります。

-その2-地形による収穫時期

日本海型気候である昭和村の夏は短く、標高が高いことから冷涼な高冷地での栽培が可能。

初夏の6月は標高200mほどの耕地にハウスを建て、盛夏になるにつれ、標高400m、800mと、昼夜の寒暖差が大きい冷涼な耕地に移すことで、市場の相場が高い時期に十分な収量を提供できるというわけです。

-その3-予冷施設と低温輸送による鮮度保持

冬の積雪を利用した「雪室(ゆきむろ)」による予冷施設と低温輸送によるコールドチェーンによる徹底した品質管理も『昭和かすみ草』の「日本一」を支えています。

-その4-全国への販路

『昭和かすみ草』は現在、全国29カ所の市場に卸されています。
そして、昭和村の生産量によって市場相場が決まると言われるほど、大きな存在です。

水稲や園芸(野菜)に比べ、農機などの初期投資が少ないカスミソウ栽培は、新規就農者にとって、始めやすい分野ともいえます。

しかし、美しい花を咲かせ、安定した収量を得るためには技術や知識は必要不可欠。
そこで、昭和村では「かすみの学校」というインターンシップ事業を開始しました。

これは一般企業が設けているインターンシップ同様に、カスミソウ栽培や村での暮らしを体験することができるため、独立就農後の生活まで明確に描くことができる、画期的な制度と言えます。

次に「かすみの学校」について村の担当者に話をお聞きしました。

「かすみの学校インターンシップ」の詳細はこちら

100年先もカスミソウをつくり続けるために。「かすみの学校」をスタート

「昭和村役場 産業建設課 産業係」の山内康次さん

「昭和村役場 産業建設課 産業係」の山内康次さん

JA会津よつばかすみ草部会には現在、79人の生産者がカスミソウを栽培しています。
生産規模はまちまちですが、年収1000万円以上という成功者も多く、「稼げる農業」として今、注目を集めています。

しかし、多くの農家が抱える高齢化や労働力不足は昭和村も同じ。
そこで村では2017年に学生や就農希望者に向けたインターンシップ事業として「かすみの学校」をスタートしました。

「カスミソウ産地維持のため、新規就農希望者や学生の職業選択肢に加えてほしいという思いから『かすみの学校』がスタートしました。生産者のもとで仕事を体験しながら、昭和村での暮らしを体感いただけたらと考えています。同校でのインターンシップ修了後は新規就農者研修制度などを利用しながら独立就農を目指すこともできます」。

こう話すのは「昭和村役場 産業建設課 産業係」の山内康次(やまうち・こうじ)さん。

「『かすみの学校』で興味を持ってもらい、ゆくゆくは昭和村のカスミソウを背負っていきたい。そんな方が仲間になってもらえたら嬉しいですね」と、立川部会長も期待を寄せています。

インターンシップ中の様子

受入農家さんのほ場にて、かすみ草の収穫体験をするインターンシップ生(提供:昭和村役場)

かすみの学校インターンシップ実施時期

かすみ草栽培インターンシップの実施について


「かすみの学校インターンシップ」の詳細はこちら

次にお話を伺ったのが、「かすみの学校」でのインターシップを経て、新規就農者として独立を果たした髙野凌輔(たかの・りょうすけ)さんです。
仕事として農業を選んだ理由や、昭和村での暮らしをお聞きしました。

農業を一生の仕事にしたい。昭和村ならそれが叶うと確信

「かすみの学校」卒業生の髙野凌輔さん

かすみの学校の卒業生。島根県から移住し昭和村で「かすみ草農家」として新規就農した髙野凌輔さん

島根県出身の髙野さんは現在24歳。
東京農業大学在学中に「かすみの学校」の存在を知り、昭和村に訪れたのは就職活動が本格化する大学4年生の時です。

「大学では植物が暮らしにもたらす効果などを研究していたのですが、土に触れ、育てることを一生の仕事にしたいと、花き農家を希望しました」。

そう話す髙野さんは、移住した際の生活面や収入面などもざっくばらんに受入先の農家に聞くことで、安心して移住することができたと言葉を続けます。

「日本一の生産量・品質を実現する生産者は、仕事に誇りを持って日々を過ごしています。確かに大変な面もあるけれど、頑張り次第で高収入が見込めること、自分たちが幸せに暮らしていることを身もって示してくれたことが安心につながりました」。

「かすみの学校」修了後の翌年、カスミソウ生産者のもとで1年間修行を積んだ髙野さんは、かすみ草部会の一員として現在、5棟のハウスでカスミソウを栽培しています。

「困ったときや分からないことがあるときは、いつでも相談に乗ってくれる先輩たちがいます。昭和村はとにかく人が温かいんです。それは生産者だけではなく、JAも役場の方も同じ。村に生きるすべての方が背中を押してくれることに感謝しています。今の目標は「自分の仕事はカスミソウ農家です」と、胸を張って言えるようになること。そのためにももっと技術を磨いていきたいです」。

今回の取材を通して、昭和村がなぜカスミソウ生産量・品質ともに日本一なのか、稼げる農業として注目されているのか、そして「かすみの学校」の必要性を知ることができました。

最後に、髙野さんの言葉をご紹介しましょう。

「花は生きるために必ずしも必要なものではありません。でも、そこに花があることで得られる心の豊かさがあります。だからこそ、育てる価値があるのだと思います」。

主役となる花を引き立てるように咲く小さな無数の花、カスミソウ。
小さな村が日本一のカスミソウをつくり続けるその姿は、どこかその咲き姿に似ています。

ぜひ、そんな昭和村でカスミソウを育ててみませんか?
あなたの心にも可憐な花がきっと咲き誇ることでしょう。

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カスミソウの花言葉

代表的な7つの花言葉を紹介します。

(1)清らかな心-純白で奥ゆかしく、可憐な花姿が由来といわれています。
(2)純潔-混じりけがなく無垢でひたむきな様子を表しており、カスミソウの花姿が由来といわれています。
(3)無邪気-英名で「baby’s-breath(ベイビーズブレス)」と言われるカスミソウ。純白な花姿がまるで赤ちゃんのようなことから生まれた花言葉。
(4)感謝-花束には欠かせないカスミソウ。お礼の気持ちを託す花束に使われていたことが由来といわれています。
(5)永遠の愛-見るものを癒し慰める、奥ゆかしい花姿が由来といわれています。
(6)幸福-「幸福」という言葉が持つ、自分が恵まれた存在であり、楽しく満足したという意味合いから生まれたといわれる花言葉。
(7)親切-他の花と合わせることで、メインとなる花を引き立たせるカスミソウ。合わせることで「感謝」「親切」の意味が込められます。

■お問い合わせ先■
福島県昭和村役場 産業建設課 産業係
〒968-0103
福島県大沼郡昭和村大字下中津川字中島652
電話:0241-57-2117
昭和村ホームページはこちら


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