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就農支援と地域活性化の相乗効果ありーー住んでよし、働いてよしの熊本県山鹿市に注目!

就農支援と地域活性化の相乗効果ありーー住んでよし、働いてよしの熊本県山鹿市に注目!

全国の農村集落が抱える高齢化や担い手不足。人口の減少は小学校の統廃合や路線バスの廃止につながり、さらなる過疎化を招く悪循環を起こしています。そんな現状にストップをかけるため、熊本県山鹿市が平成25年にスタートさせたのが「山鹿地域づくり創生協議会」です。
主な取り組みは、新規就農支援と農村コミュニティの活性化。JAや市、農業者、中山間地部会などが協力し、それぞれが持つ技術と知識、アイデアを提供することで多くの成果を出してきました。そこには「人生100年時代」と言われる現代を豊かに暮らすヒントが満載です。

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自然豊かな山鹿市では、さまざまな”名品”が生まれる

熊本県の北部に位置する山鹿市。市内には国指定の重要文化財があるなど、古くから温泉の街として知られています。
世界一のカルデラを誇る阿蘇山を源流とする一級河川・菊池川が流れる平野部には肥沃な大地が広がり、古くから良質な米の産地として栄えてきました。山鹿市中心部には老舗造り酒屋など米にまつわる商家が今なお残り、「お米」をテーマに散策するツアーが開催され人気を博しているほどです。
また、日本ワインコンクールで金賞を何度も受賞している熊本ワインの『菊鹿シャルドネ』。香り豊かなこのワインに使われるブドウの生産地として知られています。

国の重要文化財に指定されている芝居小屋『八千代座』

 一方、山間部は、細川藩献上品として知られる九州屈指の銘茶『岳間茶』をはじめ、県内トップの生産量を誇る筍や栗など、豊かな実りの地。実は山鹿は、1875年に明治政府が日本で初めて紅茶伝習所を設置した日本の紅茶発祥の地でもあり、一時期は紅茶の本場であるイギリスやロシアへ輸出していたことからも品質の良さはお墨付き! しばらく生産が途絶えていましたが十数年前に復活し、地元生産者によって大切に継承されています。

山間部にある番所の棚田は観光スポットのひとつにもなっています

行政とJAがタッグを組み、あらゆる角度から新規就農を支援

山鹿市のユニークな点は、平成24年に設立された「山鹿市就農支援センター」と、平成29年からスタートしたJAかもとの「新規就農研修生募集制度」がうまく協力し合っていることです。

山鹿市地域づくり創生協議会の取組

技術的なサポートを担うのはJAかもとの新規就農研修生募集制度。ベテラン農家の指導のもと、1年かけて促成ナスやミニトマト、大玉スイカなど平地栽培の農作物を作り、自らの経験を通して農業のノウハウを身につけていきます。
「多品目指導を行うのは、年間を通して安定収入が見込めるから。それに、万が一天候や害虫の影響を受けて収穫高が落ちても別の作物でカバーできますから、新規就農する方にはおすすめです」と語るのは山鹿市経済部農業振興課の永田和浩さんです。

一方、各種資金制度についての相談・申請書作りの支援をはじめ、農機具・施設の相談、高齢化により休耕状態にある農地斡旋などは、山鹿市就農支援センターが担います。
「農業を始めてから経営が安定するまでの5年間、年間最大150万円が国から交付されますが、審査に必要な書類作りから監査対応まで、手厚くサポートしていますから安心してください。他にも、就農資金(上限2000万円)を無利子で借りるために、就農者と金融公庫の間に立ちさまざまなお手伝いをしている」というから心強い限りです。

生まれも育ちも山鹿市という永田さん

さらに、地域生活課と空き家の情報を共有し移住者の定住先を探すなど、挙げればキリがない細やかさ。これなら身ひとつで飛び込んでも安心です。実際、これらの制度を活用した新規就農者はかなりの数にのぼるそうで、中には若手農業者による4Hクラブ(熊本県)で秀賞を受賞した人もいるそうです。

廃校を利用して地域活性化。ユニークな試みで総務大臣賞に輝く!

移住する際、地域に馴染めるかどうか不安に感じる人もいると思いますが、住民がアイデアを絞りコミュニティの形成と活性化に力を入れている山鹿市なら心配は無用です。中でも、平成25年に小学校が廃校、平成29年には保育園が閉園になり高齢率45%という典型的な過疎地域・岳間地区の試みは全国的に注目を集め、令和初の「あしたのまち・くらしづくり活動賞(総務大臣賞)」を受賞したほどです。

廃校となった岳間小学校を利用し、地域コミュニティの拠点としています

もともとは仕事なし、若者なし、病院なしという「ないものづくし」の地区でしたが、「ないものねだりより、あるもの探しで地域づくりをしよう」と、住民が結束。「NPO法人岳間ほっとネット」を立ち上げ、廃校になった岳間小を舞台にさまざまな活動を行なっています。
例えば地元で採れる季節の食材を使い、お母さんたちが講師を務める料理教室。2カ月に1度、毎回定員30名での開催ですが、県内外からの参加希望者であっという間に埋まるほど人気です。また、「起業したい」という人が消費者動向を知るための貸し出しカフェや、ヨガや英会話などのカルチャー教室も開催しています。

「教室は要望に応じて増やす予定で、田舎でも学べる・楽しめる環境を整えることで若者の都会流出を防いでいます」と語る市民部鹿北市民センター地域係の北原チヅさん。地道な活動は口コミで広がり、平成29年から始めたお母さんたちの手作りおせちは、「限定100個にも関わらず250個を超える注文が入った」というから驚きです。

「NPO法人岳間ほっとネット」は地域のコミュニティづくりの一役を担っています

岳間小はイベントや教室がない時期でも入館し楽しめるようになっていて、平成30年の来場者は約8000人。岳間地区の人口が14集落・315世帯・811人ですから、その10倍の人と交流した計算になります。

就農支援と地域活性化。この2つが相乗効果を生み、第2の人生のスタートをあらゆる面からサポートしてくれる山鹿市。「人生100年時代の豊かな暮らし」をここで楽しんでみませんか?

■問い合わせ先
山鹿市地域づくり創生協議会

〒861-0592 熊本県山鹿市山鹿987-3(山鹿市役所)
TEL0968-43-1556(農業振興課)
山鹿市役所のホームページはこちら

山鹿市役所の外観

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