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【新商品発売】「薄い、軽い、握りやすい」 ぶどう摘粒ばさみがここまで進化した!

【新商品発売】「薄い、軽い、握りやすい」 ぶどう摘粒ばさみがここまで進化した!

ぶどう農家にとって、ぶどうの摘粒作業に使用するはさみはとても重要です。実を傷つけないようにするのはもちろん、作業中の使い勝手の良さも大切。この悩みを解決してくれるのが、アルスコーポレーション株式会社(大阪府堺市)から2020年3月発売された『ぶどう摘粒鋏321DX』です。この商品の開発を手がけた技術者の河田さんから、開発秘話と商品の魅力をたっぷりうかがいました。

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ここがすごい! 農家の使い勝手を追求した『ぶどう摘粒鋏 321DX』

『ぶどう摘粒鋏 321DX』。従来品より20%軽量化(自社比)にも成功

ぷりぷりとしたぶどうの実を傷つけることなく、丁寧に摘むために欠かせないのが、ぶどう摘粒ばさみです。特に大粒ぶどうは一粒の価値が大きく、摘粒作業で実を傷つけてしまうと、一気に商品価値が下がってしまいます。開発から製造までを自社で行うアルスコーポレーションから今回新発売された商品は、ぶどう農家の声を受け、開発に踏み切った、こだわり満載の商品です。大きな特長は下記の4つです。

1、形状にこだわった、超薄型の刃先

刃先は超薄型。これは実と実のすき間に入れやすいことを目的にしています。さらに注目したいのは、形状。刃先と外側を、丸みを帯びた形にすることで、摘粒時に実を傷つけにくくしました。

房の狭い隙間にも刃先を入れやすい「細く薄い刃」が特徴

2、ぶどうを傷つけず、作業もラクなロングアーム

従来品よりもアームを長くすることで、作業時にぶどうの房に手が当たらないように配慮。グリップから支軸(カシメ)までの距離が長いため、力をかけずに切断できる利点もあります。

3、柔軟性のある、にぎりやすいグリップ

作業時のにぎりやすさは疲労感の軽減にもつながります。グリップは適度にやわらかく、手の大きさや、さまざまな持ち方にも対応できるように、指のフィット感を大切にした設計にしています。

4、消えにくい目盛り

特殊な技術で印字を施した目盛りは、プリントよりも耐久性があります

見た目の美しいぶどうの房づくりには房の長さが大切になります。目盛り入りのはさみはめずらしくありませんが、経年劣化により、目盛りが消えてしまうこともあるという声に対し、消えにくい印字を実現しました。

「アルスケ」が開発者に聞く! 開発秘話1

『切れ味といえばアルスケ』の異名を持つキャラクター「アルスケ」が今回のレポーター。アルスコーポレーション技術部製品開発課の河田さんに直撃取材

ここで、アルスコーポレーションのキャラクター「アルスケ」が登場。開発を手がけた、アルスコーポレーション技術部製品開発課の河田耀平(かわた ようへい)さんに突撃取材! この商品が生まれるまでに、どのような苦労があったのか。リアルな開発場面に迫ります。

ぶどう農家さんが使いやすいように、工夫されたはさみですね。農家さんの声は、どのようにして集めたのですか?

アルスケ

 

河田さん

農家さんの声を直接聞くことが、一番良い商品づくりにつながると思い、当社の営業担当と一緒に、シャインマスカットなどの大粒ぶどうの生産農家さんを訪問しました。実際に摘粒の作業を見て分析して、いま使っているはさみの不満点などを聞き、改善につながりそうな情報を集めていきました。実は入社以来、初めてはさみの開発に携わることになったので、農家さんの訪問も初めてで、とても新鮮でした。

試作品を作って、使っていただき、改良して、また試作品を作る、の繰り返しで、少しずつ完成に近づいていった感じです。驚いたのは、摘粒の作業が想像以上にスピーディーだったこと。はさみを「開く」「閉じる」が軽くなければいけないとは聞いていたのですが、この速さを知って、納得。開発をする上での意欲にもつながりました。
 

「アルスケ」が開発者に聞く! 開発秘話2

このはさみ、本当によくできていますね。一番難しかったのは、どこですか。

アルスケ

 

河田さん

刃先の薄さですね。これにはこだわりました。それに、段付き加工と、手作業による刃の側面の面取り加工にも力を入れ、刃物メーカーである当社の技術を生かしました。指のフィット感も大切にしたので、グリップも6~7種類の試作品をつくって、決定しました。

試作品を使っていただいた農家さんから手応えはありましたか?

アルスケ

 
 

河田さん

ありましたよ!「このはさみ以外に使えないなあ」と言われました。もう、うれしい! の一言ですよ。技術者としての自信にもつながりますしね。このはさみは、農家さんの摘粒の場面をとことん調べてつくった商品なんです。たとえば、摘粒シーズンは作業に慣れていないアルバイトの方も農家さんのお手伝いに来るでしょう。そのとき、丸味をおびた刃先であれば、失敗が少ない。
グリップの色は赤です。これは作業中、地上に落としたとき、見つけやすいように、また作業中の目印としても見やすいと思って。それに当社のコーポレートカラーも赤なんです。

河田さん、摘粒ばさみ愛がすごい。 アルスケも圧倒されます。次は、私、アルスケの生みの親、アルスコーポレーションについて紹介します。

アルスケ

大阪・堺から世界に、日本の刃物を発信

写真以外にも、さまざまな種類のはさみ・刃物があります

創業は1876年。なんと明治時代です。創業の地であり、本社の所在地でもある大阪府堺市は刃物の製造が盛んな地域。同社はこの伝統の一翼を担っている企業です。ノコギリ、剪定鋏、高枝鋏などの農業用刃物から、刈込鋏や電動バリカンなどの造園業用、工業用大型機械に取り付けるためのオーダーメイドの刃物まで、幅広い製品群を持っています。販売している製品は約1400点以上。「世の中にないものをつくる」というモットーのもと、品質の安定・向上と量産化によるコストダウンを実現し、ユニークな製品を生み出しています。

総合企画部・部長の加藤さん(左)と河田さん(中央)、総合企画部の櫻井さん(右)

その先駆けとなった商品が、1952年に開発した剪定ばさみです。従来、一丁のはさみは鉄製で、本体部とグリップ部が分離されていない一体型。これを分離することで、軽量で使いやすい剪定ばさみの開発に成功。続いて1960年代に入ると、アサリ分け(※)のないノコギリの研究をスタート、機械研磨によるアサリ出しを可能にしました。アサリがバラつきなく、均一に揃い、枝に傷が付きにくく、美しい切断面に仕上がるので、樹木の病気防止にもひと役買った技術です。
140年以上の歴史を持つ総合刃物メーカー、アルスコーポレーションの刃物づくりのノウハウが詰まった『ぶどう摘粒鋏 321DX』は、使う人の感覚と好みを重視し、直刃(321DX-T)とソリ刃(321DX-M)の2タイプを用意しました。「薄い、軽い、握りやすい」 を追求したアルスコーポレーションのぶどう摘粒ばさみを使ってみませんか?

(※)アサリ分け のこぎりの刃の形状。刃が左右交互に開いている状態。切断しやすくなる一方で、切る対象物に傷ができる場合がある。


【お問い合わせ先】
○アルスコーポレーション株式会社
所在地 〒599-8267大阪府堺市中区八田寺町476-3
TEL 072-260-2121
https://www.ars-edge.co.jp/
刃物の病院 グリーンパパ(アルス刃物の修理・メンテナンス)
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