【実録】地域おこし協力隊で就農した時の年間スケジュールと仕事内容を大公開!

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【実録】地域おこし協力隊で就農した時の年間スケジュールと仕事内容を大公開!

【実録】地域おこし協力隊で就農した時の年間スケジュールと仕事内容を大公開!
最終更新日:2020年04月07日

滋賀県で3年間「地域おこし協力隊」として就農していた、きしころです。地域おこし協力隊とは「都市部の若者の地方への移住・定住を図る取り組み」として総務省が創設した制度で、その隊員数は5000人を突破しています(2018年度、総務省調べ)。農業に関する募集も多く、地域おこし協力隊から就農を目指す人もいます。今回は僕の体験談から、地域おこし協力隊で就農する際の仕事内容や1日の流れをお伝えします。季節ごとで注力すべきことや学べることも違いますよ。

地域おこし協力隊で就農するメリット

農業をしようと思ったときに、地域おこし協力隊として就農するか、就農補助金をもらうかの選択肢がありました。しかし就農補助金をもらうとなると、細かい計画表などが必要になるので就農までに時間がかかってしまいます。僕は早めに就農したかったのもあり、細かい計画表が必要ではない地域おこし協力隊として就農しました。僕のようにあらかじめ細かく予定を立てて実行するより、実際にやりながら改善していくタイプの人は地域おこし協力隊が向いていると思います。
地域おこし協力隊は1日に約6〜8時間、週5日の勤務が義務付けられているところがほとんど。仕事内容や1日のスケジュールは毎日決まっているわけではなく、時期や地域によっても変わります。

【春・夏】スケジュール管理が肝! 計画力が鍛えられる

まずは春〜夏頃の地域おこし協力隊のスケジュールです。春から夏にかけては、ほぼ毎日農業を行っていました。どんなものをどのくらい作るのかは自分で決めることができるので、僕は最初にサツマイモを5000本植えたところ、あまりにも多すぎましたね。
僕の地域の勤務時間は月曜~金曜まで1日8時間勤務でした。休日はプライベートな時間にあてられるので、この時期は休日もがっつり農作業をしていました!

午前:畑耕し〜出荷

まず午前中に苗植え、収穫、出荷など、4時間の農作業。僕が就農したときはまず最初にサツマイモを植えました。いきなり5000本も植えてしまったので、苗植えも収穫もほとんどの作業において腰が痛くてめっちゃ辛かったですね。他にもショウガなどの作物も作りました。

5月ごろになると夏に向けて、夏野菜の準備をし始めます。

・パプリカ
・トマト
・オクラ
・ゴーヤー
・トウモロコシ
・ナス
・シシトウ
・トウガラシ

などたくさんの夏野菜にチャレンジ。例えばナスでも水ナス、長ナスなどいろいろな種類を作ってました。夏は通常時よりもさらに追加で畑を借りて野菜を作っていたので、当然のようにその分作業量も増えます。滋賀に遊びに来た友人に収穫などの作業を手伝ってもらう取り組みなどを使い、少しでも負担を減らそうと必死でした。

収穫した野菜でご飯を作っていたので、食費はさほどかかりませんでした。

午後:肥料やりや水まき、除草

午後は肥料やりや水まき、除草などを再び4時間。時期によっては午前と午後合わせた8時間全ての時間で除草をしたり、もしくはひたすら収穫のときもありました。

除草作業はどの野菜にもつきものですが、腰が痛くなるし、抜いたと思ったら数日後には再び生えてくるのでめっちゃ大変。とはいえ雑草を抜かないと栄養が野菜ではなく雑草に取られてしまうので、ひたすら抜く。除草にはかなり時間を取られましたね。

【秋・冬】空き時間を活用! 特技を生かして副収入も得る

次に秋〜冬にかけての地域おこし協力隊の1日のスケジュールです。農業は気温が下がるとできることがだいぶ限られてくるので、空いた時間にブログを使った情報発信を始めました。

午前:収穫〜出荷、冬場の野菜植え

秋や冬ももちろん農作業はします。例えば秋頃には2万個のニンニクを植えて育てたりしていましたね。ニンニクだとだいたい秋頃に植えて、春頃に収穫できます。

午後:情報発信で副収入

冬は雪の影響で農作業ができなかったりもするので、午後の時間に情報発信を行っていました。具体的にはTwitterなどのSNSやブログでの発信活動ですね。情報発信も一応勤務時間内の業務として認めてもらえました(これは地域によって認められないところもあります)。

地域おこし協力隊では、情報発信している人はほぼいないです。地域を盛り上げるための協力隊なのに。PCも使えない人が多かったので、僕のようにブログを書いている人は本当にまれだったと思います。農業のことや日々のことを記事に書いて発信していました。

副業はできない? オススメの雇用形態は?

地域おこし協力隊の雇用形態は大きく分けて2つあります。

・雇用関係あり(一般職非常勤職員)
・雇用関係なし(委託契約職員)

雇用関係ありの場合は地方公務員と同じ扱いになり、地方公務員法が適用されるので、副業が禁止されています。
地域おこし協力隊にはボーナスや昇給はないので、僕は雇用関係なしの契約にしました。最初にブログを趣味程度で始めましたが、続けているうちに収益も出るようになって収入の一部になりました。

まとめ

今回は僕が地域おこし協力隊で活動していたときのスケジュールを公開しました。僕の場合は基本的には一日中農業を行って、冬場は情報発信活動も行っていたというスケジュールですね。地域おこし協力隊の任務期間が終わった後に起業を考えている人は、業務と並行して起業の準備も進めた方がいいですね。

この他にも地域の行事がある際は行事優先で参加することも多々ありました。冬は狩猟も開始しましたし、地域によっては割と自由な活動が認められることもあるようです。

紹介したスケジュールはあくまでも僕の一例ですが、少しでも参考になればうれしいです!

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