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フードロスを減らすため6次産業化に挑戦! 成功のカギを握るのはイタリア生まれの調理器?

フードロスを減らすため6次産業化に挑戦! 成功のカギを握るのはイタリア生まれの調理器?

農産加工で収益アップ。期待が高まる6次産業化ですが、個人の農家が全てを手がけるのは容易なことではありません。そんな中、自前で加工所を建て自農園ブランドの商品を製造・販売する農家がありました。栃木県鹿沼市のトマト農家「丸福農園」です。農業はプロでも加工は初心者。挑戦を裏で支えたのは、イタリア生まれの万能調理器『クーボ』でした。そのポテンシャルはいかに?6次産業化の思いと共に伺ってきました。

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小さく始めて大きく育った丸福農園の6次産業化

年間日照量が多く園芸農業が盛んな栃木県鹿沼市。丸福農園はそこで年間9品種のトマトを栽培しています。糖度8度以上のフルーツトマト「福来茜(ふくあかね)」は、丸福農園ブランドの人気商品です。

エヌワイビー株式会社

園主の福田茂輝さんは、学校給食の残渣を利用した液肥で善玉菌を増やすなど、人間でいうところの腸内環境を整える菌活で良い土をつくり、太陽の恵みと清流の水を最大限に生かしてトマトを育てています。
そのトマトを使って、妻の結美さんが加工を担当。ジュース、ジャム、ケチャップ、ソースなどを商品化しています。小さく始めた事業から徐々に販路を広げ、農産物直売所、カフェ&スイーツ店、インターネットショップのほか、最近では商品詰め合わせが地元スーパーのギフトカタログや企業の株主優待品に採用されました。

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丸福農園の商品ラインナップ

「愛情をかけて育てた作物を自分の手で商品化できるのは6次化の一番の魅力です。農園の特色を打ち出すのは大変ですが、あれこれ試すことが楽しくて、おいしいものができるとすごくうれしいです」と、結美さんは話します。

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きっかけは廃棄の削減!「愛情を込めて育てたトマトを捨てたくない!」

6次化を始めたきっかけは、廃棄の削減でした。トマトは時に大量に実って収穫・出荷作業が追い付かないことがあります。二人には、「一生懸命愛情込めて育てたトマトの廃棄を減らしたい」という思いがありました。

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そんな折、2008年の集中豪雨による浸水でトマトの約半数が裂果。被害を受けたトマトをジュースに加工しようと考えましたが、県内にジュースを作れる加工所はありません。県外へ委託するには、生産量が少なく割高で、輸送コストの問題もありました。

そこで、鹿沼市商工会議所の紹介で、料理研究家にレシピを監修してもらい、県内の製菓店に製造委託してトマトジャムを商品化。地元のマルシェに出店しました。
「たくさんの人に『おいしい』と言ってもらえて、廃棄を減らせるのであれば、自分たちの手で加工しようと思うようになりました」と結美さんは振り返ります。
こうした経験から2012年、トマト畑の隣に待望の加工所を設置、本格的に6次産業化をスタートさせました。

タッチパネルで簡単操作!加工の幅を広げる万能調理器『クーボ』とは?

6次化は手探りのスタートでした。結美さんは、1人で思考錯誤しながら地域の6次産業化や商品開発の勉強会に参加。生産や事務の合間を縫って、レシピの開発に日々励んでいます。
「私一人でできるのは『クーボ』がいてくれるからです」と、結美さんが親しみを込めて紹介してくれたのは、イタリア・ロボクーボ社の万能調理器『クーボ』でした。カット・ミックスの基本機能に加えて、加熱・真空・加圧・冷却ができる多機能マシンです。

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『クーボ』。小ロット生産に適した15Lタイプ

当初は、粉砕機と回転釜(スチームケトル)を考えていましたが、茂輝さんが展示会で『クーボ』と出会って一目ぼれ。
「減圧釜の導入は、個人農家には敷居が高いと思っていました。しかし、少人数経営だからこそ、ある程度の自動化と性能が必要。この一台で、加工の幅がぐんと広がります」と茂輝さんは『クーボ』を選んだ理由を話してくれました。

減圧釜方式は、調理時間の短縮につながり、沸点が低く素材の風味、色、栄養が損なわれにくいため野菜・果物の加工に適しています。トマトジュースの加工では、トマト果汁を低温で煮詰めて凝縮させる作業を『クーボ』で自動化。その間、結美さんは持ち場を離れて、生産や事務作業に戻ることができて大助かりです。

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商品開発でも『クーボ』は頼れる存在。1レシピにつき7工程を保存してタッチパネルで呼び出すことができます。あらかじめインストールされたレシピを活用することも可能です。ブログラムによる自動調理は、商品として一定の品質を保つためにも役立っています。

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複数のレシピを登録。新商品の開発も日々進めているそうです

「一緒に頑張ってきた『クーボ』には、試作中のレシピもいくつか保存されています。納得のいく味ができたら本登録。新商品として発売する日が楽しみです。今後はこの経験を生かして、近所の生産者の加工をサポートしたり、みんなの生産物を集めてジュースをつくるのもありですよね」と、結美さんは温めていた抱負を笑顔で語ってくれました。

製品詳細はこちら

6次産業化で地域の農業を盛り上げたい

丸福農園では、地域の農商工連携事業にも取り組んできました。栃木県産にっこり梨やイチゴのゼリー、地元の養蜂園とコラボしたトマトジェラートなどで材料の一次加工を『クーボ』で担ってきました。今後は、地域の六次化を見据えています。

「一歩前に進んだ取り組みをしていきたいです。例えば、他の作物の生産者とコラボして一つの商品を作ることができたらおもしろいですね」と茂輝さん。素材を育てるところから商品づくりができるのは農家の強み。加工所が地域農業のブランディングの要になるかもしれません。

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ロボクーボ日本総代理店のエヌワイビーでは、製品の導入サポートとアフターフォローはもちろん、クーボの使い方に精通したインストラクターが商品開発の相談にも応じています。

「愛情をもって育てた青果物を加工することでより愛情が加わると感じました。ロボクーボ社の製品で6次産業化をお手伝いしていきたいです」と同社代表取締役の山﨑千弘さん。

導入を悩まれている方には国、自治体などの補助金、助成金を使っての導入する方も多いようです。自慢の作物で農産加工を始めたいと考えているなら、まずは一度、エヌワイビーに問い合わせてみてはいかがでしょう。

【取材協力】
丸福農園
栃木県鹿沼市上日向193
オンラインストアはこちらから

エヌワイビー株式会社

代表商品のトマトジュースは「福来茜(ふくあかね)」をベースに飲みやすい味です

【お問い合わせ】
株式会社エヌワイビー
長野県長野市アークス9番3号
製品に関するお問い合わせはこちらから

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