“セルトレイ灌注処理”と新規有効成分『ピラジフルミド』による効果と持続性
■セルトレイ灌注処理
地中に存在する菌核病は適温、適湿になるとキノコが生え、子のう胞子を発生し空気中に飛散します。それらが作物に侵入することで菌核病に感染。形成された菌核は作物の残渣(ざんさ)と共に地中に落下し、次の感染源になります。
『パレード20フロアブル』は、キャベツやレタス、白菜に定植前のセルトレイやペーパーポット灌注することで、有効成分が下葉を中心に作物全体へ移行し菌核病を予防。薬剤散布が困難なトンネル栽培にも使用することができます。
■新しい有効成分『ピラジフルミド』を配合
さまざまな病原体の細胞には、エネルギーを生産する細胞内組織「ミトコンドリア」が存在しています。有効成分『ピラジフルミド』は、最もエネルギー生産効率の高い電子伝達系に作用することでミトコンドリアの活動を停止。これにより病原体の細胞はエネルギーが生産できず死滅します。『パレード20フロアブル』は、灰色かび病、うどんこ病などの幅広い病害に対して、高い防除効果を発揮します。このほか、ペーパーポット苗に灌注を行うことで、ネギの難防除病害である黒腐菌核病の防除も可能となりました。
長期間持続により、ほ場での作業負担を軽減
『パレード20フロアブル』は菌核病に対し、約30日間効果が持続。セルトレイやペーパーポットにジョウロまたは動噴で処理できるため、ほ場での散布作業が軽減されます。また、優れた防除効果と高い作物安全性を示す『パレード20フロアブル』は、天敵、有用昆虫に対する安全性が極めて高い薬剤です。
作物を病害から守り、豊な収穫へー。『パレード20フロアブル』で、省力&経済的な防除対策を行ってみてはいかがでしょうか。
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