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120万都市の広島市で、農業を始めませんか? スムーズな新規就農をサポートします。

120万都市の広島市で、農業を始めませんか? スムーズな新規就農をサポートします。

中国地方の中心的な都市である広島市は、瀬戸内海特有の温暖な気候と消費地が近いという都市近郊農業の利点を生かし、野菜の栽培が盛んです。広島市では1997年から新規就農を支援する『“ひろしま活力農業”経営者育成研修』に取り組んでおり、今回、その修了生で、広島市安佐北区白木町で『UNE FARM』を経営する就農4年目の宇根大貴さん(30)を訪ね、農業を仕事に選んだ経緯や、研修制度のメリットについて話を聞きました。

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就農予定地を確保した上で研修がスタート

『UNE FARM』は、広島市の中心部から車で約1時間、県道沿いの70aの敷地に並ぶ農業用ハウス11棟で、コマツナやミズナ、広島菜、ホウレンソウなどの葉物野菜の栽培を中心に営農しています。

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就農4年目の宇根さん

宇根さんは、広島市西区の出身で、実家は農家ではありません。環境問題に興味をもって東京の大学に進学し、自分自身の価値観を模索する中で「農業の仕事は大切だと思うに至った」と話します。

「自分が農業をやるのはハードルが高いようなイメージがあり、農業の研究者を目指した時期もありました。地元に戻って広島県立農業技術大学校で学んでいるときに、先輩から広島市の『“ひろしま活力農業”経営者育成研修』のことを聞き、よし自分も挑戦してみようと考え応募しました。研修のスタート時にはすでに就農予定地が決まっていて、将来像がイメージできる点に大きな魅力を感じました」と、これまでの経緯を話す宇根さん。

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公益財団法人広島市農林水産振興センター

研修期間は1年8カ月。最初の1年間は、公益財団法人広島市農林水産振興センター(以下 センター)の圃場や広島市内の先進農家などで基礎研修を受け、2年目は農業経営のシミュレーションとして、就農予定地で自分で作成する生産計画に基づいた栽培実習を経験します。

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基礎研修の様子

「研修期間中は、農地の地代や農業用ハウスなどのリース料をセンターが負担してくれることも、新規就農する上でハードルがグッと下がる、ありがたいポイントでした。また、就農までセンターや市、JAの担当者が連携してサポートしてくれるので安心感がありました。研修中に指導員の方に言われた『初心を忘れずに』という言葉は、今でもずっと胸に刻んでいます。また、修了生の先輩方から、たくさんのアドバイスをもらえたのもプラスになっています。今は私が後輩たちに自分の経験したことを伝えていく立場になっています。そうやっていろいろなつながりを大切にし、みんなで良くなっていけたらいいですね」と、同研修を振り返る宇根さん。

ゼロからの就農を支えて23年

宇根さんの就農は2017年12月。「1年目は、野菜の栽培と事務仕事の両立に体が慣れるのに時間が掛かりましたね…。2年目からはそのペースもつかめ、市場に出荷する量も順調に伸び、手ごたえを感じるようになりました」と宇根さん。

19期生として『“ひろしま活力農業”経営者育成研修』を受けた宇根さんが、「とてもよい経験になった」と振り返るのは、先進農家での研修です。

「2カ所のベテラン農家さんの農場で研修を受けたのですが、それぞれの経営方針や農業に対する考え方に触れられたことは、現在自分が経営を行っていく上で大いに役立っています」と宇根さん。

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ナスの栽培もスタート

「当初、私は単一品目を大量出荷する方針でやっていましたが、今は市場の動向を見ながら、いくつかの品目を取り入れた経営へと転換しつつあります。ハウスでビーツを作ってみたり、新たに15aの畑を借りて露地でナスを作ったりとチャレンジしています。販路も市場出荷だけでなく、カット野菜の会社や県内のスーパーマーケットへの直販など、徐々に広げています」と話す顔は日に焼けて精悍さが漂います。

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広島市の林さん(左)、宇根さん(中)、センターの増谷さん(右)

「“ひろしま活力農業”の修了生のグループもあるんです」と話すのは、センターで研修を担当する増谷さん。

「『“ひろしま活力農業”経営者育成研修』は、スタートして23年が経ち、これまでに43名の方が就農しています。10年目の定着率は87%で、就農者の平均売上高は1400万円という実績です。この研修の特徴は、農地もない、技術も経験もない…というゼロからの就農希望者の支援策をひとつのパッケージとして行なっているところです」と増谷さん。

「一昨年からは『定住」に関するサポート行なっています。静岡、奈良、福岡など、Iターンで移住する研修生も増えており、中には家族で転居されるケースも出ています」と話すのは、広島市地域活性推進課の林さん。

研修体験などに個別で対応します。

「『農業を通じて、地域を活性化させたい!』と考える方に来ていただきたい」と話す増谷さんと林さん。

「宇根さんのところもそうですが、就農にあわせて地域に雇用が生まれます。また、消防団などの地域活動に積極的に取り組んでいる修了生もたくさんいます。ぜひ、そうやって地域を盛り上げていただければ嬉しいですね。私たちも親身になって就農地の確保や定住のサポートを行います」と笑顔で話します。

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コマツナの出荷時には地域のパートさんに助けられています

現在、就農を考えている方へのメッセージを伺うと、「まずは、体験することが一番だと思います。だから、農業をやったことはないけど、興味はあるという方には実際に農業を体験してみることをお勧めします。いざやってみると、やる気さえあれば、やり続けることは苦じゃないと思うんです。まずは汗をかいて農作業をやってみる…そこがスタート地点ではないでしょうか」と宇根さん。

増谷さんも「研修を通して夢を実現してほしい」と、まだ見ぬ研修生にエールを送ります。

現在、広島市では2021年4月からスタートする第24期の研修生を募集しています。申込書の締め切りは2020年11月20日(消印有効)まで。申込書はセンターをはじめ市役所・各区役所に設置してあるほか、以下のURLからもダウンロードが可能です。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年はセミナーや見学会を開催していませんが、見学や体験の相談など、興味がある方には個別で対応しています。興味のある方は、まずは問い合わせてみてはいかがでしょうか?

▼パンフレット(PDF)はこちら▼
http://www.haff.city.hiroshima.jp/syunojoho/20200717081921.pdf

▼申込書(PDF)はこちら▼
http://www.haff.city.hiroshima.jp/syunojoho/202007katu.pdf

▼センター詳細はこちら▼
http://www.haff.city.hiroshima.jp/index.php

◇お問い合わせ

公益財団法人広島市農林水産振興センター
農業担い手育成課 担い手育成係

〒739-1751広島市安佐北区深川八丁目30番12号
TEL:082-842-4421
FAX:082-845-4350
E-mail:ninaite@haff.city.hiroshima.jp

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