部屋で育てるなら、栄養価の高いものを! マンジェリコンってなんだ?
だいぶ充実してきた感のある窓際菜園ですが、せっかくなら食べておいしいものをと前回紹介した「食べられる多肉植物」のグラパラリーフの他にバジル、ミントなどの植物を育てています。
で、せっかく食べるなら「栄養価の高いもの」がいいよねと思ったのです(多少マズくても)。
「体に良いことしてる感」欲しいじゃないですか(多少、マズくても)。
そこで見つけたのがマンジェリコンというハーブ。
「沖縄のおばーも飲んでる」
ってなんてパワーワード!
そう言われると無条件に「体にいいんじゃね?」と思ってしまうのは僕だけですか、そうですか。
ということで、マンジェリコンの苗をネット通販で注文してみました。
届いて、ふと冷静になったワタクシ。
「本当に体にいいのか?」
と思い、軽い気持ちでgoogle検索をすると……
マンジェリコンとポルトジンユ、そして混乱。
「マンジェリコン」を調べると「ポルトジンユ」という似たものが存在しているということがわかりました。
さらには
- マンジェリコンとポルトジンユは同じもの説
- 違うもの説
が入り乱れているではありませんか。
完全に混乱しました。
どちらも沖縄に自生しているようですが、元々はアフリカやインド、中南米などが原産と言われています。
なぜこの2つが混同されるようになったのか、今となっては知る由もありません。
不確かな情報ばかりを手に入れても余計に混乱するだけなので、販売元のサイトを再度確認しました。
すると、以下のような記述が。
—
マンジェリコン(ブラジル原産)とこちらの沖縄マンジェリコン(アフリカ原産)の違いについてですが、両品種は学名も原産地も異なります。
沖縄地方では、このプレクトランサスをマンジェリコンと呼ぶことから、当店では「沖縄マンジェリコン」として販売しております。生産者はどちらも「マンジェリコン」として取り扱っておりますが、別名「ポルトジンユ」とも呼ばれる品種です。
(花ひろばオンライン株式会社 楽天市場店 マンジェリコンのページより引用)
—
ワタクシが買ったのはこのお店で言う
「沖縄マンジェリコン」=「ポルトジンユ」
であることがわかりました。
学名は、Plectranthus ornatus(プレクトランサスオルナツス)とのこと。
「マンジェリコン」や「ポルトジンユ」などいろいろ呼ばれていますが、今回僕が購入したのは「プレクトランサスオルナツス」であることは確か!
あー、すっきりした。
胸のつかえがとれた感じ。
以下、記事内ではこの植物の表記を販売元にならい「沖縄マンジェリコン(ポルトジンユ)」といたします。
沖縄マンジェリコン(ポルトジンユ)の栽培方法
沖縄マンジェリコン(ポルトジンユ)の栽培方法や注意点を確認しておきます。
沖縄マンジェリコン(ポルトジンユ)×日当たり
原産がアフリカで、沖縄で繁殖しているということなのですこぶる暑さに強そうです。
窓際よりも、より日の当たるベランダの方が本当はいいのかしら。
沖縄マンジェリコン(ポルトジンユ)×水&肥料
乾燥には強めです。
春から秋の生育期には、土が乾いたらたっぷり。
冬は少なめで。
肥料も少なくてOK。
生育期に2週間に1度ほど、薄めた液肥を。
沖縄マンジェリコン(ポルトジンユ)×注意点
耐寒性が低いので、寒さに弱いです。
目安として、10度から5度以下になると枯れる恐れがあるそう。
東京だと、室内でもやばい、かも?
沖縄マンジェリコン(ポルトジンユ)を育ててみた
実際に、沖縄マンジェリコン(ポルトジンユ)を育ててみました。
まずは、恒例のヤシガラ植え替えです。
こちらがヤシガラに植え替えて3週間後。
これ、わかりにくいんですが倍以上になってるんです。
そしてこの沖縄マンジェリコン(ポルトジンユ)ですが、
全く手がかかりません。
蚊連草に引き続き、全く手がかかりません。
ワタクシはゴリゴリのズボラアラフォー主夫なので、手がかからないだけでプラス評価です。
沖縄マンジェリコン(ポルトジンユ)を飲んでみた
沖縄のおばあがお茶にして飲んでいるということなので、飲んでみました。
…
……
………
うん
きびしい
青臭さもあり、苦いです。
でも、こういう苦いものが体にいいと脊髄(せきずい)反射で感じてしまうのは僕だけですか。そうですか。
栄養価については確実と言える資料が得られなかったのですが、販売元のサイトにはカリウムをはじめとしたミネラルが豊富と書かれていました。体にいいといいな~。
沖縄マンジェリコン(ポルトジンユ)は育てやすいし体にも良さそうな雰囲気はある
思いがけず出会うことになった沖縄マンジェリコン(ポルトジンユ)ですが、個人的なポイントは育てやすさです。
さらに丸っこくて可愛らしい葉っぱは見た目もよく、かつ気が向いた時に摘んでお茶を飲めば栄養をとれた気になるので、窓際菜園に向いていると言ってもいいかもしれません。
こんな出会いもいいものですね!
アラフォー主夫の窓際菜園、次回もお楽しみに!