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農山村型マルチワークが移住成功の秘訣! 富山県朝日町があなたの理想の田舎暮らしを全力でサポート

農山村型マルチワークが移住成功の秘訣! 富山県朝日町があなたの理想の田舎暮らしを全力でサポート

都市部から地方へと移住し、地域の人とともに働きながら新たな人生を歩み始める地域おこし協力隊。しかし、中には任期終了後のライフプランや目標が見えず、定住に結びつかないケースも少なくありません。そんな中、初めての就農から任期後の起業までトータルでサポートしているのが富山県下新川郡朝日町です。静岡県から同町へ移住し、“農山村型マルチワーク”に挑戦する服部大介さん・彩子さんご夫妻にお話を伺いました。

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未経験でも就農できる朝日町独自の支援制度が移住の決め手

服部大介さん・彩子さん夫妻が朝日町に移住したのは2016年4月。製造業の夜勤の仕事で深刻なストレスを抱えていた大介さんが、転職ではなく移住を選んだ背景には、複雑な思いがあったようです。

「学校を卒業して、最初は販売業の仕事をしていたのですが、業績が傾き転職。製造業の仕事に就きましたが、職場環境は決して良くなく、その状況を変えたい、変えたい、と思っていました」と大介さん。いろいろと学ぶ中、「1つの企業に人生を丸ごと委ねてしまえば、自分で選べる選択肢が極めて少なくなり、運よく環境の良い企業に入った人しか幸せになれない」と教わったそうです。

「それで、特定の企業に依存せずに少しずつでも自分で稼げるようになっていけたら幸せになれるのではないかと思い、農山村地域への移住を考えました」(大介さん)

静岡が地元の彩子さんにとっては、住み慣れた静岡を離れることは大きな決断。しかし、二人で移住の情報を調べ、日本各地へ下見に行くうちに、大介さんよりも移住への思いは強くなったといいます。最終的に富山県朝日町への移住を決めたのは、県内のNPO法人が主催する農業体験イベントに参加した時の町の人の優しさ、そして、農業未経験でも農業のノウハウをゼロから学んで就農できる朝日町独自の手厚いサポート制度に魅力を感じたからでした。

残雪の北アルプスを背景に、舟川沿いの桜並木、チューリップ、菜の花が一斉に咲き誇る風景は、『あさひ舟川「春の四重奏」』と名付けられ地元住民の癒しとなっている

「私の場合、最初から農業にすごく興味があったのかというと、そうではありません。ただ、一般の企業に勤めるのなら、それまでの生活とそう変わりません。農業は自分で物を作って稼いでいける仕事なので、やってみたいと思いました」(大介さん)

朝日町では、2020年4月から農業研修奨励金として月額報酬に毎月3万円を上乗せして支給するほか、新たに建設した就農者向けの研修宿泊施設を住居として提供したり、活動に使用する車両を町が無償で貸与しています。

移住後、服部さんは町で紹介された一軒家に住み、徒歩でも通えるほどの距離にある近隣の「農事組合法人ハイテック大家庄」に勤め、あらゆる農作業をコツコツと習得。高齢化が進むこの地域では、服部さんのような若手の人材は貴重な存在です。

ハイテック大家庄では、社員2名とパート勤務3名で約32haの田畑にコシヒカリと大豆、麦、ネギ、小松菜などを栽培。稲刈りなどの繁忙期には地域の農家も一緒に作業を行う

事務局長を務める弓野久和さんは、
「受け入れ当初は、やっぱり心配もあったね。農業は体でコツを覚えるようなこともたくさんあるけど、服部さんはあっという間にできるようになった。何でも一生懸命に頑張って、飯も食いに行かんと暗くなるまで熱心に草刈りをしている日もあるしねぇ」と、服部さんの働きぶりに太鼓判を押します。

「作業が一段落すると、みんなで一杯飲むのが楽しみ」と話す弓野さん(写真右)。服部さんもお酒が好きで、移住後は晩酌が1日の終わりの楽しみ

「いずれはハイテック大家庄を背負ってもらえたら…」と弓野さんが期待するほど服部さんへの信頼は厚かったのですが、任期終了が近づくにつれて服部さんには新たな目標が見え始めました。

「そのまま米づくりに携わるという選択肢も確かにありました。しかし、少しずつでも自分の手で売れる物を作って生活していきたいと思っていたので、小さく始められてある程度稼げる仕事は何だろうとこちらに来てからずっと考えていました」

地域全体のサポートを受け、養蜂で起業

1年ほど考えた結果、服部さんが出した答えは養蜂。養蜂は効率化が難しく、大手の新規参入の心配が少ないこと、国産のハチミツは値段が高くても需要が高いこと、特別な貯蔵施設を必要とせずに常温で3年ほど保管できることから、個人でも始めやすいと考えました。

服部さんの養蜂にかける想いを知った弓野さんは、
「ハイテックでこのまま働いてくれたら退職金も出るのに…とも思ったけど、服部さんの夢も応援してやらんとな」と笑い、常勤からパート勤務への切り替えを快諾しました。

養蜂を始めるにあたって、用意したのは巣箱、ネット付きの帽子や作業着、燻煙器などの専用の道具、そして繁殖力旺盛な種蜂。朝日町では、任期終了後に起業する場合、起業支援事業補助として上限100万円を補助する支援制度があります。養蜂に使う土地も町の人たちの理解と協力を得て無事に見つけることができました。

1枠で約2000匹のハチが密集。ハチに余計なストレスを与えないようにやさしく、丁寧に育てていく

手探りで始めた養蜂でしたが、今では収穫量も増え、今年はすでに50kgのハチミツを収穫。瓶詰めにしてラベルを貼り、町のお菓子屋さんやカフェなどに置かせてもらうと、たちまち口コミで評判となり、今では入荷してすぐに完売してしまうほどの町の人気商品へと成長しました。

「こだわりは、非加熱で無添加の純粋ハチミツ。非加熱だとハチミツ本来のミネラルや香りが損なわれません。購入していただいたお客様の口コミやプレゼントなどでじわじわと知られるようになり、ありがたいですね」

今は、作れば作った分だけ売れてしまう嬉しい状況ではあるものの、大規模化は目指していないといいます。
「一人で無理のなく安定的に続けていきたいです。今は、町のお店や施設に置かせてもらうとすぐに売れてしまいますが、これから採れる量が増えていけば個人でネット通販などにも挑戦していきたい。夏場はどうしても収穫量が少なくなるので、蜜源となる植物や木を周りに植えたりできたら、とは思っています」と話す服部さん。
その言葉から多くを望まず、自分の手で切り拓いた仕事と生き方、今の暮らしに対する満ち足りた気持ちが垣間見えます。

丹精込めて作られたハチミツは、町内のカフェやお菓子屋さん、町の複合施設などで購入できる

「移住者は、少しモジモジしているくらいでちょうど良い」

農山村地域への移住、未経験での就農、そして起業を実現し、思い描いた未来に着々と近づいている服部さんに移住成功の秘訣を訊ねると、
「最初から無理しすぎないほうがいいかもしれないです。自分から前へ前へと出ていくと逆に引かれるかもしれません。無理して明るく前に出て行かなくても、真面目に働いて少しモジモジしているくらいがちょうど良いのではないでしょうか。もちろん、人並み程度に義理堅く誠実であることは大事。真面目にコツコツやっていこうという気持ちさえあれば、朝日町には協力してくださる方が大勢います」(大介さん)

「町内の草刈りや運動会などの行事への参加は大事ですね。朝日町の人はみなさん親切で外で作業していると草を刈ってくださったり、採れたての野菜や柿を届けてくださったりして、何かと気にかけてもらっています。それもこれも大介さんが地域で農業を頑張っているおかげ。子どもの成長を地域で見守ってくださる感じもありがたいです」(彩子さん)

猫を飼う生活が憧れだった服部さん夫妻。一軒家の広い家に家族3人と猫の“うし太郎”と暮らす日々

ありのままの自分で新生活を始め、自らの手で売れる物を作って稼ぐ夢をかなえた服部さんの名刺には、“農山村型マルチワークへの挑戦”と書かれています。農事組合での仕事と養蜂の両立に加えて、今後は育てたサツマイモを「壺焼き芋」にして移動販売する新たな取り組みも検討中とのこと。夫婦二人三脚で地域に根を張り、自分の仕事を創る服部さんの挑戦はまだ始まったばかりです。

朝日町の地域おこし協力隊募集中!

朝日町では、2021年度の地域おこし協力隊として朝日町に定住し、独立や農業法人等への就農を目指す農業研修生を募集しています。月額報酬のほか、住居や車の無償貸与といった支援も充実。

2020年4月には朝日町新規就農者等研修宿泊施設(通称「あさひ農学舎」)を開設。地元農業団体の運営のもと、実践的な実地研修が受けられます。基礎的な農業に関する知識の習得はもちろん、一人ひとりの目標に沿って研修の企画を行うなど、農業研修生の独立や農業法人等への就農に向けてサポートします。

あなたの理想の田舎暮らしを、朝日町でかなえてみませんか。

お問い合わせ

富山県朝日町役場 農林水産課
〒939-0793 富山県下新川郡朝日町道下1133番地
TEL:0765-83-1100
FAX:0765-83-1109
E-mail:nousui@int.town.asahi.toyama.jp
募集内容の詳細はこちら

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