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1.富山県ってどんなところ?

日本列島の南北ほぼ中心、本州の中央北部に位置する富山県は、東・南・西の三方を山々にかこまれ、富山湾を抱くように平野が広がっています。3000メートル級の北アルプス立山連峰から、水深1000メートルを超える富山湾に至るまでの高低差は4000メートル。天然の巨大ダムともいえる山々からは一年を通じて豊富に水が湧き、1級河川の黒部川、常願寺川、神通川、庄川、小矢部川など多くの川となって流れ、豊かな自然を育んでいます。
県の気候は日本海側気候で、冬は北西の季節風が大雪をもたらします。年間降水量は多く、平野部で2300ミリ、最も多い山岳部では4000ミリに達します。また、日照時間は年間1600時間と全国最少で、特に冬は少なくなります。

富山県基本データ
総面積 4,247.58km2 全国33位
総人口(※) 1,047,713人 全国37位

※ 2021年1月1日時点(住民基本台帳より)

富山県イメージ
黒部ダム

2.富山県の農業の現状は?

気候風土と豊かな水に恵まれて古くから米づくりを主体に農業が発展してきた富山県。全耕地面積のうち水田が占める割合が2020年は95.4%に上り、これは全都道府県の平均63.3%を大きく上回る第1位です。米の産出額は434億円(全国12位)で、県の農業産出額の629億円(全国39位)のうち約7割を占めています。
一方で畑の耕地面積は全国で最も少なく、野菜の産出額は全国47位です。県では2010年から農協が中心となり、大規模園芸産地の育成のため「1億円産地づくり」として、のべ22品目を戦略品目に選定して生産量拡大に向けて取り組んでいます。


富山県農産物分布図
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富山県農産物分布図

3.富山県の代表的な農産物は?

米づくりが強い富山県ではコシヒカリを中心に、県で育成したオリジナル米の「てんたかく」「てんこもり」「富富富(ふふふ)」などを生産しています。また、水田農業の基幹作物の一つである六条大麦などの生産も盛んです。全国トップの生産量を誇るハトムギでは「はとむぎ茶」の製造や、美肌効果などに着目した高付加価値な商品の開発といった取り組みも見られます。
その他、野菜では水田の転作作物としてネギやタマネギに力を入れています。ネギは「富山しろねぎ」として出荷されており、県を代表する作物の一つです。
全国的に有名なチューリップは水田の裏作として生産されるようになり、2019年の球根の生産量は全国一です。また、生産だけでなく県では品種開発にも取り組み、これまでに37品種を発表しています。


富山県農産物グラフ
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富山県農産物グラフ

4.富山県の就農状況は?

富山県の近年の新規就農者数は年間60人以上となっており、2019年は63人でした。県では知識・技術の習得など定着に向けた支援として「とやま農業未来カレッジ」を開設しています。これは就農前に1年間、基本的な知識や実践的な技術を学ぶ講座で、県内の先進農家などを訪れ、経営ノウハウや失敗談、今後のビジョンなどについて話せるカリキュラムもあります。2019年には「ICT活用による環境制御型園芸ハウス」を整備し、「ICT園芸講座」を開くなどスマート農業研修の充実を図っています。
また、農業法人への就職希望者には、情報提供や体験研修などを通して納得できる就職を支援しています。


富山県農業就業者数
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富山県農業就業者数